「こんなに素敵な映画を作ってくれてありがとうございます!」ローマの休日 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなに素敵な映画を作ってくれてありがとうございます!
しばしば映画を見るようになって、少しだけ寂しいことがある。映画を見に行った状況と映画が結びつかなくなったこと。映画が日常になって特別感がなくなった。
例えば、「初めてのデートの時、あの映画を見に行った。ポップコーンとコーラを買っただけで心が浮き浮きした」とか、「仕事がきつくてたまらなかった時に、気分転換に一杯飲んだ後ナイトショーを見に行って、いつも以上に心に刺さった」とか。
逆に、映画が日常になってよかったこともある。状況と映画が結びつかなくなった代わりに、素晴らしい映画を見た後に、その映画を作ることに関わった方々に、自然に感謝したくなるようになったこと。「この映画を作ってくれてありがとう!」そんな感じ。中には映画という機械を作ってくれ、それを発展させてくれた人々全員にお礼を言いたくなる時さえあった。
で、この映画「ローマの休日」。そんな、この映画に関わったすべての人に感謝したくなるような映画でした。
度々オードリヘップバーンがアップで画面いっぱいに映されるのだが、そのきれいなこと。魅力的なこと。
これだけ一人の女優を綺麗に撮れたら、監督も思い残すことはないだろう。
はじめと終わりに淀川長治さんの解説があった。これまた心に残るものだった。
〈最初に書いていたレビュー〉
人に好きな映画を聞かれたら、まずは「ローマの休日」と言っておけばいい、という雰囲気を感じて、なんとなくそこまで高い評価をしていなかった。
先日、久しぶりに見直して、何か非常に心に入ってきた。
もう何度も見ているのに、今回、特別に心に残った理由は何なのか。自分でもよくわからない。
ただ、とっても好きなのに、それを貫くことができない、という切なさを今回痛切に感じた。
ちょうど、「天気の子」と対照的だなと、今、思いついた。
〈追記〉
この頃、まだ馬車が走っていたんだ。
この頃、信号機の代わりにお巡りさんが交通整理をしていたんだ。
この映画を初デートの映画にできる人たちは幸せだなあ。
〈追記の追記〉
午前10時の映画祭で鑑賞。今まで恋の物語と思っていたが、王女が帰ってきた時の顔つきを見て、「これは王女の成長の物語だったんだ」ということに気づいた。
最初の、義務感で王女の役割をしていた顔と、その後のきりっとした顔の使い分けが素晴らしい。
脚本家のトランポさんがこの頃どんな状況にあったのか、とか、オードリヘップバーンさんがこの後どんな人生を歩んだかを知るようになって、以前以上にひとつひとつの場面が心に残るようになった。
普通に考えれば、二人は一生会うことはない。そのことを今回、改めて考えながら見た。
Мさん、続けてコメントです。
長文ですみません。
Мさんとはコメントいただいていて返信したりしていたのですが、最初の頃はコメントの付け方もわからず、フォローしてもらっても返信していない方々が多く、少し慣れてきたので以下の文で初コメの方にご挨拶しています。
「こんにちは!
いつも共感、ありがとうございます。フォローいただいた時にすぐにに何か返信すれば良かったのですが、「トップガンマーベリック」が面白すぎて勢いでレビューを書いた為にコメントの書き方などもわからずそのままになってしまいました。
その後、コメントをいただいた方にポツポツ返信をしていましたが皆様の情報量、知識に圧倒され、さらにコメントも控えめになっていましたが少し慣れてきましたので、フォローしてくださった方々でまだ一度もコメントを返していない方に書いています。
いつも私のコメントを読んで共感をくださりありがとうございます。
--ここまで皆様同文です。--」
Мさんからのコメントが初めてで、どこに返せば良いのか迷った思い出があります。
ありがとうございました。
たくさんレビューされていて、今後の作品選びの参考になります。
ローマの休日のレビュー嬉しくてつい長文になりました。よい作品はずっと心に残りますよね。
これからもよろしくお願いいたします🙇
Mさん、いつも共感ありがとうございます。
「ローマの休日」は亡き母がグレゴリーペックの大大ファンで、小さな頃からテレビで放映される度に見ていた作品です。
本当に認知症でわたしのことがわからなくなっても彼の写真を見ると「いい男ね。」とニコニコしていました。
幼い私はヘップバーンの美しさに魅了されて、素敵な王女様の恋物語と映っていました。
年を経て何度も見ていくうちに2人の別れのシーンに胸が潰れるような思いを抱くようになりました。
最初は分刻みのスケジュールに嫌気がさし、小さな冒険心から街へ出たアン王女。
王女のスクープ狙いで近づいた記者ジョー。
初めの頃は無垢で幼い表情だっ王女が最後にジョーを見つめてから、断ち切るように背中を向けるシーン。抗えない運命を受け入れた凛とした表情に成長が感じられましたね。
誰もいなくなった会見場からゆっくりと立ち去っていくジョーの姿にこころ揺さぶられました。
あの華奢な体は戦時中の大飢饉で栄養不良だったためとありますが、ヘップバーンはオランダ貴族のルーツを持ち、唯一無二の気品と風格のある女優さんですね。
3回目観に行ったのは、パンフレットを買う為。最初の時に頭に無く、他の方なレビューで知って。
2週間空いて観たなら、初めの感動と変わらず楽しめました。
数年前に、午前十時の映画祭で上映されていたそうですね。映画祭自体知らず、勿体無い事でした。
こんにちは♪
コメントいただきましてありがとうございました😊
Mさんのレビュー、馬車とお巡りさんの手信号?
