夜のめぐり逢い

劇場公開日:

解説

冬の夜、郊外の高速道路で出会ったある男女の心の動きを描く心理ドラマ。製作はルネ・クレトマン、監督・脚本は本作品が長篇第一作になるフランソワ・デュペイロン、共同脚本はドミニク・ファイス、撮影はシャルリー・ヴァン・ダムが担当。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデューほか。

1988年製作/フランス
原題または英題:Drole d'endroit pour une rencontre
配給:シネセゾン
劇場公開日:1990年1月20日

ストーリー

季節は冬。金曜日の夜、高速のパーキング・エリアで夫と口論し置去りにされたフランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、そこで車を修理しているシャルル(ジェラール・ドパルデュー)という男と出会い、言葉を交わし、次第に親しくなってゆく。フランスは、夫が帰るのを信じて待つが、翌朝になっても彼は戻って来ず、シャルルに誘われるまま一緒にそこを出発する。しかし途中で立ち寄ったガソリンスタンドで夫の姿を見たと聞き、フランスは再び夫を待つ決心をする。シャルルはそんな彼女に苛立ちながらも、何くれとなく世話を焼いてやる。その夜、フランスはひとりの長距離トラック運転手の車で夜を明かし、嫉妬で眠れないシャルルは、ガソリンスタンドのカフェのウェイトレスに旅に連れて行ってやる、と約束する。ところが夜になり、フランスが自分の車で眠っているのを見たシャルルは、ウェイトレスとの約束を破って、彼女を目覚めさせないように静かにエンジンをかけて、車を走らせるのだった。

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