レインメーカーのレビュー・感想・評価
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配役の妙
ミッキーロークとマイケルダグラス。2人の絶妙な 役どころが憎いね。 マットデイモンは役柄同様初々しい。なんで 弁護士なのに あんな素晴らしい筋肉 してんだて思ったけどね。 その他 脇役たちが とてもハマっていた
長い映画だったので 2回に分けてみた。 色気も何も感じなかったけど面白かったな。 そして 法廷物を見て いつも思うのだが、ちょっと頭を使えば俺でも勝てそうな気がする
And then you're nothing but another lawyer joke, just another shark in the dirty water.
これはあれだな 「悪いサメを弁護する弁護士もまたサメ」という意味もあるし 「自分のダーティな心の中にそのサメがいる」っていう意味もありそうな気がするな
there is another star in the darkness
って存在でありたいもんだね。
米国の司法資格がその州だけの司法資格で、別の州で弁護士活動ができな...
人生でやりたいことが明確な人は魅力的
マット・デイモンのイノセンス
この映画も、マットの無垢の輝きに依存するところ大。
ちょっと匙加減を間違えるだけで、主人公に共感が生まれない恐れが大きい。
その点、マット・デイモンの稀有の存在感は、彼を殺人でさえ肯定させてしまえるキャラクターを作り上げる。
まあ、映画の内容は面白いからいいものの、はっきり言って、ストーリーを盛り上げるための、DV夫から弱き妻を守る弁護士という関係性は、角度を変えれば、不倫して、その相手の夫を打ちのめすという、弱い者いじめにも映る。別に、「母親の再婚相手の夫がクソ野郎だった」とかいう設定でも、通じただろう。無理くり恋愛要素と、ヒロインを無理やりにねじ込んででも、ヒットする要素を詰め込みたかったのだろうか。
そしてその分だけきっちりと映画が長くなっているので、この展開がなければ、もっとスッキリとまとまっただろうに。そこが唯一の残念なポイントだった。
とにかく、見終わった後に、爽快な気分になれるいい映画だった。
【”法に携わる者の基本姿勢は、社会的弱者の立場に寄り添う事である!”今作は法律を学んだ事が或る者には心に沁みる作品であり、若き新米弁護士が強大な保険会社に挑んでいく姿が印象的な作品でもある。】
■悪徳弁護士・ブルーザー(ナント、ミッキー・ローク!)に雇われた弁護士志望のルーディ。
目出度く司法試験に合格した彼の初仕事は白血病のダニーに対して支払いを拒否する保険会社”グレート・ベネフィット)を訴えることだった。
だが悪事が明るみとなったブルーザーは雲隠れし、ダニーの行方は暗澹たるものになる。
◆感想
・全く個人的な話で恐縮であるが、私は旧帝国大学(今でもこんな言い方するのかな。)の法学部(当時は、阿呆学部と言われていた・・。)で4年間法律を学んだモノである。
専攻は、刑事訴訟法である。担当教授は、当時日本の刑事訴訟法の権威とされていた方であった。
彼の、今は亡き教授が最後の講義の際の締めに仰った言葉は鮮明に今でも覚えている。
【君たちが、卒業後に法曹界に進むのか、一般企業に進むのかは諸君が決める事である。だが、私の講義を聴いてくれた君たちに伝えたいことがある。
それは、どの道に進もうとも、”社会的弱者の立場に立って”社会人として、活躍してくれることを私は希望します。】と言うお言葉であった。
講義も休み休みだった私にとっては、この言葉はとても心に響いた。涙が出た。
正に金言である。
彼の教授のお言葉が、私のその後の人生の指針になった事は間違いないのである。
■今作では、漸く弁護士になったルーディ・ベイラー(マット・デイモン)が、身を寄せた家の若き男性が、白血病ながら保険会社”グレート・ベネフィットからの支払いを拒絶され死に至る姿や、偶々観たDV男に暴力を振るわれるケリー・ライカー(クレア・デインズ)の姿が描かれる。ルーディ・ベイラーはそんな社会的弱者に寄り添うのである。
・彼は、巨大企業の保険会社”グレート・ベネフィット”に対したった一人で、法廷争闘に持ち込んで行くのであるが。
ー 今作では、この法廷を仕切るタイロン判事が黒人である事と、彼の聡明なる審議進行の描き方が絶妙である。-
・最初は余裕尺尺であった保険会社”グレート・ベネフィット”の弁護団。だが、保険会社”グレート・ベネフィット”の財政状況や、車内での過酷なリストラが行われていた事実が明らかになる共に、”グレート・ベネフィット”社が多くの保険請求を却下していた事実が、徐々に明らかになる過程の描き方。
■ラストは、ほろ苦い。
保険会社”グレート・ベネフィット”は、その悪行が晒されて事で、廃業に追い込まれる。社の主要人物は拘束される。
正に”奢れるものは久しからず。”である。
