レインメーカーのレビュー・感想・評価
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配役の妙
ミッキーロークとマイケルダグラス。2人の絶妙な 役どころが憎いね。 マットデイモンは役柄同様初々しい。なんで 弁護士なのに あんな素晴らしい筋肉 してんだて思ったけどね。 その他 脇役たちが とてもハマっていた
長い映画だったので 2回に分けてみた。 色気も何も感じなかったけど面白かったな。 そして 法廷物を見て いつも思うのだが、ちょっと頭を使えば俺でも勝てそうな気がする
And then you're nothing but another lawyer joke, just another shark in the dirty water.
これはあれだな 「悪いサメを弁護する弁護士もまたサメ」という意味もあるし 「自分のダーティな心の中にそのサメがいる」っていう意味もありそうな気がするな
there is another star in the darkness
って存在でありたいもんだね。
米国の司法資格がその州だけの司法資格で、別の州で弁護士活動ができな...
米国の司法資格がその州だけの司法資格で、別の州で弁護士活動ができなく、またその司法試験が容易に合格できるそうで、交通事故があり、それに警察が駆けつけ、その事故の当事者が警察署に行きますが、米国だとすぐにその事故当事者に弁護士が駆けつけ私にあなたの弁護をとセールスしに来るそうで、311の福島の原発事故の際にトモダチ作戦として参加した在日米軍の軍人がその後に白血病になり、東京電力関係の会社の米国に支店があるその支店の会社に訴訟を起こしたが、敗訴したそうで、裁判が被告がいる場所の裁判所でが普通ですが、
人生でやりたいことが明確な人は魅力的
社会的弱者の味方をして正義を実現する弁護士というテーマで、よくまとまっている点が秀逸な映画。流石巨匠のコッポラ監督というべきか。
主人公の弁護士ルーディの仕事のモチベーションは金ではなく、正義感なのだろう。だから保険金請求の事件でも安易に示談で妥協せず、クライアントのことを考えた行動を貫いた。惰性で仕事をこなすのではなく、自然と高いパフォーマンスを発揮できた。それは、彼の仕事の目的が明確なゆえのことだろう。そこが生き生きとしていて魅力的な人物に観えた。そう考えると、魅力的な人物になるためには、自分がやりたいことやその欲求の根源について、明確に言語化できる必要があるのかもしれない。
マット・デイモンのイノセンス
この映画も、マットの無垢の輝きに依存するところ大。
ちょっと匙加減を間違えるだけで、主人公に共感が生まれない恐れが大きい。
その点、マット・デイモンの稀有の存在感は、彼を殺人でさえ肯定させてしまえるキャラクターを作り上げる。
まあ、映画の内容は面白いからいいものの、はっきり言って、ストーリーを盛り上げるための、DV夫から弱き妻を守る弁護士という関係性は、角度を変えれば、不倫して、その相手の夫を打ちのめすという、弱い者いじめにも映る。別に、「母親の再婚相手の夫がクソ野郎だった」とかいう設定でも、通じただろう。無理くり恋愛要素と、ヒロインを無理やりにねじ込んででも、ヒットする要素を詰め込みたかったのだろうか。
そしてその分だけきっちりと映画が長くなっているので、この展開がなければ、もっとスッキリとまとまっただろうに。そこが唯一の残念なポイントだった。
とにかく、見終わった後に、爽快な気分になれるいい映画だった。
【”法に携わる者の基本姿勢は、社会的弱者の立場に寄り添う事である!”今作は法律を学んだ事が或る者には心に沁みる作品であり、若き新米弁護士が強大な保険会社に挑んでいく姿が印象的な作品でもある。】
■悪徳弁護士・ブルーザー(ナント、ミッキー・ローク!)に雇われた弁護士志望のルーディ。
