劇場公開日 1986年5月17日

ブレックファスト・クラブのレビュー・感想・評価

全20件を表示

4.0日米若者比較

2023年8月19日
PCから投稿

タイプの異なる五人の若者がほんの一日だけ学校の図書館に補習で缶詰になっている間の会話で当世アメリカ若者気質を浮き彫りにする趣向です。
大した話もストーリーもありませんが、日本とは全く違うアメリカの若者の価値観が何となくわかるような気がする作品です。
肌に合わない人には、ひたすら退屈な作品なので万人向けとは言えませんが、アメリカでは青春映画のアイコンになっているだけあって、あとを引くような切なさを感じます。

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越後屋

2.5高校生向け、厨二でもイケメンならモテる

2023年5月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

評価がよいので見てみたら、、

スクールカーストもの。
しかし、大人的には内容が全くない、これは高校生が観るものか。

特に気になったのが粗野なイケメン君。完全な厨二。こーいう奴、確かにいたなあ、と。

内容的には、そこまで。彼が何かを変えるとか、生み出すとかは無かった。もしかして、囮になった事?それは自ら巻いた種。

そして最も不可解なのが、お嬢様とデキてしまう事。

という事は、粗野ならモテるという図式が成り立つ。ただしイケメンに限る。

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ho

4.0スクリーンの中の友達

2023年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

難しい

幸せ

前提として
・ジョン・ヒューズ&ネッド・タネン監督の作品は未視聴。
・ブライアンとアリソン推し。

五人の高校生が少しだけ大人になる瞬間。
そんなピュアで生傷だらけの時間を、映画として切り取った作品。

最初に観た時、よくわからなかった自分がいた。23歳でこれを理解するにはまだ早いのか、対人経験値がまだまだ足りないのか。
2回観て、少しだけ理解できたような現状である。

この中の誰か一人とは絶対に友達になれると思う。
自分の悪いところとかちょっとだけ良いところとか、それらを話し合っていく中で露にしていく。友達になれる感じがするし、実際の対人関係でもこんな感じだよね、と納得できる。
友情を超えた愛とかもあるけれど、絶対に他人を愛さなくてもいい。自分自身を愛したっていい。でもそれは他人が居なくてはできないこと。そんな大事なことに気づかせてくれる。

いじめっ子にも悪人にもみんな同じように感情があって、みんな同じように悩んでいる。嫌なことや悩みは違くても、話し合わなければ知らないままで、時間が過ぎてしまう。友達にもなれない。
自分にもこんな時間が、こんな経験があったら生き方も少し変わったのかな、なんて羨ましくもなる。

"(友達を)無視するのは卑劣な行為だ"。
この言葉はすごく刺さった。大学生を超えて社会人になると特にそう感じてしまう。
友達未満とも言える知り合いが増えた結果、挨拶もせずにすれ違う状況に何度も遭遇した。自分の心の何かが死んでいるような、自分だけ何か悪いことをしているような、そんな気分になる。
この、本当に大事だけど忘れがちなことを、みんなで話し合える空間が愛おしい。

映画的なシーンにときめいたり、音楽に少し不満だったり、ランチシーンや靴の巧みさだったり、キャスト陣に拍手を送りたくなったり……色々な批評点はあるのだろう。
けれど、面白いとか面白くないとかそういう指標でこの映画は観ない方が良いのかもしれない。
心にゆっくりと沁みるような、時間を置いてまた観ると見方が変わっているような、そんな作品。

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NandS

3.53.5

2022年5月14日
iPhoneアプリから投稿

ピッチパーフェクトやバンブルビーなど色んな映画に
度々登場する、今も色褪せない80年代青春映画!
家庭内の悩みだったり、スクールカーストだったり、
将来に対する不安だったり。
今も昔も大人になるって大変だなあ〜と。

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さあああん

4.0名作なのでは?

2022年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

どういうテンションで見たらいいかわからなくなるけど面白かった

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喜怒哀楽

5.0誰かに気に入られようなんて思わなくていい!

