ボクサー(1997)
劇場公開日:1998年6月13日
解説
刑務所帰りの元ボクサーと、彼の元恋人の人妻をめぐるラヴ・ロマンス。監督は「マイ・レフト・フット」「父の祈りを」のジム・シェリダンで、主演のダニエル・デイ=ルイスとのコンビ3作目となる。製作はシェリダンと、前2作で彼と組むアーサー・ラピン。脚本はシェリダンと「父の祈りを」のテリー・ジョージ。撮影は「マイケル・コリンズ」のクリス・メンゲス。美術は「エビータ」のブライアン・モリス。音楽のギャヴィン・フライデーとモーリス・シーザー、編集のジェリー・ハンブリングは「父の祈りを」に続く参加。共演は「奇跡の海」のエミリー・ワトソン、「チェーン・リアクション」のブライアン・コックスほか。
1997年製作/114分/イギリス
原題または英題:The Boxer
配給:UIP
劇場公開日:1998年6月13日
ストーリー
北アイルランド、ベルファスト。ボクサーとして有望視されながら、IRAに参加したことで服役していたダニー(ダニエル・デイ=ルイス)は14年ぶりに故郷の町に帰ってきた。元恋人で組織の幹部ジョー(ブライアン・コックス)の娘でもあるマギー(エミリー・ワトソン)は、親友の妻となり、息子のリアムを育てながら服役中の夫を待つ身だった。ダニーはマギーへの愛を胸に、元コーチのアイクの助けを借り、再びボクサーとしてリングへあがる。再燃するかに見えたダニーとマギーの仲は、穏健派のリーダーであるジョーにも従わないIRAの過激な闘士ハリー(ジェラード・マクソレー)をはじめとする組織の監視の目に阻まれた。そして警察互助会会長のレジー・ベルが主催するボクシングの試合の日。強敵をくだすダニーだが、直後、会長が暗殺される。暴動の中、ジムも炎上。放火したのはマギーとダニーの密会に疑いを抱いたリアムだった。マギーからことの次第を聞き、ショックを受けるダニー。そこをハリーたち過激派が急襲、ダニーは拉致される。トンネルの中、ダニーを殺そうとするハリーはジョーの手で倒された。かくしてダニーは町にとどまることを誓うのだった。
スタッフ・キャスト
受賞歴
第55回 ゴールデングローブ賞(1998年)
ノミネート
最優秀作品賞(ドラマ) | |
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最優秀主演男優賞(ドラマ) | ダニエル・デイ=ルイス |
最優秀監督賞 | ジム・シェリダン |