マンハッタン物語
劇場公開日:1964年8月8日
解説
「アラバマ物語」のアラン・J・パクラの製作、ロバート・マリガンの演出したコンビ2作目。脚本はアーノルド・シュルマン、撮影は「けっさくなエディ」のミルト・クラスナー、「アラバマ物語」のエルマー・バーンスタインが音楽を担当した。出演は「ウエスト・サイド物語」のナタリー・ウッド、「雨の中の兵隊」のスティーヴ・マックィーン、「おかしな、おかしな、おかしな世界」のイーディー・アダムス、「あなただけ今晩は」のハーシェル・バーナルディ、TVのハーヴェイ・レムベックほか。
1963年製作/アメリカ
原題または英題:Love with the Proper Stranger
配給:パラマウント
劇場公開日:1964年8月8日
ストーリー
ニューヨークのデパートのセールスガール、アンジー(ナタリー・ウッド)は、楽士ロッキー(スティーヴ・マックィーン)を相手に一夜を過ごした。やがてアンジーは妊娠したことに気づいた。女性の幸福は結婚にあると信じていたアンジーは、昔かたぎの母(ペニー・サントン)に知られないうちに処理しようと、ロッキーに連絡して、医者を探してくれと頼んだ。もともと結婚なんてワナにかかるようなものだと思っている男だが、自分の責任だと知ると、ガールフレンドの1人ストリッパーのバービー(イーディー・アダムス)に相談したが逆に腹をたてられてしまった。一方アンジーにはデパートの勤めを終えて家に帰る彼女を3人の兄弟がトラックで待っていることも、母が、近くでレストランを経営するコロンボ(トム・ボスレー)と結婚させようとしていることも悩みだった。ロッキーは医者を紹介してくれる男を見つけて、彼の両親から金を借りると、アンジーを連れて出かけた。しかし、医者は怪しげな女医でほうほうのていでバービーの家に連れていった。ロッキーはアンジーの弟ドミニック(ハーシェル・ベルナルディ)に全てを打ち明けるとアンジーに結婚を申し込んだが、アンジーはロッキーの、結婚に対する不信感を嫌って断った。数週間後アンジーはすべてをわきまえたコロンボの求婚を入れた。自分の浮草のような生活に気がついて、アンジーと仲直りしたがまたまた仕事のことで喧嘩。だが、結局ロッキーがおれて2人は結婚することになった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロバート・マリガン
- 脚本
- アーノルド・シュルマン
- 製作
- アラン・J・パクラ
- 撮影
- ミルト・クラスナー
- 音楽
- エルマー・バーンスタイン
受賞歴
第36回 アカデミー賞(1964年)
ノミネート
女優賞 | ナタリー・ウッド |
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脚本賞 | アーノルド・シュルマン |
撮影賞(白黒) | ミルトン・クラスナー |
衣装デザイン賞(白黒) | エディス・ヘッド |
美術賞(白黒) |
第21回 ゴールデングローブ賞(1964年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(ドラマ) | スティーブ・マックィーン |
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最優秀主演女優賞(ドラマ) | ナタリー・ウッド |