2021年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

萌える

ありのままの自分が一番素晴らしいと感じさせられた一本。
登場人物全員が愛おしくてみんなに感情移入する。自分の本音を相手に話すシーンは本当に良かった。
他にはダンスシーンも良かったですね。あの特徴的なダンスは色んな映画でパロディされてますよね。今回でようやく本家を知れました。今まで「テッド2」が本家だと思ってた。
会話劇ですが飽きることなく見ることができます。テンポが良いですね。
個人的にですが登場人物の名前を覚えるのは苦手なのでこういう風にチンピラとかお姫様とかアクダマドライブみたいに覚えさせてくれるのは嬉しいですね。
でも不思議ちゃんは前のほうが絶対可愛い!異論は認めん。そこだけちょっと不満。
傑作なのは間違いのない逸品だと思います。是非見ていただきたい作品です。

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赤だるま

4.0大人になって観るもんじゃない

2020年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

補講に来た5人の高校生が
1つになったりぶつかりながら友情を深める話。

誰もが心の奥に抱えている闇を
5人みんなが持っていて誰かに共感できるはず。

普通ならその闇を抱えたまま大人になり
それなりの人生を送ってしまうけど
この5人は違うと思う。
性格の違う5人が本音をぶつけ合うことで
自分を受け入れ他人を受け入れていた。
そこで得た価値観は貴重な宝になると思う。

青春映画の名作で間違いなくいい映画だったけど
アラサーになって
これを観たことを後悔してしまった。
もういろいろ凝り固まった大人になったからだ。

自分は凝り固まったと決めつけているあたり
大人になってしまったんだとしみじみ。

青春時代にこれを観てれば
今の人生全然違うんだろうなと思う。

子どもができたらこの映画を見せてあげたい。

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マスノブ

5.0結晶みたいな時間

2020年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

あー嬉しい、胸が苦しい。
愛おしい、やっぱり胸が苦しい。

唐突だ。脈絡もない。そもそも意味なんかない。
あと先など考えもしない。少し先の未来も見えない。そもそも未来などない。
家族との時間が辛い。
家族との時間が辛すぎる。
本音で話したい。
本音が自分で分からない。
人の気持ちが分からない。
自分の気持ちが分からない。
セックスのことだけ考えていたい。
セックスのことが分からない。
とてつもなく不安で笑えてくる。
今はただ踊っていたい。

ゴム靴の立てるリズム。
環境と役割。それに基づくキャラクター。
典型的で、かつ完全に効果的な音楽。

歳を重ねるだけ、歩いていける距離は伸びる。電車にも乗れる。世界が広がる。
それでも行動範囲の中心にはいつだって家族がいて、そこを軸に波紋みたいに広がりながら回る同心円。
それぞれの人生。それぞれの地獄。

聞こえてくるサイレン、犬の吠える声。微かな環境音が彼らの生きる世界を物語る。

“若者が変わろうとしているとき
説教をしても何も効果はない
自分の変化はちゃんと分かっているから”

子供は変わる。どうしようもなく。
人生で一番大事な瞬間は青春時代に詰まってる。死ぬまで気付かない人もいるほどささやかに。

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753

4.0寄せては返す感情の波

2020年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

名作なのでだいたいこんな話ってわかって見始めた。
何度かこれで打ち解けられると思えるシーンがあるが、また衝突してしまう。
人間の特に高校生くらいの感情は、そんなに簡単に繋ぎ留められるものではない表れか。
月曜の朝、この関係性は崩れてしまっているかもしれない。
それでもこの一時自分の内面をさらけ出せたことは、これから先もそれぞれの役割を演じながら生きていく彼らにとっては、確かな絆として残るだろう。
そんな素敵な1日のお話。見て良かった。

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mtmt

4.5技巧派、繊細な作品

2020年2月1日
iPhoneアプリから投稿

ストーリーは単純だが、それでもここまで惹きつけられる技巧は抜群だった。キャラ立ちが完璧に近く、すべての登場人物が自分を語るも余白を残しているところが人間味があり評価が高い。告白のシーンもリアルに近く、またそこまでの流れの中のキャラクターの表情ひとつひとつ、青春期ならではの悩みやキャラの繊細さを上手く引き出す演技もみられる。時折流れる音楽の使い方も良く、演技、音、映像の3要素、どれをとっても申し分ないと感じた。最後のオチの部分でリアルと乖離し、強引かととれたがそれを加味しても4.5は固い評価だと感じた。

