劇場公開日 1986年5月17日

ブレックファスト・クラブのレビュー・感想・評価

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3.5土曜日からの月曜日

2016年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

価値観、趣味、ジャンルなど色々な点で付き合う関係を持つ人間が決まったり決まらなかったりで社会に出れば多種多様な人々と親交が出来たり出来なかったり。

学校って仲良くなる人が自ずと決まったりで狭い学校から自分の狭い世界にと限定されて。

月曜日には土曜日の関係性が保たれているのか単純なようで複雑な学生生活。

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万年 東一

4.0心が死んでない、大人になるために

2010年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

イリノイ州の高校。
5人の生徒が“補講”として土曜の朝に図書館に集められ、
作文を書くよう言われる。
集まったのは、お金持ちで学校のお姫様クレア(モリー・リングウォルド)、レスリング一流選手アンドリュー(エミリオ・エステヴェス)、ガリ勉でナードなブライアン(アンソニー・マイケルホール)、 変わり者のアリソン(アリー・シーディ)、不良のジョン(ジャド・ネルソン)。

それまで何の接点もなく、名前さえ知らなかった5人が図書館という閉鎖された空間の中で
反発しあいながらも、 先生への反抗から連帯感が生まれたり、
マリファナ・パーティでハイになって心のうちを語り出したり…

でも、ここですぐに“仲良し”になっておしまい…なキレイ事にしないのが、
ジョン・ヒューズ映画。
ブライアンが、
「月曜になったら、僕たちどういう顔して会うのかな?」と問うと、
クレアの答えは、「無視するわ」

そこからさらに深い葛藤が生まれ、心のもう一つ深いところへと踏み込んでいきます。

当時は、エミリオ・エステヴェスのファンだった私。
アイドルっぽい俳優から比べるとかなり地味な印象だったので、
「私はあのナイーヴな雰囲気が好きなのであって、面食いではない!」
と思っていたのですが、いやいや。
見直したら、背は低いけれど、
めちゃくちゃ端正でキレイな顔ではありませんか!!
ちょっとジェイク・ギレンホールとかに通じるような、不器用そうな系統。

そして、そのエミリオとは『セント・エルモス・ファイアー』でも
共演していたジャド・ネルソンの
ねちっこ~くイヤらしいこと!!!

清潔な感じの俳優が好きなジョン・ヒューズは、この役を
アンドリュー・マッカーシーにやらせたかったらしいですが、
私なら、ロバート・ダウニー・Jrにやってほしかったなあ、と。
でも、ジャド・ネルソンの“旬”をとらえた、という意味では、
このキャスティングで正解で貴重だったのでしょう。

モリーは、この作品でもはやりめちゃくちゃおしゃれで可愛いです。

しかし、この映画でスバラシイのはアリー・シーディ!
こうゆう“不思議ちゃん”キャラが、
主役級としてスクリーンに登場した
最初の作品なのではないでしょうか?
目の周りを黒く縁取るちょいゴスなメイクも、
アリー本人のアイデアだとか。

そのアリソンの言うセリフ
「大人になると、心が死ぬのよ」

・・・

そうそう、当時はそう思って見てたんだよなあ、、、
じゃあ、今はどうなんだろう…と、ふと考えてしまいました。

そしてこの映画には、ラストシーンで
アンソニー・マイケルホールを迎えに来るパパの役で、
ョン・ヒューズ本人がチラっと出ています。

偶然だったのですが、
今回の特集のラストにまさにふさわしい作品でした。

ちなみに、、、
この作品の印象的な写真は、アニー・リーボヴィッツが撮影したものだとか。
なるほどーーーーと、これも深く納得。

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めぐ吉