わんぱく戦争

劇場公開日:

わんぱく戦争

解説

美しい自然が広がる南フランスの田舎を舞台に、隣接する2つの村の子どもたちが繰り広げる抗争を軽快なタッチで描き、当時のフランス社会を風刺した名作コメディ。フランスの国民的作家ルイ・ペルゴーの小説「ボタン戦争」をもとに、舞台俳優出身のイブ・ロベールがメガホンをとり、「禁じられた遊び」の原作者フランソワ・ボワイエと共同で脚色を手がけた。隣り合った村ロンジュヴェルヌとヴェルランの子どもたちは、いつも対立していた。それぞれの大将はルブラックとラズテックで、両者は村の境界にある砂地の原っぱで戦い、勝った方は戦利品として相手の服のボタンを手に入れる。敗北してボタンを奪われたルブラックは、家に帰ると親からきつく叱られてしまう。今度こそ無傷で勝ちたい彼は、ある妙案を思いつく。世界中で大ヒットを記録し、日本でも1963年に公開され劇中曲「わんぱくマーチ」とあわせて人気を博した。製作から60周年を記念し、2021年8月にデジタルリマスター版でリバイバル公開。

1961年製作/94分/PG12/フランス
原題または英題:La guerre des boutons
配給:ユナイテッドエンタテインメント
劇場公開日:2021年8月6日

その他の公開日:1963年3月13日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1962 ZAZI FILMS

映画レビュー

3.0わんぱく小僧どもの無邪気な演技に思わずニヤリ!!

2021年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ウィキペヂアには「あばれはっちゃく」のフランス版なるコメントがあるが、こちらの作品の方が古いのでは!?
まあ、それはさておき、主役を含む子役の大半が演技経験が無いというのが信じられないくらい、わんぱく小僧どもの無邪気な演技にはニヤリとさせられた。
劇中曲の「わんぱくマーチ」も思わず口ずさんでしまいたくなるくらい有名な曲であり、こうしたクラッシック作品のリマスターが再編されるのは、本当に喜ばしい事だと思うのだが・・・・・・!!

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ナオック

4.0吹替版を観に行って大正解

2021年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

念願叶ってスクリーンで観られました。
その時は画質イマイチで。
今回のデジタルリマスターの美しさは感激もの。

有名なセリフ、「嫌んなっちゃう、来なきゃよかったよ」("si j'aurais su, j'aurais pas v'nu")は、何回聞いても最高ですな。

このセリフの主/ちびジビュスを、エミリー・オスメントの吹替や、アニメ『焼きたて!!ジャぱん』和馬、二代目:野原しんのすけの小林由美子さんが当てていて、魅力倍増。
わざわざ吹替版を観に行って大正解でした。
吹替版が有楽町で朝の1回しかやってないのはもったいない。

なかなか過激な内容で、子供のする大人の真似=酒と煙草と戦争という、冷戦下にあった1960年代頭のフランスの世相があちこちに滲み出つつ。
家具や家電、コンバインなども個人的には見所のひとつ。
(原作『ボタン戦争』では、作者の子供時代を描いたはずだからもっと昔だろうけれども)

動物虐待に親の過剰な子供への暴力、子供たちの全裸、暴力(戦争)のエスカレートなど、今だと撮れなさそうな気もするシーンが満載(10年くらい前にリメイクがあったみたいだけど)。
それでいて、微笑ましく見られるのは、根底に子供ならではの無邪気さと、本当の意味で憎しみ合ってるわけじゃないシーンの多さかなと。
うさぎのために一時休戦ってくだりは大好きです。

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コージィ日本犬

4.0大人の世界の縮図。

2021年8月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

それとも子供の世界が大人につながるのか。隣り村同士のけんか、というか戦術練った闘い、民主主義やらスパイ行為やら、ほぼ大人な世界。ただ、それでもやっぱり子供達は純真なんだなー、と痛感させられる。この作品、世界平和につながりますように、って感じです。

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peanuts