マット・デイモンが若き日から自ら出演する作品を吟味し、出演を決める事は知ってはいたが、今作はいぶし銀のような法律家とは如何にあるべきか、いや、真っ当な人間は如何に生きるべきかを描いた逸品であると、私は思った作品であります。>
テーマ性とエンタメ性の絶妙なバランス
正義は勝つ
レインメーカーの仲間入り
若き日のマットデイモンを見て、ウィルハンティングはあの後弁護士になったのではと錯覚する。
レインのようにお札を降らせるタイプの弁護士達には入れない、父親が荒れるような一般家庭出身のルディが苦学生として晴れて法学部を卒業し司法試験を突破する。
一般人の生活がよくわかるルディにとって依頼人達に寄り添うのはそう困難ではないはずだが、戦う相手は社会の構図として搾取側にいる大手企業や悪徳弁護士。
目の前の人の痛みに目を向けて仕事をしていくとぶちあたる、一歩片足を踏み込まなければ悪を出し抜いて勝てない仕組み。法曹界であっても、綺麗事では回らない。
それをよくわかった最初のなんとか入れた勤務先、ブルーザーの法律事務所のツテとそこで出会った保健関係を得意とするアシスタントおじさんと共に、ずる賢い立ち回りをまだ身につけていない新米ルディが、保険金が降りずに白血病骨髄移植を待って亡くなった青年家族のために裁判を切り抜けていく。
裁判官が、ルディが弁護士になろうと思ったきっかけでもある、公民権運動関連裁判をしていた黒人に変わる?!そして出てきたらダニーグローバー。見ていて、これは勝てそうだと安心して見ていられる。
だが、気付けばかつての実家の母親を彷彿とさせるDV夫に悩まされるケリーへの使命感にも燃えるルディ。
見て見ぬ振りができない良さが、裁判が重要な時期なのにDV夫との決闘へと進展してしまう。
なぜ警察を呼んでから、ケリーの家出荷物をまとめないのかと思うが、結果的にケリーの夫との乱闘の末、金属バットで殴り殺してしまった。
そこからの裁判、気が気でなかっただろうが、ケリーの機転により、ルディは逃げ、ケリーが傷害致死の罪を被って一時的に服役するも、正当防衛ですぐに釈放され追訴なしの無罪放免、捜査なしとなった。
相手弁護士達にとやかく言える清廉潔白ではなくなってしまったルディが、身をもって、法曹界で渡り歩き依頼人を守るためには汚い手も知り、実践していく。
最終的に陪審員判断で巨額賠償金が命じられる勝ちとなったが、保険会社は破産。ルディにも被害者家庭にも1円も振り込まれない最後となった。
お金で勝ち負けがつかない設定となって、何を思うか?
示談金を正解とする人も、正義を正解とする人もいるだろう。依頼人が最も納得する形はなんなのか?
いくら貰おうと、手術を受けられず亡くなった息子の命は戻らない。その息子が、健康を取り戻す次に納得するのはなんだっただろう?
とても考えさせられる。
そして、どんな業界でもそうだと思うが、生き残るために手段として、善だけでは立ちゆかなく必ずなる。
生き残る者の中には、染めた悪と向き合わずに堕ち続けて、悪がジョークの域に気付けばなっている事がほとんど。
弁護士も医者も芸能界も政治家も教師も、いつしか目の前の依頼人最優先にできない利権にまみれたもののみ生き残る、そんなのはどの国でも世の通念だと思うが、全員が初めはマットデイモン側だっただろう。
「いつ魂を捨てたか聞きたい」と直球で切り込む、青い目の若き日のマットデイモンがとても印象に残る。
あなたは何を取りますか?
両極端は少なくて、グレーに染まっている人が社会の殆どなのではないだろうか。
勝ったけど、レインメーカーの仲間入り。
レインメーカーとは
コッポラ監督がこんな作品撮ってたの知らんかった。
金の雨を降らす
保険の担当者にいつもこの映画を見るように!と言ってるんですが・・・
勧善懲悪的な展開でスッキリ
司法試験を合格したばかりの青年が、巨大企業のベテラン弁護士団を相手に戦う。未熟ゆえに法廷ルールもまだわかっておらず、質問しても反論されて続かず。色々な困難を乗り越えながら、悪徳保険会社から勝利を勝ち取るのだ。
一躍有名になった彼がその後に選ぶのは1人の女性のための道だった。彼の自然体な生き方に共感した。
この映画は、法廷論争は見応えがあって面白いけれど、法廷物語ではなく1人の若者が男として独り立ちしていく物語だった。
ちょっとだけ出てくるレインメーカーそのもののミッキーロークが相変わらずカッコ良すぎた。
路線的にコメディなの?重厚な裁判モノの方が…
けっこう面白い
マット・デイモンが若くて、弁護士なのにムキムキ。
絶対要らないであろう裸シーンがあった。
主役がマット・デイモンだからか、ちょくちょく笑えるシーンあり。背の低い相棒も良かった。
ほとんど法廷シーンなのに色々あって面白い。
徐々に裁判が上手くなっていってた。
最後やるせないっちゃやるせない。敗訴側が破産したら勝訴側に一銭も入らないのは可哀想。
あと恋愛シーンが少ない。相手がいて、割と重要そうなのにサラッと終わる。
爽快
昔からとても好きな映画です。ストレートな勧善懲悪モノといいますか、...
一つに絞った方が・・・
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