百合の伝説 シモンとヴァリエ
劇場公開日:1997年8月16日
解説
ミシェル・マーク・ブシャルドによる世界的ベストセラー『リリーズ』を原作に、女性役も含めすべて男性の俳優により映画化された一編。監督は「ゼロ・ペイシェンス」のジョン・グレイソン。製作はアンナ・ストラットンほか。脚本はブシャルド本人で、英語版脚本はリンダ・ガボリオー。撮影はダニエル・ジョビン。音楽は「カーマ・スートラ」のマイケル・ダンナ。美術はマリー=キャロル・ド・ボーモン。編集はアンドレ・コリヴォ。衣裳はリンダ・ミューア。出演は、ジェイソン・カデュー、ダニー・ギルモア、マシュー・ファーガソン、ブレント・カーヴァーほか。96年ロカルノ映画祭ヤング・シネマ・コンペティション最優秀作品賞、96年ジニー賞4部門などを受賞。
1996年製作/96分/カナダ
原題または英題:Lilies
配給:パンドラ
劇場公開日:1997年8月16日
ストーリー
1952年、カナダ、ケベック。老いた囚人シモン(オーバート・パラッシオ)の告解を聞く為に刑務所を訪れたビロドー司教(マーセル・サボーリン)は、突然、告解室に閉じ込められる。そして目の前で、40年前の日々が囚人たちによって演じられていく。時は20世紀初頭。ヴァリエ(ダニー・ギルモア)は自分が通う修道院で知り合ったシモン(ジェイソン・カデュー)と恋に落ちてしまう。密かにシモンへの愛に苦しんでいたビロドー(マシュー・ファーガソン)は、二人の姿にショックを受けヴァリエを罵った。シモンは傷ついたが、そんな時に優しい言葉をかけてくれた年上の女性リディアンヌ(アレクサンダー・チャップマン)の愛を受け入れてしまう。ヴァリエは打ちのめされ、炎に包まれて死んでしまう。40年の時を経て、シモンはビロドーへの復讐としてキスを与えるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョン・グレイソン
- 脚本
- ミシェル・マーク・ブシャルド
- 原作
- ミシェル・マーク・ブシャルド
- 英語版脚本
- リンダカ・ボリオー
- 製作
- アンナ・ストラットン
- ロビン・キャス
- アーニー・ゲルバート
- 撮影
- ダニエル・ジョビン
- 美術
- サンドラ・キバルタス
- 音楽
- マイケル・ダナ
- 編集
- アンドレ・コリヴォー
- 衣装デザイン
- リンダ・ミュアー
- 字幕
- 松岡葉子