プリティ・リーグのレビュー・感想・評価
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軽妙で心温まる、安心して見れる野球映画の傑作だ。
全米女子プロ野球リーグを舞台に、主人公の姉妹と、アルコール依存症の男性監督を軸に、奮闘した選手たちを明るく爽やかに描いたスポーツドラマ。モデルとなった人物は存在するが、登場人物や物語はフィクション。
実在した女子野球リーグを題材にした、コメディタッチの人間ドラマだ。軽妙なテンポ、カラッとした演出、素晴らしいアンサンブルキャストの演技で、明るく楽しく見ることができる。
姉妹が葛藤するくだりは、やや中だるみを感じる人もいるかも。奇をてらった演出とか、脚本にもうひとひねりあってもいいかなとも思うが、本作のような、安心して見れる、ストレートな娯楽作品があっても良いと思う。
感傷的に過ぎるかもしれないが、ホロっとする感動がある。これぞハリウッドといえる、王道的で素敵な贈り物だ。魅力的で心温まる、古典的な野球映画の傑作だ。
姉妹愛に涙は誘われるものの、作品自体の出来そのものは…
人は残念ながら
一つの人生しか生きられない。
それだけに己の周りにいる知人・友人達は
大切な存在だ。
自分の代わりに
自分が経験出来ない別の生き様を
彼らが見せてくれているかと思うと、
彼らが経験し教えてもらう別の人生模様は
私にとっての貴重な財産だ。
この作品では主人公の姉妹が
姉は農園業を、
妹はプロ野球の世界で人生を全うして、
お互いの人生を補完しあったのだろうと
想像して涙を誘われた。
ただ、映画の出来としては、
デイフォルメ感を満載に
面白おかしく描くことが優先してしまい、
リアリティ感の欠如は元より、
起承転結性も弱く、
また、姉と監督の絡み合いが
もう一つの話の軸になり得ていない
演出なり脚本なりの未完成さを
感じる作品ではあった。
それだけに、「美しき諍い女」が第1位だった
1992年のキネマ旬報ベストテンで、
この作品は第7位という以外な高評価に思え、
私にとっては、その前後に選出の
第6位の「ウルガ」と
第8位の「フライド・グリーン・トマト」
の方が好みの作品だ。
ほぼコメディ
ジーナデイヴィス扮するドディヒンソンはいやいや全米女子プロ野球リーグの回顧展に出かけた。トムハンクス扮するふてくされて初代監督を務めたジミードゥーガンは亡くなっていた。
戦時中、初めての女子プロだからしょうがないけど、 ユニフォームはスカートだったしマナーなども勉強させたんだね。内容はともかくほぼコメディだったな。
大リーグの助っ人だったのかな
1943年、第二次世界大戦で大リーガーたちも戦場へ行き、野球の日を守るため、かどうかは知らないが、女子のプロ野球リーグを作った。
女性の地位が低かった時代、彼女たちは男どもの野次に耐えながら、立派にその役目を果たしたのでは。
ジーナ・デイビスは安心感抜群、マドンナのダンスシーンは最高だった。
見応えあり!観て良かった。
BSで録画視聴。
当時の時代背景も強烈に印象が残り
観て良かった作品。
アメリカでも女子リーグがあったとは
今でも信じられない。
トム・ハンクスの監督役はさすが。
思い切り昔を懐かしむ映画です
現代ならさしずめランジェリー・フットボール的なプロスポーツでしょうか。
過去に女子のプロ野球が実在し、その華やかなりし頃を映画化した作品です。
劇中では、リーグ発足から1年目のワールドシリーズまで、に焦点を絞って描いてあります。
女性ならではの視点でプロ野球を捉え、あくまでも人気商売ということも踏まえて彼女たちは活動していきます。
ジーナ・デイビスは人気プレーヤーを異和感なく演じ、トム・ハンクスの飲んだくれ監督もいい味出してます。
もともと公開当時からクラシカルな映像を作っていたので、今見ても不思議に古臭さは感じません。
肝心の野球シーンもうまく演じていて、それなりに本気でプレーしているように見えます。
映画の山場としては、野球の決勝で勝つか負けるか、姉妹対決の決着は、野球を取るか、家庭を取るか、そして彼女たちのリーグはどうなってしまうのか。などを、決勝戦を絡めて展開していきます。
しかし、拍子抜けするくらいあっさりと決着が付きますが、その後のエピローグの流れから、この映画の主題は、ストーリーよりも、ノスタルジーとか、青春の1ページみたいなものを描きたかったのでしょう。
そう感じました。
ただ、少し長いかな。後半はもう少し短くできたような…
酒場で歌って踊ってのシーンはマドンナの面目躍如、さすがのショーマンシップです。
〆まで完璧!