目出度く司法試験に合格した彼の初仕事は白血病のダニーに対して支払いを拒否する保険会社”グレート・ベネフィット)を訴えることだった。
だが悪事が明るみとなったブルーザーは雲隠れし、ダニーの行方は暗澹たるものになる。
◆感想
・全く個人的な話で恐縮であるが、私は旧帝国大学(今でもこんな言い方するのかな。)の法学部(当時は、阿呆学部と言われていた・・。)で4年間法律を学んだモノである。
専攻は、刑事訴訟法である。担当教授は、当時日本の刑事訴訟法の権威とされていた方であった。
彼の、今は亡き教授が最後の講義の際の締めに仰った言葉は鮮明に今でも覚えている。
【君たちが、卒業後に法曹界に進むのか、一般企業に進むのかは諸君が決める事である。だが、私の講義を聴いてくれた君たちに伝えたいことがある。
それは、どの道に進もうとも、”社会的弱者の立場に立って”社会人として、活躍してくれることを私は希望します。】と言うお言葉であった。
講義も休み休みだった私にとっては、この言葉はとても心に響いた。涙が出た。
正に金言である。
彼の教授のお言葉が、私のその後の人生の指針になった事は間違いないのである。
■今作では、漸く弁護士になったルーディ・ベイラー(マット・デイモン)が、身を寄せた家の若き男性が、白血病ながら保険会社”グレート・ベネフィットからの支払いを拒絶され死に至る姿や、偶々観たDV男に暴力を振るわれるケリー・ライカー(クレア・デインズ)の姿が描かれる。ルーディ・ベイラーはそんな社会的弱者に寄り添うのである。
・彼は、巨大企業の保険会社”グレート・ベネフィット”に対したった一人で、法廷争闘に持ち込んで行くのであるが。
ー 今作では、この法廷を仕切るタイロン判事が黒人である事と、彼の聡明なる審議進行の描き方が絶妙である。-
・最初は余裕尺尺であった保険会社”グレート・ベネフィット”の弁護団。だが、保険会社”グレート・ベネフィット”の財政状況や、車内での過酷なリストラが行われていた事実が明らかになる共に、”グレート・ベネフィット”社が多くの保険請求を却下していた事実が、徐々に明らかになる過程の描き方。
■ラストは、ほろ苦い。
保険会社”グレート・ベネフィット”は、その悪行が晒されて事で、廃業に追い込まれる。社の主要人物は拘束される。
正に”奢れるものは久しからず。”である。
マット・デイモンが若き日から自ら出演する作品を吟味し、出演を決める事は知ってはいたが、今作はいぶし銀のような法律家とは如何にあるべきか、いや、真っ当な人間は如何に生きるべきかを描いた逸品であると、私は思った作品であります。>
テーマ性とエンタメ性の絶妙なバランス
まずは、かつての主役スター、ヴォイト選手、シェイダー選手、ローク選手の存在感はやはり健在でご同慶の至り。
コッポラ選手お得意の格調高さにサスペンス、スリラーのエンタメ性も十分、正義を訴える内容ですが、説教くさくないのがよい。
デヴィート選手の貢献度が大、てか作品を喰っちゃたカンジでした。
正義は勝つ
保険金未払い訴訟の法廷ドラマ、マッドデーモン扮する若い弁護士が、裕福で無い白血病患者が保険支払いを却下され移植治療を受けられず亡くなった側に立ち、経験豊かで訴訟慣れしたベテラン弁護士を抱えた保険会社を相手取り法廷で戦い、最後は勝訴する。アメリカの裁判社会の縮図を観て面白かった。
レインメーカーの仲間入り
若き日のマットデイモンを見て、ウィルハンティングはあの後弁護士になったのではと錯覚する。
レインのようにお札を降らせるタイプの弁護士達には入れない、父親が荒れるような一般家庭出身のルディが苦学生として晴れて法学部を卒業し司法試験を突破する。
一般人の生活がよくわかるルディにとって依頼人達に寄り添うのはそう困難ではないはずだが、戦う相手は社会の構図として搾取側にいる大手企業や悪徳弁護士。
目の前の人の痛みに目を向けて仕事をしていくとぶちあたる、一歩片足を踏み込まなければ悪を出し抜いて勝てない仕組み。法曹界であっても、綺麗事では回らない。
