ローズマリーの赤ちゃんのレビュー・感想・評価
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となりの悪魔
ジョン・カサヴェテスを演出するロマン・ポランスキーって魅力的な二人、異彩を放つのは「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」や「マイ・ボディガード」でブッ飛んだ婆さんを演じたルース・ゴードンが、お節介で嫌ぁな存在感をコミカルにオスカー受賞も納得。
現実と悪夢が入り乱れヒステリックに陥る妊婦をオカルト混じりに描いていると思いきや、映像に映る出来事が物語の全てでありラストは冗談かと、恐怖よりも笑えてしまう全体的なオチ。
アル・パチーノ出演「ディアボロス/悪魔の扉」の前日譚に思えるような、、って、違うか!?
地味に淡々と進む物語、派手な描写も皆無で、最悪な事が起きる期待感を煽った演出が微妙に残りつつ、退屈になる事はない雰囲気。
ワンスアポンアタイムインハリウッドに刺激され。
傑作だ~!!がしかしオチに不満。途中までおんもっしろいミステリーやあ~~と思ってめちゃくちゃ構成に感心していたのに、ほんまにホラーやったんや…ミストか何かで怪物が移されたときの感じに似ている。一気に物語がチープになる。ローズマリーがちゃんと育てていきそうな感じは、怖かったけどな。
ああ~オチの解釈難しい~~。正解なのかな。
いやね、この映画なにが面白かったのかって、ローズマリーが信用できない語り部となったところからなんですよ。あの公衆電話で医者に電話するシーン。あそこで急に独り言言い出したあたりから、(やっべえ、ローズマリーがいかれてるんじゃん)と思わせられてからの観客の第三者感が最高に面白い。なんだよ、これただのマタニティブルーじゃん、と思わせる感じ?それまでのストーリーでまじで隣の夫婦が怪しく見えていてローズマリーを応援してた分、そのときの衝撃たるや、なんですよね。観客はその時点から誰を信じていいのかわからなくなる。たしかに身の回りで不幸は起き続けていたけれども、悪魔の確証はないし、映像的に悪魔とセックスしていたシーンもローズマリーの夢かもしれなくて、観客は本当に五分五分の目線になってくる。なんなら、ローズマリーが本当に信用できなくなってからの、あのオチ。なるほど、正解なのかもなあ。夫役が知らん俳優だったのも個人的には良かった。知らん人のが単純に見てて怖い。(ビューティフルマインドも架空の人物を無名の俳優とかにしとけばもっと怖かったんじゃない)
※調べてて知ったけど夫役はジョンカサヴェテスでした…知らなくなかった……
あとはこれだけ長い作品なのに間延びに感じなかった、ミアファローの演技ですな。あんなに上手なんだね。肌の色、髪形、体型どれをとっても怖くみえたな。最初とは本気で別人だったよ。まじで考えて演技しているのが伝わってきて好感持てました。(何様)公衆電話のシーンが他のシーンと比べ物にならんかったくらい良かった。
世間的評価である隣人の恐怖は薄く感じる
タイトルなし
今更ながら鑑賞。有名作なのでもちろんおもしろい。今となってはどって...
思ってたのとは違うけど名作
真の恐怖映画
いやー怖かった
派手な特殊効果も大げさな演出もない
血も一滴も流れない
それでも怖い
妊娠中の女性、新婚さんにはお勧めできません
妊娠中の不安
鈍い男性であっても不安を常に水面下に押し込めているのだから、妊娠中の女性ならマタニティーブルーになるのも無理はない
その水面下の不安を引っ張りだして風船に空気を吹き込む様に徐々に膨らましていくのだ
最初は微かに、次第に膨らみかけ、遂には風船自体が破裂するのではと思うほどに大きく恐怖が膨らんでいくのだ
それでいて、その恐怖が本当に破裂してしまわないように、笑えるシーンとして大橋巨泉に似たカメラのシャッターを盛んにきる日本人を登場させて中和してみせる位に、恐怖の大きさをコントロールしているのだ
そして、目覚まし時計のチクタク音、エアコンの風音、揺りかごのきしみ音
これらの音も巧みに操って見事な効果を発揮してみせる
そしてラストシーンとなっても、この物語は本当にそうだったのか、ローズマリーの妄想だったのか定かにはしない
果たして彼女は悪魔の赤ちゃんを本当に育てるのか
あの包丁は本当の惨劇を予告する伏線ではないのか?
恐ろしすぎる結末を予想して身をよじって身構えたときに映画は終るのだ
ロマン・ポランスキー監督の力量は凄い
何より、ミア・ファローの迫真の演技!
