フォレスト・ガンプ 一期一会のレビュー・感想・評価
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27年前の作品なのに色褪せぬ、これぞ不朽の名作
ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスがタッグを組んだヒューマンドラマ。知能指数が平均よりも劣るが、誰にも負けない俊足と清らかな心をもった男フォレスト・ガンプの数奇な人生を、アメリカ現代史と重ねながら描いている点が秀逸。もう何度観た事だろう……。高校卒業後、初めて劇場で観た作品だと記憶。初恋の人・ジェニーとは再会と別れを繰り返すが、個人的には俊足を買われてアメリカンフットボール選手として入学した大学で、スター選手として活躍するあたりは、妙に記憶に焼き付いている。アカデミー賞では6部門を制したが、これぞ記憶にも記録にも残る代表的な名作と言って良いだろう。
良い映画は期待を裏切らない
配信映画で特に観たいのがなくって。
久しぶりにDVDを引っ張りで出して鑑賞。
何回観ても、心が穏やかにじわーっと暖かくなる映画です。
あんな純粋無垢な瞳で、真正面からカメラを見つめられるトム。
トムは本当に好青年だったのだと確信する。
良い映画は何度観ても良いね。
また5年くらい経ったら再鑑賞しようっと。
これを超える作品にまだ出逢えていない
この映画の素晴らしさを超える作品に、まだ出会ったことがない。
本当に美しい映画。
彼の語りで始まる物語。
コメディとして軽く端折られた表現は、彼の悲しみや悲壮を、根底に想いながらも強い苦痛を与えない。
卓球の超絶ラリーの部分などは秀逸に面白い。
今にして思えば、その「語りの軽さ」は彼の中に「恨み」が存在しないからなのだ。と、気付く。
いじめから逃げるための足、誰も隣を空けてくれなかったバスで隣を空けてくれた人との縁、恩を怨で返して来た人がもたらした果物!!!
トントン拍子に極端なのはコメディだからこそであるが、
結果全てうまく行ったのか?と言うとそうではない。サクセスストーリーではないのだ。
ラストのフォレスト・ガンプのセリフのように、人生ではいい事と悪い事が同時に起きることもあるということ。偶然なのか必然なのか、結局良いのか悪いのか、判別はつけ難いと言うこと。コメディタッチに楽しく見ながら、結局最後はラストを思い出すたびに涙ぐみ、人生の本質のようなものに想いを馳せている。
彼は何の教訓も語らない。悪いことが良いことに繋がった!と、苦労からの成功の希望や綺麗事を見せるわけでもない。だから、ずっと考えるのだ。
「不運」のように産まれ、「幸運」のようなものに巡り合わせがあり、また「不運」のようなものがあり。
ストーリーの中で、何が良かったのかとか、何が悪かった、こうしていれば、を評価させない。後悔もさせない。
ただずっとフォレスト・ガンプは彼そのもので在ったということ。
誰かのためにこうしないと、とか、誰かのせいでこうなった、と言う思いでヒネ曲がらず、まっすぐに優しく善良で愛情深く在ったということ。
今あるものを大事に、想いに正直でいると言うこと。
その「美しさ」は、他に類を見ず、他に形容することが出来ないのである。
彼は監督が語ったように、「光」である。
人が何かしらの闇や孤独に覆われ、だからこそ、彼の光としての「在り方」は人に何かを与え、救う。
ジェニーにしても、普通にいろいろ考えるならば「ヤバい女」なのであろう。でも彼の中にそういった「評価」は無い。子供の頃に優しくしてくれた、自分をいじめなかった美しく優しい愛する人でしかない。自分を薄汚く落ちぶれた人間だと思っていたであろうジェニーにとって、彼の中の永遠に美しく優しいジェニーである自分に、どれだけ救われたことだろう。薄汚い男を見続けて来た彼女に、どれだけ彼は美しく見えただろう。
人の闇を存在そのままとして照らす(いじめっ子や冷たい人たちも照らされ、その闇を浮かばせる存在として)フォレスト・ガンプ。
彼と親しみ、愛した人は、闇を照らされながらも、己が光を持っていることにも気付かされた人たちであり、それは幸せであったと、ラストの2人の後ろ姿を思い浮かべて今日も涙しながら、そう思う。
1988年のレインマン。1990年のレナードの朝、2006年のアルジャーノンに花束を…名優が演じ、「何が幸せなのか?」を視聴者に問う作品はどれも名作だが、この作品は、特に想いが残り、しみじみといつまでも続く静かな感動を、一生忘れない作品である。
