ボーイフレンド

劇場公開日:

解説

ファッション・モデルの女王として一世を風びしたツイッギーの主演するファンタジックなミュージカル。製作・監督・脚本はケン・ラッセル、原作(舞台劇)はサンディ・ウィルソン、撮影はデイヴィッド・ワトキン、音楽(編曲・指揮)はピーター・マクスウェル・デイヴィス、舞踏振付けはテリー・ギルバート、衣装デザインはシャーリー・ラッセル、編集はマイケル・ブラッドセルが各々担当。出演はツイッギー、クリストファー・ゲイブル、マックス・エイドリアン、ブライアン・プリングル、マレー・メルヴィン、モイラ・フレーザー、ジョージナ・ヘイル、ウラデク・シーバルなど。

1971年製作/イギリス
原題:The Boy Friend
配給:MGM
劇場公開日:1970年12月

ストーリー

ここはイングランド南部の港町ポーツマス。今は色あせたロイアル劇場の楽屋では、「ボーイフレンド」上演準備に大わらわである。いよいよ開幕を待つばかりとなった時、座長のマックス・マンデビル(マックス・エイドリアン)に電話が入った。主演女優のリタが怪我をして出演不可能となったのだ。大あわてのマックスは切羽詰って、若い舞台監督助手のポリー・ブラウン(ツイッギー)に代役を命じ、尻込みする彼女を無理やり舞台に押し出した。こんなポリーを盛り立てるメンバーは、トニー(クリストファー・ゲイブル)--ポリーがひそかに恋をしている相手。ホーテンス--生粋のロンドン子。パリ娘を演じながら、いつもロンドンなまりが飛び出す。パーシーとモイラのパークヒル夫妻(B・ブリングルとM・フレーザー)--一座のベテラン・スターたち。キャサリン--座長夫人。アルフォンズ(マレー・メルヴィン)--コーラスの若手で、ひそかにポリーを愛している。さて、舞台では、ハリウッドの著名な映画監督デ・スリル(ウラデク・シーバル)が客席にいると聞いて大張切り、中には主役を押しのけて、目立とうとするコーラス・ガールもいる。活気にあふれた舞台を見ているうちデ・スリル監督はいつしか、このミュージカル・ナンバーの幾つかを取り入れた、ハリウッドの豪遊な映画シーンを空想し、ポリーもまたギリシャの牧歌的なシーンを幻想していた。舞台裏では競争意識、嫉妬、ロマンスなどが入り乱れ、アルフォンズはポリーとトニーのロマンスの進展を悲しく見つめていた。 さてミュージカル「ボーイフレンド」の舞台はたけなわ。時は一九二〇年代後期。所は南仏リビエラ。マダム・デュボンネ(モイラ・フレーザー)の花嫁学校は、カーニバルの舞踏会を前に、ポリー、メイシー、フェイたち生徒がはしゃぎまわっている。財産家の跡取り娘ポリーは、エスコートの男性をでっちあげて、財産目当ての狼どもを撃退している。そこへ現われたポリーの父は、マダム・デュボンネが、昔のガールフレンド、キキだと知る。また、ポリーの舞踏会用の衣裳が、ハンサムなメッセンジャー・ボーイのトニーによって届けられ、二人は愛し合う。(I Could Be Happy With You)そのトニーは、本当は貴族の御曹子で、二人は、海岸でデートして、(A Room in Blooms bury)スイートホームを夢みる。そしてポリーとトニーは結ばれポリーの父もキキと結ばれる。また、ほかの生徒たちも、みんなハンサムな男性と意気投合する。--ショーが終って、トニーがデ・スリル監督の長年尋ねあぐんでいた息子であると分り二人は偶然のめぐりあいを喜び合った。ポリーはハリウッドに誘われたが、愛するトニーとの倖せを選ぶのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第29回 ゴールデングローブ賞(1972年)

受賞

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ツイッギー

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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