フルスタリョフ、車を!
劇場公開日:2000年6月17日
解説
スターリン体制下の厳しい現実を生き抜いた人々の姿を強烈なタッチで活写した群像劇。監督・脚本は「わが友イワン・ラプシン」のアレクセイ・ゲルマン。撮影はウラジーミル・イリネ。音楽はアンドレイ・ペトロフ。出演は「わが友イワン・ラプシン」のニーナ・ルスラノヴァ、ユーリー・ツリロほか。
1998年製作/142分/ロシア・フランス合作
原題または英題:Khrustalyov, mashinu!
配給:パンドラ
劇場公開日:2000年6月17日
ストーリー
1953年、スターリン政権下ソビエトでは不穏な空気が立ちこめていた。モスクワの大病院の脳外科医にして赤軍の将軍でもあるクレンスキー(ユーリー・ツリロ)は、病院と家庭と、愛人のところを行き来する毎日を送っている。そんななか、スターリンの指示の元、KGBはユダヤ人医師の迫害計画である「医師団陰謀事件」を発動する。事態を察したクレンスキーは逃亡を試みるが、すぐに捕らえられ強制収容所に送られる。しかしそこにはもう一つの陰謀が動いていた。クレンスキーは突然釈放され、山奥の別荘に連れて行かれる。そこにいたのは重い病にふせっているスターリンその人であった。すでに手遅れであることを悟ったクレンスキーは、スターリンに最後の放屁をさせる。家に戻ったクレンスキーは家族の前から姿を消す。10年後、マフィアとなってたくましく生き抜くクレンスキーの姿があった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アレクセイ・ゲルマン
- 脚本
- アレクセイ・ゲルマン
- スベトラーナ・カルマリータ
- 製作
- アレクサンダー・ゴルトヴァ
- アルメン・メドベージェフ
- ギー・セリグマン
- 撮影
- ウラジーミル・イリネ
- 美術
- エム・ゲラシモフ
- ジー・クロパチョフ
- ウラジミール・スヴェトザロフ
- 音楽
- アンドレイ・ペトロフ
- 録音
- エヌ・アスターホフ
- 編集
- イリーナ・ゴロホフスカヤ
- 衣裳
- イー・チャブカイツ
- 字幕
- 太田直子
受賞歴
第51回 カンヌ国際映画祭(1998年)
出品
コンペティション部門 | |
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出品作品 | アレクセイ・ゲルマン |