レイジング・ブルのレビュー・感想・評価
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今思えば凄かった。
この作品を見た時は、寝不足で、眠気と戦いながら見たので何が何だか、少しもわからなかったけど、今思い返せば、すごい作品だと気づかされました。まず、画面をカラーでは、なく、白黒にしたことで、作品の哀愁、男の繁栄と転落が、強く描かれており、最後のシーンは、印象的でした。また、ロバートデニーロさんの演技が、良く、デニーロアプローチには、驚かされました。また、弟役の俳優もよかったです。監督、俳優、文句無しの出来てした。また、見直すとこの作品にたいする評価も変わってくると思います。
どうでもいいことですが、後半のシーンで、デニーロさんは、激太りしていますが、体は、スーツで、顔だけ太らしたらしいです。
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1人のボクサーの人生に隠された壮大なテーマ
その外見的変化はさることながら、内面的変化も完璧に演技に反映し「デ・ニーロ・アプローチ」の真価を見せつけられる。
巨匠スコセッシは、他のスポーツ映画など足元にも及ばないほどの強烈な個性を持った傑作を作り出した。
ラモッタの栄光と挫折、幸せに最後を迎えるかなど分からない"人生"をリアルなタッチで描きだす。
また、これは優れた伝記作品であると同時に人間の不寛容と原罪の意識から生まれる"生"のドラマでもある。
思うようにいかない人生と生きることで増えて行く罪の意識との葛藤。
スコセッシは、強烈な個性を持った映画的映像でどんな人間にも存在する二面性を表現した。
ちょうど、"鏡"映った自分のような二面性を…。
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