マルクス兄弟 デパート騒動

劇場公開日:

解説

現在ロウ・インコーポレーションの副社長であるルイス・K・シドニー製作になる1941年作品。ナット・ペリン(「凸凹ハリウッドの巻」)の原案から、シド・クラー、レイ・ゴールデン及びハル・フィンバーグ(「ごくらく珍爆弾」)の三人が脚色し、「凸凹ハレムの巻」のチャールズ・F・ライスナーが監督に当たった。チャールズ・ロートン・ジュニアが撮影、「夢のひととき」のジョジー・ストールが音楽を担当する。「二挺拳銃」につぐマルクス兄弟を中心に、「迷路」のトニー・マーティン、「姉妹と水兵」のヴァーニア・グレイらが共演する。

1941年製作/アメリカ
原題または英題:The Big Store
配給:セントラル
劇場公開日:1951年3月20日

ストーリー

私立探偵ウォルフ(グルーチョ)は助手のワッキイ(ハルポ)とオフィスを経営していた。或日大デパートの所有者の一人マーサ・ヘルプス(マーガレット・デュモン)が青年歌手トミイ(トニー・マーティン)を伴れて、最近暴漢に襲われるからと調査を依頼して来た。デパートにはワッキイの兄ラヴェリー(チコ)が警備員として働いていたが、彼とトミイの恋人の売子ジョーン(ヴァージニア・グレイ)が協力を申出た。デパートの支配人グローヴァ(ダグラス・ダンブリル)は、トミーを追出し、マーサを籠絡してデパートを乗っ取ろうとしていたが、ウォルフはマーサに恋してしまったので、ここに男2人のさや当てからさまざまの珍騒動が起った。トミーはデパートの権利を売り払って歌の道に精進しようとしたがそれを知ったグローヴァは彼を暗殺しようと図り、ついに悪漢一味と善玉との大活劇がデパートを舞台にくりひろげられることになった。かくてグローヴァは逮捕され、権利を売り払ったトミーは歌手としての道を進むことになった。

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