ボルサリーノ2

劇場公開日:

解説

一九二〇年代のマルセイユを舞台に、相棒を殺されたギャングの復讐を描いた「ボルサリーノ」の続篇。製作はアラン・ドロン、監督はジャック・ドレー、脚本はパスカル・ジャルダン、撮影はクロード・ボーゴアン、音楽はクロード・ボランが各々担当。出演はアラン・ドロン、リカルド・クッチョーラ、ダニエル・イヴェルネル、カトリーヌ・ルーヴェル、アンドレ・ファルコン、ライオネル・ヴァトラン、ルネ・コルデホフなど。

1974年製作/110分/フランス
原題または英題:Borsalino and Co.
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1975年2月8日

ストーリー

小雨が降る晩秋の肌寒い朝、フランソワ・カペラ(ジャン・ポール・ベルモンド)の葬儀がマルセイユ郊外の墓地でひっそりとり行われていた。僚友を失ったロッコ・シフレディ(アラン・ドロン)は哀しみを隠そうとはせず、その表情にはある硬い決意もうかがわれるようだった。それから三ヵ月後、フランソワの復讐をとげるつもりのロッコをファンティ警部(ダニエル・イヴェルネル)が訪ねて来て、フランソワ殺害の黒幕はマフィアのボルポーネ兄弟の弟の方のラルティグ(リカルド・クッチョーラ)だと告げた。ロッコはただちに腹心の部下フェルナン(ライオネル・ヴァトラン)を伴って始末した。この事件を契機にロッコとボルポーネ(R・クッチョーラ--二役)の血で血を洗う抗争の幕が切って落とされた。ボルポーネは弟を殺された報復として、ロッコの所有する劇場やレストランを破壊した上、ロッコを捕え、昼夜を分かたずアルコール漬けにして彼をアル中にしてしまう。しかもボルポーネは新聞記者を呼んで彼の泥酔現場を写真に撮らせて、精神病院にぶち込んでしまった。今度こそ再起不能だと思われたロッコを、部下のフェルナンが救出し、イタリアのジェノヴァに連れ去った。それから三年の月日が流れた。ボルポーネの勢力は磐石だった。表向きは善政を施す人間の貌をもち、裏では暗黒街のボスだった。しかも抬頭してきたファシズムの命をうけてムッソリーニとヒットラーともひそかにつながりをもっていたのである。ある日、一台のトラックと乗用車が海岸沿いの道をマルセイユに向かっていた。トラックの幌には「ボルサリーノ&カンパニー」と、鮮やかな文字が記されてあった。これこそ雌状三年、ジェノヴァで復讐の準備をしていたロッコとその部下たちだった。ロッコの打つ手は早かった。ボルポーネの子分を一人一人消して行き、ファンティ警部の立ち合いのもとで命をもらうことを宣言した。ロッコの復讐心に脅えたボルポーネはマルセイユを脱出してベルリンに向かおうとしたがその逃走途中、列車の中で発見され機関車の釜の中にほおり込まれてしまった。すべてを終えたロッコはさわやかな表情でアメリカ行きの船に乗っていた。同行は彼の部下数人と、かつてのフランソワの愛人で、今ではロッコの妻ともいえるローラ(カトリーヌ・ルーヴェル)だった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0アラン・ドロン

2018年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

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