モンテカルロ・ラリー

劇場公開日:

解説

「素晴らしきヒコーキ野郎」のジャック・デイヴィスとケン・アナキンの脚本を、ケン・アナキンが製作・監督したカー・レースの物語。撮影はガボール・ポガニー、音楽はロン・グッドウィンが担当した。美術はエルベン・ウェッブ、ボリス・ジュラガ、編集はピーター・テイラー、特殊効果はディック・パーカー。車製作・技術顧問はデイヴィッド・ワトソンの担当。出演は「絞殺魔」のトニー・カーティス、「大強盗団」のスーザン・ハンプシャー、「新・黄金の七人 7×7」のテリー・トーマス、「ブロンドの罠」のミレーユ・ダルク、ゲルト・フレーベほか。テクニカラー・パナビジョン(シネラマ方式)。

1969年製作/125分/イギリス
原題または英題:Monte Carlo Rally
配給:パラマウント
劇場公開日:1969年7月19日

ストーリー

モンテカルロ・ラリーといえば、現在では、プロ中のプロが競う代表的なレースだが四十年前には、冒険好きな紳士たちが腕をみせるアマチュア・レースであった。ラリーはまずモンテカルロから等距離の地点を出発して、一定のスピードで集合場所に到着せねばならない。さて出場者たちは、ヨーロッパの五つの地点から同時に出発した。スコットランドからはアメリカ人ギャンブラーのチェスター(トニー・カーティス)と英国貴族のカスバート(テリー・トーマス)が、ストックホルムからは、ドイツの巨漢で逃げこみのうまい前科者シッケル(ゲルト・フレーベ)と相棒のオットーの組と、ドーリッシュ少佐と部下キットの二組が、シシリア島からは、女性ドライバーのマリー(ミレーユ・ダルク)らの組と、警官ランチアが出場した。集合地点はグルノーブル。数々のアクシデントに出合いながらも到着。次はモンテカルロへ。人も車もへとへとになったが、なんとか全員たどりついた。だが、全車あまりに失点が多すぎるので市内のグラン・コルニシュ道路で再レースを行ない優勝者をきめることにした。さてさて、またもやアクシデント。タイヤを盗んだ者が出たり、ドイツのシッケル組の密輸がばれたり……。そして優勝のトロフィーはシシリアを出発した警官ランチアの組が受けた。だがランチアは難コースを走破したマリーらの女性組に敬意を表してトロフィーをゆずったのである。四十年前の、なんともおおらかなモンテカルロ・ラリーである。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「モンテカルロ・ラリー」以外にこんな作品をCheck-inしています。