プリンス・オブ・エジプト
劇場公開日:1999年7月24日
解説
古代エジプトを舞台に、旧約聖書で名高い救世主モーセ(モーゼ)の伝説を描いたアニメーション大作。監督は本作がデビューとなる新鋭ブレンダ・チャップマン、スティーヴ・ヒックナーと「バルト」のサイモン・ウェルズ。ストーリー監修はケリー・アズベリーとローナ・クック。製作は「アンツ」(製作総指揮)のペニー・フィンケルマン・コックスとサンドラ・ラビンス。製作総指揮は「アラジン」のジェフリー・カッツェンバーグ。音楽は「ライオン・キング」「ピースメーカー」のハンス・ヅィマー。オリジナル・ソングは「ノートルダムの鐘」のスティーヴン・シュワルツで、主題歌はホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリーのデュエットによる『When You Believe』で、98年度アカデミー賞最優秀主題歌賞を受賞。視覚効果監修は「アラジン」のドン・ポール、ダン・フィリップス。声の出演は「セイント」のヴァル・キルマー、「アベンジャーズ」のレイフ・ファインズ、「シークレット 嵐の夜に」のミシェル・ファイファー、「プラクティカル・マジック」のサンドラ・ブロック、「インデペンデンス・デイ」のジェフ・ゴールドブラム、「リーサル・ウェポン4」のダニー・グローヴァー、「新スター・トレック」シリーズのパトリック・スチュワート、「英国万歳!」のヘレン・ミレン、「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」のジェフ・ゴールドブラム、「スパニッシュ・プリズナー」のスティーヴ・マーティン、「マーズ・アタック!」のマーティン・ショートほか多彩な顔触れ。
1998年製作/109分/アメリカ
原題または英題:The Prince of Egypt
配給:UIP
劇場公開日:1999年7月24日
ストーリー
古代エジプト。ナイル河畔。エジプト王(声パトリック・スチュワート)は奴隷の境遇にあるヘブライの民に「生まれ来る男子は全て殺せ」と命令。そんななか美しいひとりの男の子が生まれたが、母親はその子を殺すに忍びず、ナイルに流した。その子は宮廷の水浴び場で女王(声ヘレン・ミレン)に拾われ、実の子としてモーセと名付けられ育てられた。モーセ(声ヴァル・キルマー)は、後継者の兄ラメセス(声レイフ・ファインズ)と手をとりあって成長した。だが、そんなある日モーセは兄から宮廷に献上された美女ツィッポラ(ミシェル・ファイファー)を譲られ、彼女に導かれるように、自分を、“弟”と呼ぶヘブライの民ミリアム(サンドラ・ブロック)に出会う。思いがけずおのれの出生の秘密を知ったモーセは思い悩んだあげく、ラメセスの制止を振り切り砂漠へと旅立つ。彼は遊牧民ミディアン族の集落にたどりつき、族長エトロ(ダニー・グローヴァー)の娘だったツィッポラとの愛を実らせた。そして、ある日、モーセはヤギを追って入りこんだ洞窟で神の啓示を受け、預言者としての自身の運命を知る。神の声に導かれるまま、ヘブライの民の救済に立ち上がったモーセは、かつての兄で今や王として君臨するラメセスのもとへ赴き、奇跡を起こして彼にヘブライの民の解放を行わしめた。モーセは自由を得るべく民を連れてエジプトを出た。だが彼らの後を王の軍隊が追ってくる。海を前にして立ち往生する民。そこで再び奇跡が。モーセが杖を天に差し上げるや、海が割れ、そこに道が出現した。かくしてヘブライの民は約束の地にたどりつくのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ブレンダ・チャップマン
- スティーブ・ヒックナー
- サイモン・ウェルズ
- エクゼクティブ・プロデューサー
- ジェフリー・カッツェンバーグ
- 製作
- ペニー・フィンケルマン・コックス
- サンドラ・ラビンス
- 音楽
- ハンス・ジマー
- オリジナル・ソング
- スティーブン・シュワルツ
- 視覚効果監修
- ドン・ポール
- ダン・フィリップス
- 字幕
- 戸田奈津子
- ストーリー監修
- ケリー・アズベリー
- ローナ・クック
受賞歴
第56回 ゴールデングローブ賞(1999年)
ノミネート
最優秀作曲賞 | ハンス・ジマー |
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最優秀主題歌賞 |