プロヴァンス物語 マルセルの夏

劇場公開日:

解説

フランスの国民的作家マルセル・パニョルの自伝的小説「少年時代」3部作をもとに映画化した「プロヴァンス物語」2部作の第1作。お針子の母オーギュスティーヌと教師の父ジョゼフのもとに生まれた少年マルセルは、幼い頃から読み書きが得意だった。やがて弟や妹も生まれ、9歳になったマルセルは家族や伯父夫婦と共にプロバンスの丘陵でひと夏を過ごすことに。狩猟の名人である伯父に誘われて狩りに出た父は、はじめは頼りなかったものの見事にヤマウズラの王バルタベルを仕留める。楽しい日々はあっという間に終わりを告げ、マルセルは愛するこの丘と、ここで知り合った親友のもとに留まるべく奮闘する。監督は「わんぱく戦争」のイブ・ロベール。2018年、デジタルリマスター4K版で2部作同時にリバイバル公開。

1990年製作/111分/フランス
原題:La gloire de mon pere
配給:オンリー・ハーツ
日本初公開:1991年8月24日

スタッフ・キャスト

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(C)1990 GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION

映画レビュー

3.519世紀末の自然豊かなプロヴァンスで過ごした穏やかな夏の日の想い出

2021年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フランスの長閑な田舎を舞台にしたコメディ映画「わんぱく戦争」「ぐうたらバンザイ!」のイブ・ロベール監督の作品だが、以前のユーモア溢れる作風は影を潜めて、淡々とした大らかな演出が19世紀末の時代を再現する。小学校教師の厳格な父親と若くて美しい母親を尊敬し愛する9歳の少年が過ごした夏の日の出来事。母の妹夫婦と家族同様に触れ合う描写も良く、当時のフランス中流階級の生活感が偲ばれるノスタルジックな作品。夏のバカンスの舞台になるプロヴァンス地方の荒涼としながらも原始的な美しさが残る自然の背景、、その中で寛ぐ家族の生き生きとした表情が羨ましい。想い出の中では美化された記憶が蓄積していくであろうが、それを承知しても、この映画の温もりは失われた人間らしい安らぎの時を刻んでいる。ロベール監督がユーモアの先にある温もりに到達した愛すべき佳作。

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Gustav

2.0ホームビデオ?

2020年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

4.0夏休み

2018年8月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

123本目。
ショックウェーブ観ようと思ったら、ほぼ満席。
そんな訳で恵比寿へ。
行って気付いたリマスターかっ。
新作かとばかり思ってた勉強不足。
でも画の質感とかが懐かしく感じ、またストーリーも相まって何かワクワク。
童心に帰ったかの様。
ああ戻りたい。

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ひで

4.0少年目線で語られる夏の思い出

2018年8月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

いやーなんて平和な話なんだ。ここに描かれるのは少年の日常の風景。特に大きな事件は起きないけどずっと見守れれる。雰囲気は赤毛のアンとか、ハイジみたいな。
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マルセルにとってパパは世界で1番尊敬してる人間で、パパの威厳が傷つくことを嫌がる。だから狩猟の時パパが獲物を取れるようにアシストしたり、なんて良い息子なんだ!.
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時代を感じたのは、叔母さんが妊娠したとき29歳でだいぶ高齢出産だねって言われてたこと。今なら29歳なんて適齢期だし、もっと歳いってから産んでる人なんて星の数ほどいるし(笑).

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せつこん

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