フリービーとビーン 大乱戦

劇場公開日:

解説

サンフランシスコを舞台に、ズッコケ刑事二人組の活躍を描くアクション・コメディ。製作総指揮はフロイド・マトラックス、製作・監督は「…you…」のリチャード・ラッシュ、脚色はロバート・カウフマン、原作はフロイド・マトラックス、撮影はラズロ・コバックス、音楽はドミニク・フロンティア、編集フレドリック・スタインカンプなど。出演アラン・アーキン、ジェームズ・カーン、ロレッタ・スイット、ジャック・クラシェン、マイク・ケリン、リンダ・マーシュ、バレリー・ハーバーなど。

1974年製作/アメリカ
原題または英題:Freebie and Bean
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1974年12月21日

ストーリー

まる1年間続いた苦労が実って、二人組の私服刑事、フリービー(ジェームズ・カーン)とビーン(アラン・アーキン)はついにある事件の証拠を手に入れた。サンフランシスコの数合せ賭博のボス、レッド・マイヤーズ(ジャック・クラスチャン)のゴミ屑入れで、彼の逮捕の決め手となる数字、名前などの書かれたメモを見つけたのだ。これで昇進まちがいなしと踏んだ二人は、まずモトレイという男を捜しにかかった。こいつを捕らえればマイヤーズの有罪は決定的になる。しかし二人が見つけたのは相棒のホワイトだけだった。彼によれば既にモトレイは町におらず、デトロイトの組織がマイヤーズを消そうとしているという。マイヤーズが殺されては元も子もない。二人は彼を保護するためにワイセツ罪をデッチ上げて逮捕した。牢に入れとけば安全だ。だがマイヤーズの政治工作も始まる。二人はローゼン警部(マイク・ケリン)から吊し上げられたが、その逮捕理由を説明してやっと納得してもらった。しかしそんなことも水の泡でマイヤーズが保釈で釈放されたために二人組は彼を尾行しなければならなくなった。モトレイの住居用ボートで、二人は彼のホモの恋人ゲイソンを見つけた。モトレイはやはり町を出ているらしかった。だが、組織が放った殺し屋を捕らえた二人はマイヤーズがフロリダへ飛ぼうとしていることを嗅ぎつけた。彼らはこの町で裁判を受けさせるため、株の引け値を細工することでマイヤーズが数合せ賭博で大損するように見せかけフロリダ行きをくいとめた。再度彼の尾行を始めた。見ている前で美人がマイヤーズに近づき、車に乗り込んで一緒に走り去った。車で後をつけていると突然ローゼン警部から無線連絡が入った。モトレイが空港に着いたから、マイヤーズ逮捕に踏み切れという司令だった。二人は駐車場の入口ですっと飛ばして来た車をマイヤーズたちが乗るメルセデスのそばに、ピタリと寄せた。ビーンが飛び降り、メルセデスのドアを開けたとたん、続けざま2発の弾丸をくらったのだ。撃ったのは同乗していた女で実は女装したゲイソンだった。彼はマイヤーズを人質にしてフリービーを牽制しながら競技場にもぐり込み、ヘタばったマイヤーズを残してさっと身を隠そうとした。フリービーが追いすがる。そして激しい撃ち合いの末、ゲイソンは射殺された。マイヤーズは心臓麻痺で死んだ。そこへ彼の妻のミルドレッド(ロレッタ・スイット)とローゼン警部がやって来た。話を聞いて、あっけにとられた。屑入れのカンにメモを捨てたのは彼女自身で、ローゼン警部と結婚したいために、夫を逮捕させようとしたというのだ。同時に、フリービーはモトレイが空港へ着くやいなや射殺されたことも知った。これで事件は落着で、ビーンと一緒に1年も苦労したのに何の手柄にもならないうちに幕が下りてしまったわけだ。ガックリきて、フリービーはビーンの死体がおさめられた救急車に乗り込んだ。突然、ビーンが毛布をはねのけて、トイレへ行きたいから車を停めろと叫んだ。親友が生きていたよろこびと、今まで死んだふりをして彼をからかっていた怒りで頭にきたフリービーは、ビーンに掴みかかった。騒ぎに驚ろいた運転手は救急車を電柱にぶつけ、内の二人はゴミ屑入れがならぶ道路にほうり出された。

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