トム・ハンクスといえば
子どものときこの映画がなぜか嫌いだったんだけど、いつの間にか良いと感じるようになっていた。
ジェニーのキャラクターは賛否両論あるみたいだが、性格の良し悪しではなくフォレストにとって彼女はソウルメイトであり運命の相手だったのだろう。
意図せずにあらゆるものを手に入れたフォレストだが、最愛の人との生活はあまりにも短いものだった。これがこの映画のテーマなのだ。
若干コメディタッチな作風ではあるが、人生の面白さと無情さをよく描いている名作だと思う。
サントラの「You can't sit here」という曲がいい。これを聴くとあーフォレストガンプだ、となる。他の映画では感じられない独特の哀愁が心に響く。
55点
映画評価:55点
レビューが高評価だったので視聴しました。
そして、素直にここまでの評価を得ている理由がわかりませんでした。
確かに主人公が頑張っている姿は、
無垢で応援したくなるし、
あり得ないエピソードの数々にツッコミも入れたくなります。
主人公の半生がノンフィクションだったら、
もっと感動したのかもしれないです。
作り話しにしても、
非現実的すぎて、
私にはその面白さが理解出来なかった。
人それぞれの感じ方があるので、
それでも良いで終わってしまうかもしれませんが、
私は知りたい。
この作品の凄さを。
何故皆さんが感動し、
何処に共感したのかを。
名作の凄さを感じられない自身が
とても残念に思います。
【2024.8.6観賞】
人生は巡り合わせ
生きることが楽しみになりました。
どんな絶望でも生きることを諦めず、自分の思う方に足を運んでいくと見える運命。
人生って本当に十人十色で、成功も失敗もなくて、全ては素敵な経験とタイミングだと思いました。
全てに対して真っ直ぐに
フォレストは自分の気持ちに真っ直ぐ。
卑屈になる事なく仕事、好きになった人、友人、上司、母親全てに対して真っ直ぐ向き合う。
現在何をするのにも疑ってかかり、スマートフォンで情報を調べ、検索の結果を頼りに行動してしまう。
自分の好きな事さえスマートフォンで調べて、効率の良いやり方を考え行動してしまう。
スマートフォンでの下調べも大事だが、チョコレートの箱の様に開けてみないとわからないことを楽しめる心を忘れない様にと強く感じた。
出会いで夢を
名作中の名作。なのに、初鑑賞。
いやぁ、旧作の再上映ありがてぇ。今んところ全制覇してますよ。閑散期には名作を。Filmarksさんには頭が上がりません。次は「きみに読む物語」ですか。最高です🥰
というわけで、お初にお目にかかります、トム・ハンクス「フォレスト・ガンプ」。評判通り、めちゃくちゃいい映画だった。何があろうとも、この映画を見れば必ず前向きな気持ちになれる。オールタイム・ベストに選出している人が多くいるのも納得だな〜。
個人的トム・ハンクスベストは「ターミナル」だったんだけど、本作はあの作品以上に大好き。一気にくいこんで来ました。とは言うものの、トム・ハンクス映画全然見れてないんだよな...見ないと。
アメリカをギュッとまとめた映画。映画の雰囲気も、近代史においても。戦後のアメリカを、平和の実体化のような存在であるフォレスト・ガンプが駆け抜けていく。身体も瞳も真っ直ぐな彼の走りは、何故か全身を熱くし、今にも走りたい!という衝動に駆られる。心にフォレスト。生き方、生き様、全てが愛おしく、全てがカッコよかった。そのひたむきで強い行動力。彼に及ばずとも、ここぞというタイミングで発揮出来れば。〈真っ直ぐ〉なエピソードの数々は、どれもこれも心に深く刻まれた。
幼き頃は良かったのに、徐々に乱れていくジェニーだけはどうも好きになれなかった。お母さんや中尉、エビ取りのババなどいいキャラばかりなのに、ジェニーは受け入れられない。いくらそんな状況といえど、ギリギリにならずちゃんと報告してくれよ...。有名になってからはやめてよ...。
でも、本っ当にいい映画だった。トム・ハンクス映画の金字塔。彼の魅力だってギュッと詰まっている。出会いから夢が生まれるって、いい生き方だなぁ...。ちなみに、自分の好きなエビ料理は、サイゼの小エビのサラダです。
見る年代で異なるかも
むかーし見たことはあったけれど、その時はとくに響くものはありませんでした。
