プライベート・ベンジャミン
劇場公開日:1981年4月25日
解説
2度の結婚に失敗した世間知らずの富豪の娘が、ひょんなことから軍隊に入り、騒動を起こしながらも自我を確立していく姿を描くコメディ映画。製作総指揮は主演も兼ねるゴールディ・ホーン、製作・脚本はナンシー・マイヤーズ、チャールズ・シャイアー、ハーベイ・ミラー、監督は「メーン・イベント」のハワード・ジーフ、撮影はデイヴィッド・M・ウォルシュ、音楽はビル・コンティ、編集はシェルドン・カーンが各々担当。出演はゴールディの他にアイリーン・ブレナン、アーマンド・アサンテ、ロバート・ウエッバー、サム・ワナメイカー、バーバラ・バリー、マイクル・プレイス、ハリー・ディーン・スタントンなど。
1981年製作/アメリカ
原題または英題:Private Benjamin
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1981年4月25日
ストーリー
1度結婚に失敗しているジュディ・ベンジャミン(ゴールディ・ホーン)は、今、2度目の結婚式を迎え、幸せの絶頂にいた。父のテディ(サム・ワナメイカー)と母ハリエット(バーバラ・バリー)の過保護のもとで育った彼女は28歳になるのに世間知らずで子供のような娘だ。しかし、この2度目の結婚も、夫のトン死で彼女を思いがけない方向に歩ませる結果となった。傷心の彼女を、新兵徴募官のジム・バラード軍曹(ハリー・ディーン・スタントン)が口説きおとしたのだ。軍隊がまるで天国のような所だと信じた彼女は、早速新兵訓練基地へと乗り込んだ。しかし、そこはルイス(アイリーン・ブレナン)というベテランの女大尉が厳しく見はるジュディにとっては恐ろしいところだった。開始された特訓ではヘマばかりやらかすジュデイ。しかし、実戦ゲームで思わぬ大勝利をもたらし、ジュディは落下傘部隊の統率者で基地の司令官であるソーンプッシュ大佐(ロバート・ウェッバー)に気に入られることになる。しかし、彼は、ジュディにあらぬ好意を寄せ、思いあまって訓練中に彼女に抱きついた。そのことを彼の弱味に、彼女は念願のベルギーのNATO基地勤務を果たすことに成功する。そこを希望したのは、以前に出会ったハンサムなフランス人医師アンリ(アーマンド・アサンテ)に再び会いたかったからだ。パリでアンリと再会した彼女は幸福な時を過ごし、アンリは彼女にプロポーズする。しかし、しばらくつき合ううちに、アンリが以前の恋人に未練があることや、意外に金持ち特有の俗物的な面をもっていること等、ジュディを悩ませた。そして、結婚式の当日。アンリが式に遅れたことでジュディの不満がついに爆発。彼をなぐり倒すと、彼女は純白のウエディング・ベールを取りはらい、強い足どりで式場を去るのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハワード・ジーフ
- 脚本
- ナンシー・マイヤーズ
- チャールズ・シャイア
- ハーベイ・ミラー
- 製作総指揮
- ゴールディ・ホーン
- 製作
- ナンシー・マイヤーズ
- チャールズ・シャイア
- ハーベイ・ミラー
- 撮影
- デビッド・M・ウォルシュ
- 音楽
- ビル・コンティ
- 編集
- シェルドン・カーン
- 字幕
- 高瀬鎮夫
受賞歴
第53回 アカデミー賞(1981年)
ノミネート
主演女優賞 | ゴールディ・ホーン |
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助演女優賞 | アイリーン・ブレナン |
脚本賞 | ナンシー・マイヤーズ チャールズ・シャイア ハーベイ・ミラー |
第38回 ゴールデングローブ賞(1981年)
ノミネート
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) | ゴールディ・ホーン |
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