夜霧のしのび逢い
劇場公開日:1965年11月16日
解説
アレコス・ガラノスの戯曲を彼自身が脚色、ヴァシリス・ジョルジアディスが監督したギリシャの港町を舞台にした恋愛風俗映画。撮影はニコス・ガルデリス、音楽ヴァン・ウェッターとスタヴロス・サルカコスが担当した。出演はジェニー・カレツィ、アレクサンドラ・ラディコウ、マリー・クロノプルーほか。
1963年製作/ギリシャ
原題または英題:The Red Lanterns
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1965年11月16日
ストーリー
ペテロ(ディミトリス・パパミカエル)とエレニ(J・カレツィ)は恋人同士。しかしエレニは彼に自分のことを話そうとしなかった。何故なら彼女は、港町の特殊歓楽街で働いていたからだ。エレニの同僚メリーには、店に通ってくる年下の若者が、アンナには、老人だが好人物の船長が求婚していた。その頃、公娼制度が法律で禁止されるという噂が流れ、その年のクリスマスはエレニにとって最高に幸せな時だった。彼女は恋人といつまでも踊りつづけた。一方、複雑な過去を持つ掃除女カテリーナのもとに、昔の恋人が帰ってきたのもその頃だった。公娼禁止の法律が成立した。同時に、皮肉にもそれぞれの女たちのうえに、次々と不幸がやってきた。アンナは船長遭難の知らせを受け、エレニの恋人は去っていった。何故なら、彼女に横恋慕していた男の口から、彼女の商売が知れてしまったからだ。そして、メリーさえも、若者の叔父の反対で結婚できなくなった。あらゆる哀しみと感傷をたち切り、過去を清算しようと決心したエレニの前に、恋人ペテロが再び現われた二人で新しく出直そうと……。そして急に淋しくなった歓楽街を、カテリーナが恋人とゆっくりと歩いている。二人はもう老人だが、山小屋での静かな生活が待っているのだ。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ヴァシリス・ジョルジアディス
- 脚色
- アレコス・ガラノス
- 原作戯曲
- アレコス・ガラノス
- 撮影
- ニコス・ガルデリス
- 音楽
- バン・ウェッター
- スタヴロス・サルカコス
受賞歴
第17回 カンヌ国際映画祭(1964年)
出品
出品作品 | バシリス・ジョルジアディス |
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第36回 アカデミー賞(1964年)
ノミネート
外国語映画賞 |
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