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くま。

2.5素直な若者達

2020年1月18日
iPhoneアプリから投稿

缶詰にして作文書かせて補習もないだろう、と思ってしまったけど。
悪そうに見せても人の話はちゃんと聞く、素直な若者達。
抱える悩みをお互いに語ったりして。
10代当時の自分だったらそれも共感出来た…かなぁ。(自信無し)

場面は変わらないし、やや単調だった。

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ジャーニー

4.0Convenient Definition

2019年4月22日
iPhoneアプリから投稿

自分はどうあるべきかは追求することはたやすく、自分はどうであるかを認めることは困難である。認めたくないことが多すぎる。殻を被り、その殻に依存する。中身は見せず、見えない。それを直視しようとするアプローチ。青春映画であるが、その試みは世代を越えた普遍性を持つ。
無駄を省いた大胆な構成である。閉鎖的な空間で台詞が飛び交う様は舞台劇のようでもある。観る者に挑戦的に仕掛けてくるような台詞の数々。壊れやすい登場人物と人間関係、和解か暴走かどちらに転ぶか分からず緊迫感が満ちる。思春期特有の危うさ、同年の台風クラブにも通じる。
ランチや靴での個性表現が印象に残る。

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Kj

3.080年代ながら普遍的

2018年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

チンピラ、ガリ勉、不思議ちゃん、スポーツ馬鹿、お嬢様。中高生の何をそんなに話すことがあったのか、ひたすら喋ったあの頃を懐かしむ。

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mimiccu

0.5不良とその他!!

2018年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

寝られる

シチュエーションは面白いですが、薄っぺらく感じます。各人が個性的に描かれているというよりは「不良とその他」で、不良の言動を注視するだけの映画になっていて微妙でした。課題を真面目にやって早く帰ろうという生徒は一人もおらず、後半も脚本家の独り言が対話の振りをしているだけのように思います。

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*.꒰ঌ𝔸𝕟𝕘𝕖𝕝𝕠໒꒱.*

5.0243-35

2017年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

一度軽く見ただけではわからない伏線の多さ。これはスルメ映画ですね。

交わるはずのない5人が休日補講の8時間で本気でぶつかり合い、お互いのアイデンティティを揺るがし、理解し、また普通の月曜日に戻っていく。これは彼らにとっては非日常。分かり合うというのは痛みを伴うんです。

自分とはなんなのか考え、本気で友達とぶつかりたくなる作品でした。

登場人物が少ないので混乱することが無いという点、登場人物の視線で誰に話しかけているかなどが分かるようになっている点、ワンシーンワンシーンの何気ない仕草や描写に深い意味がある点など素晴らしい。何度も見たくなる。

(映像3 脚本5 演出5 音楽5 配役5)×4=92

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もやし

3.0個性の集まり

2017年7月18日
iPhoneアプリから投稿

ピッチパーフェクトでアナケンが観てたので観てみた。想像してた学園ものとだいぶ違うぞ!

しかし後半のみんながベラベラと本音を話すシーンには感動しましたな。これ大人になったらもう絶対できない会話ですよ
ガリ勉(名前忘れたのであえてあだ名で)とお嬢様の会話

「月曜日に学校で会ったら話しかける?」
「無視するわ」

こんな現実も見せてくれる映画なんですよね
でも「無視するわ」が私は大切だと思ってて。その時間だけでも本音を共有できた友達には、白々しい嘘なんかつかないんですよね。信じて話した。だからこそ本当に無視すると言った。しかもお嬢様にも事情はあって、、
青春ですよね

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JYARI

3.5真剣十代しゃべり場

2017年5月21日
PCから投稿

この年の頃は、同じようなことを考えていた気がする。

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もりり

4.0仮面ライダーフォーゼ!?