映画のできというのはキャスティングが大きいと思うが「プリティリーグ」はきめが細かい。主役級の俳優たちは適材適所でいい味をだしているがラストをぐっとひきしめているのはOGのおばあちゃん女優たちだ。ロリ・ペティ、ジーナ・デービスが年をとったらほんとにこうなるんじゃないかと思うくらいの老女優さんたちがいきいきと演じている。この人たちなくして「プリティ・リーグ」の感動は完成しないだろう。「スペース・カウボーイ」でもイーストウッドやドナルド・サザーランドのそっくりさんにおどろいたが、アメリカの映画は子役や老け役を選ぶのに気を使っている。同時に層の厚さを感じる。
出征してしまった男性の代わりに女性の野球プロリーグが発足。 それぞ...
出征してしまった男性の代わりに女性の野球プロリーグが発足。
それぞれの事情を持ちながらも、逆境に負けずたくましく、強く、そして楽しそうに女性たちが野球をする姿は可愛らしく輝いていて素敵。
エンディングを含めラストはじんわりきてよかったです。
安定の優良作品
評論家とかが理屈こねまわす映画ではなく、こういうわかり易いストレートな作品はとてもよいですね。最近は大作でもないのに2時間半とか無駄に長い作品が多いので、2時間でちょうどよい。
こんなリーグがあったことも知らなかった無知蒙昧をひたすら恥じるばかりですが、アメリカお得意の良心的な野球映画です。マドンナ君もそれほど目立たず控えめながら安定感あります。ハンクス君思ったより主役主役してなくて、姉妹が主役でした。日本にも姉妹五輪選手多いので、ダブります。
タイトルなし
年の瀬は懐かしみのあるものを観るのがよい。
ラストの試合と共に奏でられるハンス・ジマーの音楽で気分が最高潮に高まる。
ここまで観てきて良かったと、途中反吐が出そうになったり、戦時中であるということを思い出して辛くなるのを乗り越える。
いたずらボーイがおっさんになって出てきたのがやたら泣ける。
美しい思い出と素晴らしい仲間
夢に向かって邁進した時、後には美しい思い出と素晴らしい仲間が財産として残るものだと感じさせられました。戦時中の女子プロ野球を舞台に笑いあり、感動ありのとても良い映画。特に姉妹愛を前面にテーマとして取り上げているように思いました。個人的感想ですが、最後は妹に花を持たせたのでは?それにしてもマドンナの熱演にはビックリです。
戦時中の女子野球
トム・ハンクスにしてはかなりのバイ・プレーヤーで活躍している。戦時中ということもあり、夫が戦地に赴いた女性もいるし、夫が戦死した選手もいる。かなり独特の雰囲気の中で、プロ存続のために人気取りのポーズもしなければならない。アマチュア野球と違うところを魅せてくれました。
トム・ハンクスの飲んだくれの役はピタリとは来てないような気もしたけど、ジーナ・デイヴィス、ロリ・ペティの姉妹がすごく良かった(意外とマドンナも良かった)。ラストの同窓会では、違った俳優(?)さんを使っているけど、似てるんだなぁ・・・これが。
リーグはどうなったんだろう
期待通りの感じ。
面白かったです。
選手を怒鳴りたいけど我慢してる
トムハンクスが面白かったです。
でも途中でいけてなかった仲間が結婚してハネムーン、
そのまま最後まで帰って来なかったのは何で!?と。
チーム1のスラッガーだったのに。
あと、観客にいた強肩の黒人がチームに入るのかな、
という予感を出しつつ、何もない。
というのが、あれ?と思いました。
まぁ、こういう話なんでいいんですけどね。
もう一つの野球界の伝説
正直初めは、女性が野球するってだけのパロディ映画でしょ?と高を括っていた。
しかし、物語が進むにつれ彼女達が愛した野球、そして絆が感じられる素晴らしいストーリーで、最後の場面では思わず涙が出てしまいました。当時の女子プロ野球選手をリスペクトした素晴らしい映画です。オススメです。
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