彼女の無邪気で可愛いキャラが、恐ろしいほどに役にマッチしている
またその夫役のジョン・カサヴェテスにも驚かされる
演技は安定感あるものだが、それよりもその風貌が、私達の知っている怪人ではなく、まるでダスティン・ホフマン風なこと
この時はシュッとした二枚目だったのだ
そして脇役陣もまた見事な配役ぶり
特に隣の老夫婦
なかでも老婦人役のルース・ゴードンは素晴らしい名演だった
美術も素晴らしい仕事をしており、ダコタハウスの内部や部屋はは当然こうだろうというものを見せてくれている
素晴らしい恐怖映画の名作だ
いやオカルト映画のジャンルを確立させた映画史残るべき作品だと思う
本作がなければ、エクソシストもオーメンも産まれ無かったのではないか
そう本作自体が悪魔の赤ちゃんだったのだ
なんかもっとグロテスクなの想像してた
最初から隣の部屋から儀式的な声聞こえたり
チョコムースが変な味したり
結末がわかりやすかった
いや悪魔とヤラせるて、
子供作らせるて、
旦那やば過ぎだろ
めちゃくちゃ個人的には最後ローズマリーにこれを終わらせるのは私しかいない的な感じで殺して欲しかった、、
なんで育てるねん、
悪魔の子やで、
スッキリしなくてやな感じ
ガッツリ悪魔なんかい
これは『二重螺旋の恋人』とか『タリーの時間』のような実は全部妄想でしたオチだとずっと思ってたのに、ほんとに悪魔なんかーい。
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そして、起きたら身体中に引っ掻きキズがあった時旦那が爪切るよごめんみたいに軽く流してたけどもっと本気で謝れ??結構痛そうだったし、傷跡意外と残るぞ?(笑).
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ホラー映画だけど、主人公の着てる服とか最初のボブはめちゃくちゃ可愛い。ワンピースとか全部可愛い。
母親の孤独の戦い
視聴:1回目
推薦:映画マニアのみ
感想:前から観たかった映画の一つ。おしゃれ映画でファッション性の高さが目につきます。一人一人のセリフをしっかり聞いてしまう映画で久しぶりに集中して観ました。最後は母性が勝つシーンは人によって評価が割れてるようですがそれまでの前フリがよくきいてて私は素晴らしいと思いました。旦那はクソ野郎でしたね。隣のおばあちゃんはその辺にいそうであるあるでした。
えっ…そういう結末?
物語序盤からのじわじわくる不気味さはよかった
途中から主人公を見ているこちらも、
妊娠で不安定になってるだけでは?と疑うくらいだったけど
最後はえー…という感じでした
ラストに関しては何とも言えない
まるで壮大な被害妄想や空想を映画にしたような
ちょっとラストは飛躍しすぎて
あまり怖くなかった
これが有名なダコタハウスか~と思ってみていました
さすがオカルト映画の原点。
小学生の時に‘燃えよドラゴン’見に行ったら予告編でこの映画が流れてました。
‘崖(山?)の上にベビーカーがポツン’、これがなんと不気味さをかもし出していたことか…18禁かなんかで到底見れず。その後、どこかで見たんですけどね…改めて再見。
やっぱり、素晴らしい出来栄えだな〜、と思う。
今のホラー映画と違い直接描写は皆無。あるとすればサタンのめん玉だけ。それなのにこの不気味さはさすが。
なんでこんなに不気味なんだろう、と考えるに、
まず、登場人物が全員普通の人、というか、世話好きなご近所さん風、それに、この現場がニューヨークのど真ん中、あと、再愛の旦那の信じられない行い、などなど。とにかく描かれている世界が全て普通だし、人ごみの中、なのに追い詰められていくローズマリー。この対比がすごい。
あと、子供が生まれたあとのベロ出しおばさん、普通なのに怖い…。
ミアファローはやっぱりたいした女優さんですね。鬼気迫る演技が最高でした。
VFXもCGも無い時代。監督の力量で怖さは変わるんだろうな〜。
ずっとドキドキ
古き良き時代のスリラー映画
今どきの血飛沫が飛び散ったり、異形の怪物が出て来たりするような
ホラー映画を観慣れた人にとっては退屈な作品かも知れません。
古いアパートに夫とともに引っ越してきた主人公ローズマリー。
近隣の住民は一見、人の良さそうな親切な人たち。
ところが・・・。
平凡な生活の中で、ほんの少しだけ感じた「違和感」。
それが次第に大きくなっていき、最後には非現実的な恐ろしい「悪夢」
となって襲ってくる。
ローズマリーを襲う「悪夢」は、
派手さは無いですが、ジリジリと真綿のように締めつける
恐怖感を観る者に感じさせます。
古典と言ってもいいような古い作品ではありますが、
映像が派手ではない分、今の作品にはない味わいがありますね。
今のSFXバリバリの作品と比べて評価するのはナンセンスだと思います。
当時としては衝撃的であったであろうラストは、本当に恐ろしいです。
女性の母性本能は絶対的な善悪をも超えるということでしょうか?
これはお粗末
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