真夏の夜の夢(1984)

劇場公開日:

解説

イギリス出身で本国はもとより世界各国で活躍する劇団リンゼイ・ケンプ・カンパニーのシェイクスピア原作の舞台『真夏の夜の夢』の映画版。製作総指揮はセレスティーノ・コロナードとデイヴィッド・メイヤー、製作はミゲール・エンジェル・ペレス・キャンポス。監督と脚本はセレスティーノ・コロナード、舞台製作及びセット・デザインと衣装はリンゼイ・ケンプとデイヴィッド・ホートン、撮影はピーター・ミドルトン、美術はカルロス・ドレモケア、音楽はカルロス・ミランダが担当。出演はリンゼイ・ケンプ、マヌエラ・ヴァルガス、インクレディブル・オーランドほか。日本版字幕は関美冬。カラー、16ミリ、スタンダード。

1984年製作/78分/スペイン・イギリス合作
原題:A Midsummer Night's Dream
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1987年7月3日

ストーリー

アテネの王シーシアス(ニール・カプラン)がアマゾン国を攻めて女王ヒポリタ(マヌエラ・ヴァルガス)を強奪し、その婚礼を間近に控えた頃。この国の貴族の娘ハーミア(アニー・ハックル)にはライサンダー(デイヴィッド・メイヤー)という恋人がいるが、ハーミアにはもう一人ディミートリアス(デイヴィッド・ホートン)という若者が想いを寄せ、そして彼に恋をしているヘレナ(シェリル・ヘイゼルウッド)という娘がいる。ハーミアとライサンダーは駆落ちをして森へ逃げ、ディミートリアスとヘレナもそれぞれ森へ。そしてシーシアスとヒポリタの婚礼の余興に演じる「ロミオとジュリエット」の稽古のために、町の職人たちも森へ入ってゆく。その森では、妖精の王タイターニア(インクレディブル・オーランド)が美しいチェンジリング(フランソワ・テストール)をとりあって喧嘩の真最中。オーベロン(マイケル・マチュー)に仕える妖精パック(リンゼイ・ケンプ)が気まぐれから操る媚薬によって、森の中に入り込んだ二組の恋人たちや職人たちはとんだ騒動に巻きこまれ、妖精の女王タイターニアまでが一角獣にされた職人のボッタムに一目惚れしてしまう。そんな恋の一夜が明けて、シーシアスとヒポリタ、ハーミアとライサンダー、ディミートリアスとヘレナの婚礼は滞りなく行われ、職人たちが演じる「ロミオとジュリエット」に拍手喝采して舞台は大団円を迎える。

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