それをよくわかった最初のなんとか入れた勤務先、ブルーザーの法律事務所のツテとそこで出会った保健関係を得意とするアシスタントおじさんと共に、ずる賢い立ち回りをまだ身につけていない新米ルディが、保険金が降りずに白血病骨髄移植を待って亡くなった青年家族のために裁判を切り抜けていく。
裁判官が、ルディが弁護士になろうと思ったきっかけでもある、公民権運動関連裁判をしていた黒人に変わる?!そして出てきたらダニーグローバー。見ていて、これは勝てそうだと安心して見ていられる。
だが、気付けばかつての実家の母親を彷彿とさせるDV夫に悩まされるケリーへの使命感にも燃えるルディ。
見て見ぬ振りができない良さが、裁判が重要な時期なのにDV夫との決闘へと進展してしまう。
なぜ警察を呼んでから、ケリーの家出荷物をまとめないのかと思うが、結果的にケリーの夫との乱闘の末、金属バットで殴り殺してしまった。
そこからの裁判、気が気でなかっただろうが、ケリーの機転により、ルディは逃げ、ケリーが傷害致死の罪を被って一時的に服役するも、正当防衛ですぐに釈放され追訴なしの無罪放免、捜査なしとなった。
相手弁護士達にとやかく言える清廉潔白ではなくなってしまったルディが、身をもって、法曹界で渡り歩き依頼人を守るためには汚い手も知り、実践していく。
最終的に陪審員判断で巨額賠償金が命じられる勝ちとなったが、保険会社は破産。ルディにも被害者家庭にも1円も振り込まれない最後となった。
お金で勝ち負けがつかない設定となって、何を思うか?
示談金を正解とする人も、正義を正解とする人もいるだろう。依頼人が最も納得する形はなんなのか?
いくら貰おうと、手術を受けられず亡くなった息子の命は戻らない。その息子が、健康を取り戻す次に納得するのはなんだっただろう?
とても考えさせられる。
そして、どんな業界でもそうだと思うが、生き残るために手段として、善だけでは立ちゆかなく必ずなる。
生き残る者の中には、染めた悪と向き合わずに堕ち続けて、悪がジョークの域に気付けばなっている事がほとんど。
弁護士も医者も芸能界も政治家も教師も、いつしか目の前の依頼人最優先にできない利権にまみれたもののみ生き残る、そんなのはどの国でも世の通念だと思うが、全員が初めはマットデイモン側だっただろう。
「いつ魂を捨てたか聞きたい」と直球で切り込む、青い目の若き日のマットデイモンがとても印象に残る。
あなたは何を取りますか?
両極端は少なくて、グレーに染まっている人が社会の殆どなのではないだろうか。
勝ったけど、レインメーカーの仲間入り。
レインメーカーとは
雨を金に例えて、荒稼ぎする弁護士のことを指してるそう。
新米弁護士が、大企業の不正とエリート弁護士たちに立ち向かう。
半沢直樹のような、梨泰院クラスのような、
大悪玉をひっくり返すストーリーですが、最後は意外とシビアな終わり方。
それでも後半の怒涛の攻防戦は、目が離せなくなりました。
コッポラ監督がこんな作品撮ってたの知らんかった。
ネトフリにて鑑賞。
コッポラらしい重厚な映画かな?と見始めたが、こじんまりと収まってる。スケール感が無いのは期待外れでしたが、ちゃんとまとまってる佳作です。
俳優陣も豪華だし、ちゃんとハマってる。
ダニー・デヴィートはいい味だしてるし、ジョン・ボイドも良い。
ミッキー・ロークも『ジョーズ』のロイ・ジェイダーもチョロっとだけ出てくるけど、ちゃんと役にハマってて、楽しいです。
ただ、スケールがなー
豪華キャストのテレビドラマ?ってくらいこじんまりしてる(笑
金の雨を降らす
マット・デイモンが初々しく、
正義だけを武器に大企業と弁護士軍団に挑む。
フォーマットは不良漫画。嫌いなわけがない。
ただ、やってる事が派手なのに演出は控えめと言うか
淡々と、BGMも軽く盛り上がりに欠けたような
気もする。
もっと派手なの演出や音楽が欲しかった気もするけど。牙城を崩せそうで塞がれ、