(もしかしたら、寝てたかもしれない・・・)
最近、よく行く近所の映画館で上映していたので、何年ぶりかも定かじゃないくらい久しぶりに鑑賞してきました。
初見の時、たぶん私は退屈だったんだと思う。
幼いながらも話題作ということで背伸びして見たけれど、あの頃は分かりやすく起伏に富んだドラマチックな映画の方が魅力的に思えたから。
この映画は、そういう種類ではない。
フォレストという一人の人物の半生をずっと隣で見ているような、その過程で何か暖かいものを手渡されるような、見終わった後に自分が一回り大きくなったような、そんな作品だったと思う。
泣ける、というのもまたちょっと違う。(私の場合は)
それよりも、抽象的な言い方だけど、胸の奥にポッと灯りが灯るような感覚でした。
いや、この奥深さは若い頃には分からんわー笑
他の方はどうなのか分からないのですが、私としてはストーリー本体よりも登場人物のセリフから「何か」を感じることの方が大切だった気がします。
しかし、トムハンクスはすごいですね。
知的にやや劣るフォレストに、なんの違和感もなかったですもん。
☆ー0.5は、ジェニーのキャラをもうちょっと控えめにしてほしかった、という気持ちから。
フォレストは一点の曇りもなくジェニーを愛してたと思うし、幸せだと思うけれど、ハタから見ると彼女の行動はちょっとちょっと・・・と思う。
いやでも、フォレストが幸せならやっぱりそれでいい・・・か。
どんな境遇の人にも刺さるはず
言わずと知れた名作。昔にテレビの放送か何かで観たことがあるけど内容をすっかり忘れていて、サブスクで鑑賞。家で見ていて飽きることなく席を立つことなく、ラストまでしっかり観れた映画は久しぶりかも。
優しく汚れなく真っ直ぐなフォレスト・ガンプ。
欲もなく、ただ目の前の事を全力で行い、家族と友人を大事にする。生きていれば悲しいことはあれど、善人に神は味方をする。多方面で刺さる映画。心をデトックスさせてくれる映画。観てよかった。
人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない‼️
冒頭、風に乗り、宙を舞う一枚の羽根‼️そんな羽根のような主人公フォレスト・ガンプ‼️知能指数は低いが、ピュアで俊足で天然‼️そんな彼がアメリカの歴史と文化を駆け抜ける‼️エルヴィス・プレスリーにダンスを教えたり、フットボールのスター選手となり、ベトナム戦争の英雄、卓球のアメリカ代表、ケネディ大統領やジョン・レノンと出会い、エビ漁で億万長者に‼️その映像が音楽映画であり、スポーツ映画であり、戦争映画‼️ガンプの人生に合わせ、映画はいろんなジャンルの側面を観せてくれて、観ている者としてはワクワクしてしまいます‼️すべてを手に入れたガンプだったが、愛するジェニーとの幸せな時間は一瞬‼️何という皮肉な物語‼️地位や名誉やお金よりも大切なのは愛なのだと訴えた素晴らしい作品ですね‼️素晴らしい音楽と何よりガンプの人柄が映像の一コマ一コマに溢れていて、いつ観ても幸せな気分になれる‼️「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に比べると、ロバート・ゼメキス監督の才気爆発とは言えませんけど、間違いなく名作‼️トム・ハンクスも、そのコメディエンヌの才能が最高の形で出たハマり役ですね‼️よって、この役以降の彼は、演技派ぶった演技が鼻につき、あまり好きではありません‼️
【幸せそうな男と不幸せそうな女】
名作と名高い『フォレスト・ガンプ/一期一会』。
満を持して刮目させて頂きました。
一言で言えば、モヤッとする感情が芽生えました。
1つの事を盲目的に、また完璧に遂行し、一般的な幸せを手にしたフォレスト。
家庭暴力、反戦思想、ドラッグ、様々な不幸に見舞われ、一般的な不幸を手にしたジェニー。
この2人が織り成す不思議で、一見喜劇にも思える今作。
「幸せなんて人それぞれだ」と言われているような映画かと思いましたが、色々な方々の感想や見解を散見させて頂くと、アメリカのプロバガンダ的映画なのだとも気付きました。
僕のように物語を物語としてしか見ない者は、フォレストガンプのただの人生賛歌のようしか見えなかったのですが、色々な見方があるそうで、それもそれで面白く感じます。
