ポルターガイスト(1982)のレビュー・感想・評価
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【”死者に敬意を払った土地開発を・・。”ポルタ―ガイスト現象は経験すると嫌なモノですが、霊に敬意を払えば人間に危害を加えるモノではありません。今作は敬意を払わないとどうなるかを描いた作品です。】
■新興住宅地クエスタベルデに越してきたフリーリング一家。
だが家の中の家具がひとりでに動く怪現象が次々に起こり、やがて嵐の晩に末娘キャロル・アンがTVの中に呑み込まれ行方不明になってしまう。
彼女を助けるために霊媒師タンジーナが呼ばれる一方、土地一帯が元は墓地だったことが判明し、怪異の正体が現れる。
◆感想
・今作を今から40年前に劇場で観た人は、仰天しただろうなあと思う。
・そもそもポルターガイスト現象自体が、余り認知されていない時代である。
・VFXも当時としては画期的な内容だったのだろうな。物語の流れが、決して霊を全面悪にしないところが、スティーブン・スティルバーグらしいな、と思った作品である。
<登山時代に、頻繁にポルターガイスト現象を経験したNOBUの感想>
家を借りたり、買ったりするときにはお祓いは必要である。前の土地に何があったかを調べなければいけないのは、今作を観ても分かる通りである。
一番気を付けなければいけないのは、シティホテルに泊まる時である。部屋に入って嫌な気持ちになったら直ぐにフロントに言う事は必須である。直ぐに部屋を変えてくれる。
ポルターガイストは、敬意を払えば人間に害悪を齎すものではない。それを忘れてはイケナイであろう。>
当時は怖かった(笑)
怖い
あ、白木みのるさんだ
砂の嵐から・・・。光に潜む闇!
懐かしい。無性に見たくなっての鑑賞です。
古臭さはありますが、そこが良いって感じですかね。楽しませてもらいました。
恐いホラーと言うよりも、後半はアクション全快ってくらいのド派手な場面の連続です。
泥にまみれたり、汚物に包まれたり、ホンッと役者さんも大変な時代でした。
曰く付きの映画ということで、本編より恐いこっちが有名なんじゃないかな。
「1」の公開後に長女役の女優さんが・・・
「2」の公開前後で、メインだった宣教師?の役者さんと、本作にも出ていた霊媒師の女優さんが・・・
そして、「3」の公開後には、主役の女の子が亡くなってしまうという・・・
偶然も重なれば必然だと言われるように、何かあるんじゃないかって思っちゃうよね。
まぁ、そんな逸話が無かったとしても、本作は、後世に残る作品だと思います。面白かった。
スピルバーグらしいホラー?
子供の時って、やたら押入れとか人形、ふとんのシワとかが怖いときありましたよね?
その恐怖がただの錯覚ではなく、実際にあの世と繋がってしまい、幼い子どもが悪霊(?)に連れ去られてしまう。
ホラーと言えるのかどうかは疑問ですが、面白かったです。昔の良き映画って感じですね。
ドタバタシーンは、なんだかグレムリンを思い起こさせました。
公開当時に観れたなら
過去のホラー映画の中で有名な作品の一つ。やっと鑑賞。
公開当時は怖く感じたんだろうな、という、エクソシストなどを観た時と同様の感想。
自分だけでなく現代の人たちは、あらゆるホラー映像や映画などを観てオカルトに関して知っている事が多いので、やはり昔のホラー映画では怖さ・面白さを感じない事がほとんどなんだろうな、と寂しくなりました…
異常現象調査隊の人たちが家に訪れて様々なポルターガイストを目の当たりにするシーンは、あまりに思いっきり物が飛んだり動いたりしていて笑ってしまいました。ホーンテッドマンションのような雰囲気。
ポルターガイスト以前に、長女が工事業者のおじさん達に性的なからかわれ方をして中指を立てる場面や、ペットの埋葬方法&取り扱い方など、時代を感じるシーンが多くそちらの方が観ていて嫌な気持ちになりました。笑
トビーフーパー監督
憧れのアメリカ。
今まで見た中で一番怖いホラー
いまだかつて これより怖い映画はない。
今まで見た海外ホラーは
・エクシシスト(全然 怖くない)
・オーメン(三本立ての二本目に不意に入っててちょっと怖かった)
・13日の金曜日(怖いと言えば怖い。でも日本人は夏休みにこういうキャンプ的なやつ行かないので)
この テレビに吸い込まれたり押し入れの奥にあの世があって、何より子どもが吸い込まれて行くっていうのがもう無理。前半の何気なさがどんどん怖くなっていくのも余計怖い。
そう言った意味で邦画ホラーのダントツが
仄暗い水の底から です。
人は立場や気分で 感想が全然違うものだなあと思う。
最後のこれでもかこれでもか、な感じはかえってスッキリするけど。
公開後 長女役の女の子が死亡。
タイトルなし
砂嵐のことを石川県では「ジャミジャミ」と言います。
10数年ぶりにBS2にて観た。日本人の感覚からすると、ポルターガイスト現象はどうしても怖くない。というより、物が動くというものは、実際に現場に居た者じゃないと恐怖を味わえないのだろう。映画やテレビという媒体なのだから、やはり見えないモノはよくわからない(研究所員が洗面所で顔を掻きむしるシーンが唯一怖い。他はピエロ人形くらいかな)。したがって、これは家族愛のドラマとして鑑賞するのが正解。
最初の子供たちのやりとりに「フォースだ!」と言ってスプーンを掲げるシーンがあったり、子供部屋のSWグッズはルーカスへの友情の証なんでしょうね。『E.T.』のロケ地と一緒なのも面白い。キャロル=アン役のヘザー・オルークちゃんは13歳の若さで・・・惜しい女優です。
久し振りに鑑賞☆
ホラー映画と言うよりエンターテイメント・スピルバーグ映画
1982年に公開された、言わずと知れたホラーの名作。
怪奇現象を扱った“オカルト”の部類に入るのだが、「エクソシスト」「オーメン」のような本格オカルト・ホラー色は薄い。
当時の最新SFXを駆使したSF色の強いスピルバーグ映画として見るのが正しい。
スピルバーグはプロデュースと脚本を務めているのだが、平凡な家族を軸にした物語(例「E.T.」)、何気ない日常の積み重ねの中に唐突に起こる事件(例「JAWS」「未知との遭遇」)、そして叩みかける見せ場の連続(例「レイダース」)…もはやスピルバーグが監督と言ってもイイくらい。
ジェリー・ゴールドスミスの音楽も何処となくジョン・ウィリアムズ風だ。
しかし、監督トビー・フーパーも黙っちゃいない。
スピルバーグ・タッチの中で驚愕のグロい顔面崩壊シーン。
トビー・フーパーここに在り!と感じたホラー・ファンも多いのでは?
正直、それほど“怖さ”は感じなかったが、“雷”や“怪物のような大木”や“不気味な顔のピエロ”のショットは印象深い。
子供にとって、そういうのは怪奇現象より怖いのだ。
スピルバーグ×ホラー=SF
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