ヘル・レイザー

劇場公開日:2023年12月8日

ヘル・レイザー

解説・あらすじ

ホラー作家のクライブ・バーガーが自らの著作「ヘルバウント・ハート」を映画化し、1980年代ホラーを代表する一作となった恐怖映画。

極限の快楽をもたらすという謎のパズルボックスを手に入れたフランクは、そのパズルを解いたことで異界から現れた魔道士たちに八つ裂きにされ、肉体を失った。それから数年後、空き家となっていたフランクの家に、弟のラリーが新妻のジュリアと娘のカースティとともに引っ越してくる。そして、ラリーが怪我をして流した血によってフランクの魂は覚醒し、おどろおどろしい姿となって現れる。実はフランクとジュリアはかつて愛人関係にあり、フランクはジュリアを使って家に男たちを誘いこみ、その血肉を食らって肉体の完全な復活をもくろむ。その企みを知ったカースティは、パズルボックスを奪って逃げるが……。

魔道士と対峙するヒロイン、カースティ役には本作の後もシリーズ3作品に出演することになるアシュレイ・ローレンス。カースティの父ラリー役に「ダーティハリー」の悪役で知られるアンドリュー・ロビンソン、カースティの継母であるジュリア役にクレア・ヒギンズ、まがまがしくフェティッシュな造形でホラーアイコンにもなった魔道士ピンヘッド役をダグ・ブラッドレイがそれぞれ演じた。

1987年製作/94分/PG12/イギリス
原題または英題:Hellraiser
配給:フリークスムービー
劇場公開日:2023年12月8日

その他の公開日:1988年3月(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0 セノバイト

2025年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 80年代のスプラッター・ホラー映画は興味深い。レンタルビデオを借りて見まくっていたあの時代が懐かしい。その中の一作。グロテスクな人体模型のような造形はCGの無い時代にあって最高峰の出来映え。4人の魔道士(セノバイト)の中でもピンヘッドが有名だけど、他も負けてはいない。

 今からすれば大したことないけど、気持ち悪さは小動物や昆虫にまで及ぶ。エロスを求めながらも苦痛しかもらえなかったアホなフランク。どれだけ弟を憎んでいたかがわかると面白いのだが、彼の姪にあたるカースティ(アシュレイ・ローレンス)が可愛いから許す。

 それにしても苦痛を乗り越えたら本当に快楽がやってくるのだろうか?腐敗した身体から逆に人間に戻るという発想も大したもので、血液の逆流なんかにも現われていた。カースティが謎の男に付きまとわれていたけど、ラストで納得。彼女にしてみれば偶然箱を開けただけなのに、ここまで被害を被るとは・・・

 魔道士たちの痛みはどのくらいなのだろう?というか、そんな苦行に意味があるのか?と、おバカさ加減も大好物なので次回作も楽しみ。

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kossy

4.0 ホラー映画の古典

2025年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

4.0 そういう話なの⁈

2025年7月16日
iPhoneアプリから投稿

怖い

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たいやき

未評価 映像には36年の時の流れが

2025年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 僕の、ホラー・オールタイムベスト5に入るお気に入り作がデジタル・リマスターで劇場公開です。アメリカへ仕事で出張させて貰った時、何らの事前情報もなく入った場末の映画館で観たのでした。お客さんは3~4人ほどでしたが、僕は客席で「すげぇ~っ」と震えていました。台詞なんて半分も聞き取れていなかったでしょうが、このグッチョングッチョンの映像で十分です。その時以来の再見です。

 エロとホラーは脳みその非常に近い場所にあって互いに刺激し合っているに違いないと当時確信したアブナイ混然一体感はやはりゾクゾクするし、魔導士登場シーンにはゾワゾワしました。ピンヘッドは相変わらずクールだわぁ~。しかし、映像には36年の時の流れがはっきり感じられ、今観ると意外なほどチープに映りました。あの頃は「ひゃ~っ」と震えあがったのに、どこかどこか喜劇的にすら思えました。

 この後、ヘルレイザー2, 3, 4 のリバイバル上映が来年に続くのですが、この辺は当時でも白けたので、これはパスだな。

 2023/12/20 鑑賞

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La Strada