チャンスだと思ったらピンチになり
攻守交代も激しく観てて飽きなかった。
保険会社は酷すぎるし、
周りは敵だらけの中
家庭内暴力を受けてる人妻との恋が唯一の心安らぐ
場所かと思いきや、そこも激しくと、
デビュー戦にしてなかなか大変な主人公が
この後どう言う人生を送ったのかも気になる作品
でした。
保険の担当者にいつもこの映画を見るように!と言ってるんですが・・・
しっかりとしたプロットを持っている法廷ドラマ。メインは保険金支払拒否の件になるのだが、これは映画化されている法廷もの映画とさほど変わりがない。注目すべきは、弁護士の世界の中でも正義の弁護士と悪徳弁護士の境界線となる一線について考えさせる映画に仕上がってることであろう。
しかし、保険会社の裏側という社会悪を見事に描ききっていて、思わず自分の生命保険を確認したくなった(笑)。保険金詐欺のような事件も多いからかけている側でも注意しないとなぁ。。。
勧善懲悪的な展開でスッキリ
司法試験を合格したばかりの青年が、巨大企業のベテラン弁護士団を相手に戦う。未熟ゆえに法廷ルールもまだわかっておらず、質問しても反論されて続かず。色々な困難を乗り越えながら、悪徳保険会社から勝利を勝ち取るのだ。
一躍有名になった彼がその後に選ぶのは1人の女性のための道だった。彼の自然体な生き方に共感した。
この映画は、法廷論争は見応えがあって面白いけれど、法廷物語ではなく1人の若者が男として独り立ちしていく物語だった。
ちょっとだけ出てくるレインメーカーそのもののミッキーロークが相変わらずカッコ良すぎた。
路線的にコメディなの?重厚な裁判モノの方が…
マット・デイモンも若くてカッコいいが、ジョン・ヴォイドの憎いまでの演技が素晴らしい。巨大企業の不正を暴く正義の弁護士はなんと初裁判と言う脚本は面白いが、監督がコッポラなのであれば、コメディ色を排除して重厚な裁判モノに仕上げて欲しかったのは個人的要望。
どちらにしても、もう少し細部が詰められたかなぁと思ったりする。
けっこう面白い
マット・デイモンが若くて、弁護士なのにムキムキ。
絶対要らないであろう裸シーンがあった。
主役がマット・デイモンだからか、ちょくちょく笑えるシーンあり。背の低い相棒も良かった。
ほとんど法廷シーンなのに色々あって面白い。
徐々に裁判が上手くなっていってた。
最後やるせないっちゃやるせない。敗訴側が破産したら勝訴側に一銭も入らないのは可哀想。
あと恋愛シーンが少ない。相手がいて、割と重要そうなのにサラッと終わる。
爽快
タイトルだけはよく見ていたけが、一度も観る機会がなかった作品、ようやく。
マットデイモンは役柄同様初々しい。
司法書士試験に落ちまくっている相棒ダニーがまたいい。年中ドタバタしていてもどかしいが、ここぞという時は力を発揮。
旦那のDV被害に遭っていたクレアと急接近など、出来過ぎ?わかりやすい展開だったが、大企業の金持ち弁護士軍団に立ち向かう若き姿は爽快だった。
昔からとても好きな映画です。ストレートな勧善懲悪モノといいますか、...
昔からとても好きな映画です。ストレートな勧善懲悪モノといいますか、時代劇並みにわかりやすい映画で安心してみていられるし、マット・デイモンは男前だ。でもなんと言っても相棒のデックがとてもいい味出しててよい。
一つに絞った方が・・・
良かったのではと思う。
DVを受ける人妻のエピソードで費やした時間を
保険会社の裏の顔を暴くために
足を使って地道に調べるシーンであった方が
個人的には好みかなと
なぜなら
裁判を覆す重要証拠や証人が
ポンポン電話で出てきたりするから
保険会社側の弁護士の
ヤラレ顔は秀逸なので
そういったコツコツ調査があれば
もっと爽快であったのにと想像してしまった
観客に思考を促す勧善懲悪でないラストはすき
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