ルディ 涙のウイニング・ラン

劇場公開日:

解説

フットボールの名門チームの選手の座を獲得するために、さまざまな困難を持ち前の粘り強さで克服し、ついに夢を自分の腕で掴んだ若者の姿を実話に基づいて描いた、感動のスポーツ・ロマン。86年の「勝利への旅立ち」を見た実在の人物、ルディ・ルティガーが、自分の体験を映画化してもらうべく、監督のデイヴィッド・アンスポーと脚本家のアンジェロ・ピッツォにアプローチしたもの。製作はロバート・N・フライドとケイリー・ウッズ。撮影は「ダイ・ハード2」のオリヴァー・ウッド、音楽は「氷の微笑」のジェリー・ゴールドスミス。主演は「メンフィス・ベル」のショーン・アスティン。共演は「キスへのプレリュード」のネッド・ビーティ、「ミセス・ダウト」のロバート・プロスキーほか。

1993年製作/アメリカ
原題または英題:Rudy
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1994年6月18日

ストーリー

イリノイ州の田舎町に住む少年ルディ(ショーン・アスティン)の夢は、フットボールの名門ノートルダム大学のチームでプレーすることだ。だが、体が小さく、成績不振で、家庭も裕福でない彼にとって、それは夢のまた夢だった。高校卒業から4年が過ぎ、ルディは父や兄が働く鉄鋼所に勤めていた。夢を捨てきれない彼は学資を貯めながらチャンスを伺っていたが、兄も婚約者のシェリー(リリ・テイラー)も理解しようとしない。ある日、親友のピート(クリストファー・リード)が鉄鋼所の事故で、突如帰らぬ人となった。ただひとりの理解者を失い、ショックを受けたルディの内部で何かが目覚める。これまでは父や兄の言葉に従ってきたが、今初めて自分自身の声に従おうとしていた。父のダニエル(ネッド・ビーティ)は、叶わぬ夢を追うことは、自分ばかりか周囲の者まで傷つけると論す。だが、ルディの意志は固く、その熱意に打たれたカヴァナー神父(ロバート・プロスキー)は、まず短期大学へ入ってから本校への転入を勧める。キャンパスで友人になったD・ボブ(ジョン・ファヴロー)の協力や神父の応援、本人の猛勉強で、2年生になって編入が認められた。やっと大学に入ったルディだが、彼のひたむきさにも関わらず、なかなかレギュラーに選ばれない。彼の意を汲んで一度だけ出場を約束してくれたエラ監督(ジェイソン・ミラー)も転任となり、絶望した彼はチームを辞めると言い出す。そんな彼を、グラウンドの警備主任フォーチュン(チャールズ・ダットン)が激励する。いよいよ大学最後の試合の当日。選手たちはディヴァイン新監督(チェルシー・ロス)に、自分たちの代わりにルディを試合に出してくれと頼む。だが、家族や友人たちが見守る中、試合が終盤になっても彼の出番は来ない。残り時間27秒。ルディはついに出場を果たし、彼の4年間は終わった。大観衆が彼の名をコールする中、チームメイトに肩車されたルディはフィールドから去った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.5三軒茶屋中央で鑑賞

2024年7月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ゴールドスミスの音楽は泣くくらい素晴らしい

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ムーラン

3.5周囲を動かす熱意

2023年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
parsifal3745

5.0ベタな話だけど泣きそう。

2023年8月22日
PCから投稿

スポーツ映画は秀作が多いですが、この作品は1.2を争う傑作です。
特にプレイシーンの迫力は歴代No.1です。
但し、Footballの基礎知識がないとちょっと厳しいでしょう。

参考
①ノートルダムは名門校の一つ、ではなく、プロ野球なら巨人、大リーグならYankees、NFLならDallas Cowboys、高校野球なら全盛期のPLと横浜を合わせたような、図抜けた超名門です。Indiana州にありますが、一番近い大都市はシカゴです。
②Footballは攻撃と守備が完全に分かれていて、選手もそれぞれの専門家です。ルディは守備の中で一番後ろに構えて、主にロングパスを受けるWide Recieverに対応し、且つ守備の最後列で相手の攻撃の最後の砦になるDeffensive Backです。細身で足が速くて反射神経の者が努めます。プロは殆ど黒人。
③試合の最終面、残り10秒なので、攻撃側のノートルダムは適当に時間を潰せばいいのですが、無理やりタッチダウンを奪って(ギャンブル攻撃といいます)攻守を交代させて、守備選手のルディを試合に出すように仕向けた、ということです。
④ルディの最後のタックルは「ブリッツ」という守備技術です。通常、攻撃側のボールを持っている司令塔(QB=クォーターバックです)にタックルに行くのは攻撃側に一番近いDeffensive Lineか二列目のLinebackerですが、時々一番遠いところにいるBacksがギャンブル的に中央突破してQBを直接倒すのがブリッツです。これはプロでも一試合に数回しか出ない大技です。最後の最後にルディのブリッツが決まったので場内狂喜乱舞となったわけです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
越後屋

4.0感動作

2019年7月8日
iPhoneアプリから投稿

目標に向かって頑張っている人がくじけそうになった時に観て欲しい作品です。感動で涙が溢れ出ました。清掃員のおじさんの言葉が良かった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
サラ