ABCアフリカ

劇場公開日:

解説

アフリカのウガンダで、孤児やエイズに母子感染した子供たちの実態をとらえたドキュメンタリー。監督・編集は「風が吹くまま」のアッバス・キアロスタミ。UWESO(ウガンダ孤児救済のための女性運動)というグループが取材を受けている。

2001年製作/84分/イラン
原題または英題:ABC Africa
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2002年1月12日

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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映画レビュー

4.5人生は続く

2021年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2000年から2001年にかけて撮影されたと字幕に出るが、ドキュメンタリー映画であるこの映画でその当時にことを踏まえてレビューを書くのは難しい。国連の要請である。そして、エイズも現在は治療可能な病になっているし、旧イギリス領ウガンダのカンパラもっと変化していると思う。

その中でオーストリアの夫婦にもらわれた二歳ぐらいの女の子がどうなっているか知りたい。もうすでに二十歳をすぎている。この夫婦は良さそうな人たちで、もらわれた子供にも理解があるだろうと思う。この子はすでにカンパラに戻って、自分の原点を見つめ直したかもしれない。この当時、このような里親制度が法律化されていたのか全く知らない。私の学校の英語の独身の先生が、中国からの女の孤児を受け入れた。その女の子が当校に通ったので知っているが、家庭環境の影響で、この血はつながらないが、親子は性格がそっくりだと思った。

土地の運転手(?かどうか忘れた)がキアロスタミ監督に、明日雨が降ると言ったと言っていたら夜雨が降り出し、雷になって行った。地球温暖化のなか、最近はもっと大雨になって大切な土が流され、部屋の中も水浸しになるだろう。

キアロスタミ監督が、電気がないから日が暮れたら真っ暗で何もできないし、気候によって左右されるだろうと。動くこともできないとか言っているけど、土地の人は慣れているもので、これに疑問も持たず、生きているのかもしれないと思った。ただ、エイズという疫病が現在、死に至る病気でないことが救われたと思う。
しかし、世の中に、世界に、何があっても、人生は続いていくと思った。

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