ヘルスネーク
劇場公開日:1975年3月1日
解説
邪悪な黒蛇にとり憑かれた十七歳の少女の奇行を描く。製作はヨゼフ・ハドラーワ、監督はマイケル・ワルター、脚本はオーガスト・リーガー、撮影はエルンスト・W・カリンケ、音楽はハンス・マルティン・マイエフスキーが各々担当。出演はダグマー・ヘードリッヒ、ヴェルナー・ブランズ、ルドルフ・シュンドラー、ミハエル・ヒンツ、ペーター・マルタン・ウルテル、エリザベート・ヴォルクマン、エバ・キンスキー、ギュンター・クレメンツなど。
1974年製作/西ドイツ
原題または英題:Magdalena and the Evil
配給:富士映画
劇場公開日:1975年3月1日
ストーリー
ミュンヘンの肌寒い夜一人の老人がハリツケにされてぶら下っていた。その老人の肉身は、孫娘のマグダレーナ(D・ヘードリッヒ)唯一人だけだった。両親を交通事故で失ったマグダレーナは女子寮に入っている。ある日、彼女に恐ろしい異変が起こった。寄宿舎のパーティの夜、床に倒れ口から泡をふき出したのだ。そのときからマグダレーナの信じ難い奇行が始まったのだ。何かに憑かれているかのように人々に暴力をふるい、ところかまわず発狂する。精神科の権威フォーク教授は彼女を田舎の別荘で転地療養させることにした。教授の若い助手ショルツ医師(M・ヒンツ)といつしか愛し合うようになった。そして教授は遂に彼女の悪の根源をつきとめた。犯人は彼女の祖母だった。祖母は夫の愛人を殺して夫に殺された女だった。その霊が孫娘にとり憑いたのだ。翌日の朝、裏庭で火をつけようとしているのを二人にみつけられると、マグダレーナは手に斧を持ち、彼女の怒りにもえた口からは次々と呪いの言葉があふれ出た。教授の指示に従い、マグダレーナが小さい頃したお祈りをすると、彼女の口から邪悪な黒蛇“ヘルスネーク”が出た。悪魔をはき出したのだ。すると彼女は元のように愛らしい少女に戻り、疲れ切ったその身体をショルツに寄りそえるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・ワルター
- 脚本
- アウグスト・リーゲル
- 製作
- ヨゼフ・ハドラーワ
- 撮影
- エルンスト・W・カリンケ
- 音楽
- ハンス・マルティン・マイエフスキー
- 字幕監修
- 野中重雄