むく犬ディグビー

劇場公開日:

解説

少年と犬のふれ合いを中心に、一薬品のために巨大化した犬がまき起こす騒動を描く。製作はウォルター・シェンソン、監督は「マジック・クリスチャン」のジョゼフ・マクグラス、脚本はマイケル・パートウィー、撮影はゲリー・アンスティス、音楽はエドウィン・T・アストレーが各々担当。出演はリチャード・ボーモン、ジム・デール、スパイク・ミリガン、アンジェラ・ダグラス、ジョン・ブルサル、ノーマン・ロシントン、ディンスデール・ランデン、ケネス・J・ウォーレンなど。

1977年製作/イギリス
原題:Digby the Biggest Dog in the World
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1979年3月17日

ストーリー

ビリー(リチャード・ボーモン)はむく犬のディグビーを可愛いがっていたが、おじいさんが犬を飼ってはいけないと言ったため、知り合いのジェフ(ジム・デール)に預けることになった。ディグビーの新しい飼主ジェフはNATO研究所の動物心理学者で、優しく内気な青年だった。ビリーの母、ジャニーヌ(アンジェラ・ダグラス)もここに勤め、野菜や植物の成長を促進させる薬を開発する“X計画”のプロジェクトチームの一員だった。この計画には、成長促進剤は成功したがそれを止める抑成剤がまだ開発されていない欠点があった。ジェフは、この薬を使って大きなバラを作るのが夢だったが、ちょうど研究室でチンパンジーのクラリッサが騒動を起こしている間に、少しだけ失敬した。家に帰ったジェフが、小皿に薬を溶かしている時、ジャニーヌの訪問を受ける。ジャニーヌが帰った後、バラに薬をかけ、ディグビーがドアから自由に出入りできるよう細工した。その夜、2人組の泥棒トム(ノーマン・ロシントン)とジェリー(ジョン・ブルサル)は警官に追われ、ジェフの家に逃げこむが、ディグビーに吠えられ、盗んだものを置いたまま逃げて行った。翌朝、ジェフが2階から降りてくると、ジャニーヌがミルクと間違えて与えた薬を飲んだディグビーが2倍の大きさになっていた。そこへディグビーを飼ってもいいという許しを得たビリーがやってくる。ジェフはビリーを家に入れず、ディグビーをよそへやったとうそをついた。ディグビーはどんどん大きくなり、困ったジェフは田舎のオバさんの家に頂けることにし、トレーラーに運び込んだ。しかし、ディグビーをサーカスに売りつけようと企んだトムとジェリーがディグビーを盗み出すことに成功。テレビで、ディグビーがサーカスの見せ物に出されていることを知ったジェフは翌日さっそくサーカスを訪れた。同じくテレビでディグビーの居所を知ったビリーは、そこでジェフに会い、ジェフの口から真実を聞き、2人でディグビーを探すことにする。ビリーの呼び声で暴れ出したディグビーはテントからぬけだし野原を歩き回っていた。そこへNATO研究所で出動させた軍隊がヘリコプターでやってきてディグビーを捕獲。研究所へ戻って、未完成の小さくする薬を取ってきたジェフはそれをそっと、すわっているディグビーにのませた。包囲した軍隊からは、爆撃が開始された。悲しみで涙を流すビリーの目の前に、ジェフのつけた薬がきいて小さくなったディグビーが姿を現わすのだった。

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