プロジェクト・イーグル
劇場公開日:1991年3月9日
解説
アフリカの砂漠を舞台とした、ジャッキー・チェンが「奇蹟 ミラクル」に続いて監督・主演したアドヴェンチャー・アクション。エグゼキュティヴ・プロデューサーはレイモンド・チョウ、脚本は威禾創作組による原案を基にエドワード・タンとジャッキー・チェンの共同、撮影はアーサー・ウォンが担当。出演はほかにドゥドゥ・チェン、池田昌子など。
1991年製作/116分/香港
原題または英題:飛鷹計劃
配給:東宝東和
劇場公開日:1991年3月9日
ストーリー
アフリカのジャングルでの秘宝を巡る戦いから戻ったばかりの“アジアの鷹”(ジャッキー・チェン)のもとにかつて力を貸した男爵からのメッセージがもたらされる。そこで彼を待っていたのは、第二次大戦中、ナチス・ドイツのカタリン男爵が砂漠に隠した金250トンを見つければ、その一%が報酬として与えられるという壮大なプロジェクトだった。ジャッキーは財宝のありかを解く手がかりをつかみ、それがかつてのドイツ軍の基地の中に隠されていることを知る。謎を握るのはカタリン男爵の副官だった男だが、彼は失踪してしまっていた。副官の孫娘エルザ(エヴァ・コーボ)、男爵の呼び寄せた中国系の女性歴史家エイダ(ドゥドゥ・チェン)、そして旅の途中で拾った日本人少女、桃子(池田昌子)も加え、ジャッキーは基地の眠っている砂漠の中に向かった。が、彼らを突然盗賊が襲い、エルザとエイダが連れ去られてしまう。2人を必死の計略で救出したジャッキーだが、今度はテロリストのタッシーとアマンにつかまってしまい、財宝のありかへと案内させられることになる。ところが基地はすっかり砂に覆われていて、落胆したテロリストたちのすきをついてジャツキーたちは脱出、最後の手がかりである集落に向かうが、誤って流砂に呑まれてしまう。が、それがケガの功名、その奥に秘密の基地があったのだ。しかし彼らの後を財宝を狙うかつてのカタリン男爵の部下の唯一の生き残りの元ドイツ軍人が傭兵を率いて追ってきた。副官は既に彼の手によって殺害されていたのだ。激しい攻防を繰り返しつつ、ジャッキーたちは金貨の隠し場所へとたどりつく。しかし、そこは秘密のキーナンバーがなければ開けることができない。番号はエルザのペンダントの中にあり、ついに扉は開かれた。目の前の金貨をめぐって、最後の戦いが始まる。ジャッキーたちは気圧テスト用のファンを利用して、基地から脱出する。基地は爆破され、金貨は敵もろとも再び砂の中へと消えた。