2016年5月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

不良に、ガッチリスポーツマン、プリンセス、ガリ勉、不思議ちゃん、プライドの高い先生…
配役が仮面ライダーフォーゼと似ている。
いや、フォーゼがこの映画を参考にしているのか?

かなり面白い映画でした。密室会話劇であり、会話の中身は根が深いものであり、答えが出にくいものばかり。でも、心を解放して伝えることで、少しだけ明るい明日が見えてくる。

素晴らしい映画だと思いました。

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サケビオース

3.5土曜日からの月曜日

2016年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

価値観、趣味、ジャンルなど色々な点で付き合う関係を持つ人間が決まったり決まらなかったりで社会に出れば多種多様な人々と親交が出来たり出来なかったり。

学校って仲良くなる人が自ずと決まったりで狭い学校から自分の狭い世界にと限定されて。

月曜日には土曜日の関係性が保たれているのか単純なようで複雑な学生生活。

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万年 東一

4.0心が死んでない、大人になるために

2010年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

イリノイ州の高校。
5人の生徒が“補講”として土曜の朝に図書館に集められ、
作文を書くよう言われる。
集まったのは、お金持ちで学校のお姫様クレア(モリー・リングウォルド)、レスリング一流選手アンドリュー(エミリオ・エステヴェス)、ガリ勉でナードなブライアン(アンソニー・マイケルホール)、 変わり者のアリソン(アリー・シーディ)、不良のジョン(ジャド・ネルソン)。

それまで何の接点もなく、名前さえ知らなかった5人が図書館という閉鎖された空間の中で
反発しあいながらも、 先生への反抗から連帯感が生まれたり、
マリファナ・パーティでハイになって心のうちを語り出したり…

でも、ここですぐに“仲良し”になっておしまい…なキレイ事にしないのが、
ジョン・ヒューズ映画。
ブライアンが、
「月曜になったら、僕たちどういう顔して会うのかな?」と問うと、
クレアの答えは、「無視するわ」

そこからさらに深い葛藤が生まれ、心のもう一つ深いところへと踏み込んでいきます。

当時は、エミリオ・エステヴェスのファンだった私。
アイドルっぽい俳優から比べるとかなり地味な印象だったので、
「私はあのナイーヴな雰囲気が好きなのであって、面食いではない!」
と思っていたのですが、いやいや。
見直したら、背は低いけれど、
めちゃくちゃ端正でキレイな顔ではありませんか!!
ちょっとジェイク・ギレンホールとかに通じるような、不器用そうな系統。

そして、そのエミリオとは『セント・エルモス・ファイアー』でも
共演していたジャド・ネルソンの
ねちっこ~くイヤらしいこと!!!

清潔な感じの俳優が好きなジョン・ヒューズは、この役を
アンドリュー・マッカーシーにやらせたかったらしいですが、
私なら、ロバート・ダウニー・Jrにやってほしかったなあ、と。
でも、ジャド・ネルソンの“旬”をとらえた、という意味では、
このキャスティングで正解で貴重だったのでしょう。

モリーは、この作品でもはやりめちゃくちゃおしゃれで可愛いです。

しかし、この映画でスバラシイのはアリー・シーディ!
こうゆう“不思議ちゃん”キャラが、
主役級としてスクリーンに登場した
最初の作品なのではないでしょうか?
目の周りを黒く縁取るちょいゴスなメイクも、
アリー本人のアイデアだとか。

そのアリソンの言うセリフ
「大人になると、心が死ぬのよ」

・・・

そうそう、当時はそう思って見てたんだよなあ、、、
じゃあ、今はどうなんだろう…と、ふと考えてしまいました。

そしてこの映画には、ラストシーンで
アンソニー・マイケルホールを迎えに来るパパの役で、
ョン・ヒューズ本人がチラっと出ています。

偶然だったのですが、
今回の特集のラストにまさにふさわしい作品でした。

ちなみに、、、
この作品の印象的な写真は、アニー・リーボヴィッツが撮影したものだとか。
なるほどーーーーと、これも深く納得。

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めぐ吉