レイジング・ブルのレビュー・感想・評価
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狂い咲きデ・ニーロ
ちょっと機材のトラブルがあり、細切れで観るはめになってしまったので、評価が微妙なんですよね…
最初、途中まで観てた時は、「あれれ?、なんか絵が決まってなくない?」なんて思ってたんですね。それで機材トラブルがちょうど、デ・ニーロ兄弟のいざこざ辺りで、しばらくして復旧、そこからまた観始めたんですが、そしたら「あれれ? なかなか良いじゃない?」なんて感じたんですね。うーん、これって映画自体によるものなのか、それとも私側の要因なのか迷うんですよね…
でも、素直に評価するなら、この後半は見ものです。デ・ニーロの狂い咲きが極まっていくほどに、画面も力が出てきてます。
うん、スコセッシの評価が私の中で、すこし上がりましたです。
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今思えば凄かった。
1人のボクサーの人生に隠された壮大なテーマ
その外見的変化はさることながら、内面的変化も完璧に演技に反映し「デ・ニーロ・アプローチ」の真価を見せつけられる。
巨匠スコセッシは、他のスポーツ映画など足元にも及ばないほどの強烈な個性を持った傑作を作り出した。
ラモッタの栄光と挫折、幸せに最後を迎えるかなど分からない"人生"をリアルなタッチで描きだす。
また、これは優れた伝記作品であると同時に人間の不寛容と原罪の意識から生まれる"生"のドラマでもある。
思うようにいかない人生と生きることで増えて行く罪の意識との葛藤。
スコセッシは、強烈な個性を持った映画的映像でどんな人間にも存在する二面性を表現した。
ちょうど、"鏡"映った自分のような二面性を…。
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