ボクと空と麦畑

劇場公開日:

解説

工業街で暮らすナイーヴな少年の心を詩情豊かに綴った作品。監督・脚本は長編デビューとなるリン・ラムジー。製作はギャヴィン・エマソン。撮影はアルウィン・カックラー。音楽は「バガー・ヴァンスの伝説」のレイチェル・ポートマン。出演は「グラディエーター」のトミー・フラナガン、本作が映画デビューとなるマンディー・マシューズ、ウィリアム・イーディー、リアン・マレン、監督の実姪であるリン・ラムジー・ジュニアほか。1999年シカゴ国際映画祭最優秀監督賞、同年エジンバラ映画祭最優秀新人監督賞、同年ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード最優秀監督賞、2000年英国アカデミー賞最優秀新人賞ほか受賞。

1999年製作/93分/イギリス
原題:Ratcatcher
配給:オンリー・ハーツ=日本トラステック
劇場公開日:2001年3月31日

ストーリー

70年代、スコットランドの工業都市グラスゴー。街は処理場のストライキで回収されないゴミの悪臭が漂っている。そんな街の団地で家族と暮らす12歳の少年ジェイムズ(ウィリアム・イーディー)は、ある日、一緒に遊んでいた友人ライアン(トマス・マクタガート)が溺死してしまったことで、大きな罪悪感を抱き始める。父(トミー・フラナガン)や母(マンディー・マシューズ)、しっかり者の姉やおしゃまな妹(リン・ラムジー・ジュニア)ら、好きなはずの家族たちにもどこか距離を感じ、暗くふさぎ込む彼の心の拠り所となったのは、2つ年上の少女マーガレット・アン(リアン・マレン)だった。また、おしゃべりで動物好きのケニー(ジョン・ミラー)とも友情を深め、ジェイムズの心は少しずつ穏やかになっていく。そしてそんな彼が最も解放感を感じる場所が、姉を追い掛けていて偶然見つけた、果てしなく青空と麦畑が広がる郊外だった。しかしある日、ジェイムズを再び激しい衝撃が襲う。マーガレットが、マット・モンロー(クレイグ・ボーナー)らの不良グループにもて遊ばれているのを目撃してしまったのだ。やり場のない感情を抱えたジェイムズは、全てを解放してくれるあの郊外へ走り出すのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0暗さがいい

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy
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