トマ@トマ
劇場公開日:2002年1月19日
解説
8年間引きこもり生活を送る主人公トマ・トマが、運命の恋人を見つけるまでの、近未来バーチャル・ロマンティック・ムービー。監督は本作が映画長編デビュー作となるピエール・ポール・ランデル。6分間のアニメ場面を担当したのは、「ぼくのバラ色の人生」のステュディオ・スパークス。スクリーンに顔の映らない主人公トマ役に、舞台俳優ブノワ・ヴェレール。出演は「リュシアン 赤い小人」のイヴァン・ル・モワーヌほか。
2000年製作/97分/ベルギー・フランス合作
原題または英題:Thomas est amoureux
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:2002年1月19日
ストーリー
200*年、近未来。地球上の何処か。トマ(ブノワ・ヴェレール)は広場恐怖症という病のため、8年間誰とも会わず暮らし、コンピューターを使ったテレビ電話で人とコンタクトを取る。彼の生活と心の健康を管理しているのは、保険会社グローバル社。ある日、グローバル社は「マダムゾエの館」から、訓練された娼婦の無償提供を受けられるという治療プログラムを提案。トマの担当を外された担当医ジロン(フレデリック・トパール)もまた、流行の出会い系クラブ「ハートクラブ」に勝手にトマを登録。トマは「マダムゾエの館」で知り合ったエヴァ(エラン・ヤイ)にコンピューター上でのサイバー・セックスを求め断られる。「ハートクラブ」で知り合ったメロディ(マガリ・パンロー)は、トマの要求を1度は受け入れるが、やっぱり交際を打ち切る。落ち込んだトマは再びエヴァに連絡。実はエヴァは罪を犯したため、刑罰として娼婦をさせられていた。いつも監視されている身のエヴァは、患者であるトマとの交際を禁止されている。それでもエヴァに恋をしたトマの熱意に負け、公園で会おうと誘う。8年間も外に出ていないトマは迷いに迷い、ついに部屋の外に出たのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピエール=ポール・ランデル
- 脚本
- フィリップ・ブラスバン
- 製作
- ディアナ・エルボーム
- 撮影
- ヴィルジニー・サン=マルタン
- 美術
- ピエール・ジエルボー
- 音楽
- イゴール・ステルピン
- 編集
- エウィン・リッケール
- 衣装デザイン
- アンヌ・フルニエ
- メイクアップ
- マビ・アンザローヌ
- フロランス・トネ
- アニメーション
- スパークス