「人種差別を超えて「達成に対する信念」が創り出す団結力」タイタンズを忘れない 中野祐治さんの映画レビュー(感想・評価)
人種差別を超えて「達成に対する信念」が創り出す団結力
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高校アメリカンフットボールチームで起こった人種差別の壁を様々な葛藤がありながらも、乗り越えることが出来た奇跡の実話を基に描いた感動作
日本で生きていく分には見えてこない人種差別の壁ですが、様々な映画で描かれていることだったり、海外の歴史を学んでいく中では歴然として起こっていた事実。
その中でも、ここでは1970年代のアメリカ南部での物語が描かれていました。
異なる人種の選手がお互いに「人種」ではなく、「1人の人」として関わっていく中で、一つのチームとなっていく過程は、スポーツの枠を超えて社会的テーマを深く掘り下げた力強い映画となっていました!
ヘルマン・ブーン監督は厳しい環境の中で異なる背景を持つ選手たちをまとめ上げます。
同じ目標を目指し、激しい練習や衝突、そして共通の目標を通じて、
チームは次第に「人種の違い」を超えた絆を築いていきます。
人種問題という普遍的なテーマを扱うこの物語ですが、人として1人1人関わることで、壁がなくなり、時代を超えて読まれるベストセラーのような重みと普遍性を感じます。
「達成に対する信念」への力が人種差別を超える団結力を創り出したのではないかと
個人的には考えさせられました。
人との関わりを深く考えさせられる本作品!
仕事には人間関係が不可欠です。
ぜひ多くの方々の目に触れてほしいと感じます!
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