ただ、冒頭にも申しました通り、モヤっとする感情が芽生えたのは、ジェニーの所為です。こいつが悪い!みたいな意見は短絡的で浅はかなのであまり言いたく有りませんが、普通に好き勝手やりすぎやんけと思ってしまいました笑。フォレストをチョコレート箱の端に残して置いて、都合が悪くなったら最後に美味しくパクッと頂いているような、人間としての薄汚い醜悪さを感じました。
それでもフォレストにとっては、自分が曇りなく愛した女性。その女性が他人から見てどんなに醜悪だろうと、子供と血が繋がっているのか不明であろうと、彼女が金に目をつけ連絡して来たであろうと、彼にとっての幸せは、昔から、ジェニーのボーイフレンドになることでした。
ですが客観的に見れば、フォレストが純情かつ、純粋な余り、家庭の所為とは言い通せない程に、ジェニーがただただ嫌な奴に見えましたね笑
ですが、ラストはジェニーもフォレストもある意味幸せになれたのではないかと、勝手に解釈しています。そこがまたモヤっとするのですが笑
確かに名作と言われるに相応しい映画ではありました。物語のプロットが完璧で、序盤から終盤にかけて、フォレストがただバス停で出会った人に語りかけ、人生を振り返るかのようなストーリー展開は目を見張る程美しかったです。
コントラストーガンプの白さと戦争・暗殺の黒さー
知的に低いということが悪いことではなく、その人の特性の一つであるだけである。「知的に低い」に抱くスティグマで、その人を見るのでなく、その人がどんな人で、どんなことが得意か、しっかりそこに目を向けてあげられる人がそばにいることで、こんなにも生き生きと輝けるのだと思った。Momの言葉やジェニーとの交流は素敵だとシンプルに思った。ガンプのまっすぐさ・純粋無垢さと対比するように、大統領暗殺・戦争という出来事についても考えさせられるような感じがした。
素直に生きること
初めてこの作品を観たのは高校生の時でした。
その時は「ただの運のいい男のストーリー」としか思っていませんでしたが、30歳になり改めてこの作品を観た所、感想は全然違うものになっていました。
フォレスト・ガンプはただ運が良いだけでなく、人の悪口を言わず、聞かず、ただ素直に無欲に生きており、それがたまたま良い方に向かっているのだと思いました。特にジェニーへの一途な恋心が大変感動しました。男として何があっても1人の女性を愛し続ける姿がとてもカッコよかったです。
世界中の女性に観て欲しいです。
大人になって観るとフォレストガンプの誠実さに反比例してジェニーが凄く悪い女に見えてしまいます笑
まさに笑って感動できる名作です。
動き続ける
幸せの秘訣は動き続ける事にあるんじゃないか、と感じた作品。
成功しても失敗しても辛く悲しい時もとにかく次!!目的や着地点がまだ想像出来ていなくてもとりあえず何か行動に移す事の大切さが分かりました。
色褪せることなき名作
暫くぶりにフォレストガンプを鑑賞。
恐らく10代の頃以来だろうか?
作品が内包するベトナム戦争前後のアメリカの歴史的意味付けや人種差別への投げかけ、恋愛観、それに子育てに対する視線等々。
以前見た時に比べ、ストーリーから得られる情報がぐんと増えており、解像度が更に増した印象だ。
何度も見てきた作品だが、それでもやはり要所要所で落涙してしまう自分がいた。
ジェニファーとの出会いと別れ、そして息子との毎日。
自分や子供のこれからの人生とも重ねてしまう所もあり、作品の持つ豊かさを肌で感じる事ができた。
見るたびにこうも印象が変わり、自分の人生と共に深みを増していく作品はそうそうないだろう。
時代に染まらず、かと言って離れもせず。
風に舞う羽根のような人生を送ったフォレスト。
激動の時代を迎えようとしているこんな世の中だからこそ、学ぶべきところは非常に多いと思う。
美しい映画
幼少期に好きになった女の子を生涯に渡って愛し続ける物語
対象的に描かれるのが、その女の子の人生
彼女はいつもおかしな振る舞いをするガンプに言う「あなたは本当の愛を知らないのよ」
この言葉が彼女の物語全体を包むように存在する
彼女にとって真実の愛を探し当てたとき、彼女はすでに不治の病に冒されていた
自分が希望したわけではない場所に置かれながら、そこで花を咲かせ続ける純真な主人公の姿を見て涙がこぼれてくる
個人的には最高傑作だと思う
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