わたしも、車も走るし、馬車もやなぁ、と思って観ていました。信号機無いです🚥🚦ね。チンチン電車みたいなバス🚌も。
遺跡がほったらかしみたいなのも。
そうなんですね。
まったく気づきませんでした。
服装に興味があると街を歩く時にも楽しいですよね。人生の楽しみが増える気がします。
私は服にはあまり興味がありませんが、一時期、建物に興味が出て、いろいろな建物や家、店などを見るだけで楽しめるようになりました。
英語については思いついたことを書いただけなので、気にしないでください。
こんばんは♪
共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
英語のご講義していただきましてありがとうございました😊
英語には、にも、疎いので。
淀川長治さんも、ロマンティックな休日が原題みたいなこと
仰ってました。
上手く王女の成長物語と仰ってくださいました。今回の鑑賞で気づきました。大スクリーンのおかげ
えっ、上の方のコメント見て調べたら、関東全域。近畿も、まぁ都会の府県でまだまだ上映です。
焦って行ったのに😥
だからハガキくれなかったのか、と。 大阪に行くかも。🌸
おはようございます😃
コメントいただきましてありがとうございました😊
何を仰いますか?
以前、2作品続けて観た方が。
大阪でなら可能でしたが、
奈良で2日にしました。実は昨日行って良かったのです。絵葉書貰われましたか?
昨日31日だけ貰えて30日は貰ってないのです。向こうのミス。
帰りも言ったけど駄目でした。
ミッドナイトスワンに共感、コメントくださりありがとうございます。
それで見にきたらこの映画、映画館でやってるのを知って、良き情報を仕入れる事ができありがとうございます!
近場でやってるので観に行ってきます!!
映画でもなんでも「非日常感」というのは「記憶を呼び覚ます鍵」ですね。
その時のシチュエーション。気持ち。大切な誰かとの時間。
そういった様々な記憶の宝箱が映画を思い出す事で開きます。
映画が日常になった今でもきっと「記憶の鍵」になってくれる映画は今後も現れるだろうと思います。
ローマの休日、そんな鍵たるにふさわしい一本ですよね。きっと100年後でも色褪せない事でしょうね。
この2点からMさんの
テンションの違いを見つけた次第です。
ま、『ティファニーで朝食を』に比べたら、話は分かり易いですが
私はドレス👗に感動。ティファニーは、難解、難解。
『マイフェアレディ』にコメントいただきましてありがとうございました😊
違い① 映画館で初めて観て
私が喜んでいた時、シラ〜と、
まだ服(ドレス)の楽しみがあればね〜。無い者は😥
てな感じでした。受け止めとして。
「マイ・フェア・レディ」の時の反応って、どんな反応でしたっけ?
自分としては、おもしろかったと思います。
ただ、「ティファニーで朝食を」の方はあまりよさがわかりませんでした。
見た時の年齢もあるのかも。本当は離れたくないのに、いろいろな事情で一緒になれない切なさがわかるようになったからかもしれません。
グレゴリー・ペックはかっこよく、オードリー・ヘプバーンはきれいで・・・。もうヘプバーンさんの顔がアップで映る度に涙が出そうでした。
いいですね。朝かお昼ぐらいの上映ですね。
奈良でも1つあるのですが、いつもと違い遠くて、夕方しか無くて迷っています。車でしか行けず、
そのイオン行った事無いので。
しかし、本作も劇場で観たこと無いし。悩みます。😮💨
グレゴリー・ペックもカッコ良かったですよね!
最初のオードリーを雑に扱っていたのに、目に熱を帯びたような眼差しで身を引くところ、素敵な役者さんだと思いました。
ありがとうございます〜。
これは単純に仕事とお金の問題でして(苦笑)
子供の学費があと8年かかるのと、ちょうどそれくらいの期間、仕事が超!多忙でして。
子供が手を離れましたら、主人とぼちぼち回ってみたいと思います〜^ ^






