フォレスト・ガンプ 一期一会のレビュー・感想・評価
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大好き!
あまりに好きでなおかつ長いので、暫く見てませんでした。今回(3年ぶりかな)途中で止めるかもと思いつつ最後まで見てしまいました。号泣ではなく自然にたら~と涙が出て笑った。トム・ハンクスは表情も言葉も動き方も全てが素敵。フォレストとして自分を語るナレーションが素晴らしい。宝物のような俳優だと思います。オーストラリアでかかったコロナから立ち直り元気になって嬉しい!(2020.05.)
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町山智宏さんの解説をYouTubeで聞いた。ゼメキス監督はバック・トゥ・ザ・フューチャーの監督でもある。赤いハリウッドという言葉もあるくらいだからもう大丈夫というのは変だがそんな風に思ってた。ところがどっこい!映画はやすやすと政治に使われるし、政治的意図を持った映画も作れる。武器にもなりうる映画。スポンサーに対して忖度が必要なこともあるだろうが、上手く対応しながら良心的に映画制作に携わるプロデューサーや監督も居るだろう。お金がすごく動く大国(合衆国や中国)においてだけでなく、政治や歴史やそのときに支配的なものの見方と全く無関係な映画やアートなんてあるわけない。意識的な観客になりたい。(2022.02.08.)
ずっとみたかった
何回でも観たくなる映画
誠実に生きるということ。
淡々と生きる姿に人生の面白さが詰まっている
男と女とアメリカ
人生についての話
快活かつ夢のある映画。
"人生はチョコレートの箱と同じ。食べてみるまで中身は分からない。"
チョコレートと言えば誰しもが甘い味を想像するけれど、この作品の主人公・フォレストの人生には甘いだけでなく、苦い、切ない、言葉に出来ない胸が詰まるような経験も勿論含まれている。
それなのにそんな人生の不可思議性をチョコレートの箱に例えるこの言葉を考えた人はきっと、とてもポジティブな人なのではないだろうか。
そんな人のポジティブで快活なエネルギーがこの作品には一貫して潜んでいる。
前半は主人公が語り手となっての人生の回想シーン、後半は回想からそのまま引き継れた現在の話。
語り手のいる回想話だからか、この作品の展開はかなり、早め。
すぐフットボールのスター選手になったり兵士(英雄)になったりエビ漁船の船長になったりする。
現実味はないかもしれないけど、凄く快活で夢のある作品だと思う。
これは観た後にババガンプへエビを食べに行くのもオススメ。
生きる道を示してくれる、だけじゃない
こんなにも人の心を動かせたのはフォレストだからこそなのか。彼は特別で、他の人とは違っているのか?そうではないだろう。母親が言っていた「お前は皆と同じ。何も違ってない」というのは、我々にも向けられた言葉なのではないか。彼の頭が単純だからではない、誰でもフォレスト・ガンプになる資格はあるのだと。
とは言え、誰もがフォレストになれという映画ではないだろう。上記で母親の言葉を借りたところだが、映画の中ではフォレストは普通ではない。逸脱した考えを持っているからこそ人を動かす。実際の生活でも、我々が常識としている範疇を逸脱して行動する人はいる。
本作にはその人に対してどのように接するべきなのかというメッセージも込められていると考える。母親やダン小隊長、ババ、ジェニーは皆フォレストのことが好きだった。真っ直ぐな思いを持った人は真っ直ぐ好きになればいいのだ。これはきれいごとではない、真理だと思う。
また、フォレストが些細な動機から人々を動かすに至ったということを逆に捉えると、「大衆を動かす大事件でも本質は些細なことだ」というテーゼも見えてくる。作中随所に、暗殺事件や戦争、汚職など歴史的事件が挟み込まれていたが、そのようなものも元を辿れば全て些細なことに行き着くのではないかと思う。
それにしてもこの手の作品はずるい。ツッコミどころがあっても、「余計なことは考えず真っ直ぐ信じれば上手くいくんだよ」となだめられる気分がする。
運命とは
それぞれ生まれ持った時の才能がある
それを最大限活かせるのが最高の人生の歩み方なのではないのだろうかと思う。
フォレストは確かにIQが他人と比べて低かったが、だからこそ邪念なく目の前のことに一生懸命取り組めたのではないだろうか。これは、才能の1つだったのではないか。
もしも、IQが高くて、いろいろ考えていたらエビの漁師になるなんて選択普通は捨ててしまうだろう。
お前はバカかと言われるような
普通ならやらない選択肢を迷わずやれる
フォレストガンプはすごい才能を与えられた人だったのだろう。
フォレストガンプの低いIQは一方で
後先考えず真っ直ぐに、本能的に人生の選択ができるという大きな長所になっていた。
まあまあのIQで学校を普通に出た人は
計画通りの人生、普通の人生
を歩み、逆に実は自分の中の可能性を潰してしまっていたり、制限しまっているのではないか。
フォレストガンプは自分の得意な事がわかり、
その1つに固執せず、
どんどん自分の得意なことを見つけて行って
結果的にすごい人生のストーリーを持っているのではないか。
この映画を観て
人生の選択に慎重になりすぎている自分と
直感と運命に身を任せているあフォレストガンプが対比され
もう少し、考えずに行動したら、
予測不可能な出会い、運命によって、
どこかわからないところに導かれていくのかなと
思う節があった。
ジェニーが死ぬ前に
フォレストに、ベトナムにいくのは怖かったかと聞いた。
フォレストが、死ぬ事がどういうことか、フォレストにもわかるように説明する一貫だったのだろう。
フォレストにとってのベトナムの解説が、単純で純粋で、まるで星の王子様のような感性をしていた。
この物語は
まっすぐ、素直なフォレストが、
周りを巻き込んで、運命を切り開いていく。現代版星の王子様のような物語だ。
愚直なほど素直な主人公。 友との約束を守り、上司を救い、 母を大切...
工夫された演出が上手い
総合90点 ( ストーリー:85点|キャスト:90点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
1人の男の語る波乱万丈の話に惹きつけられる。バス停でバスを待つ人々が聞く話という形を取っているのが捻りが効いていて面白さに一役かっている。最初は知恵遅れの男が勝手に信じている妄想かとも思ったが、劇中の雑誌に掲載されているので本当のことだという設定なんだろう。
それにしても色々と悲しい話が多い。知恵遅れの主人公の主観から描かれているために悲しさと辛さは中和されているが、本人にもジェニーにも戦友にも本来はかなり厳しい出来事が起きている。彼の周囲は悲しみで満ち溢れている。それでも過去を吹っ切って常に前に向けて走り続ける主人公の逞しさが、全ての悲しみを吹き飛ばす。どんなに辛くても愛情を示し常に前向きでへこたれず前進する母親にも好感が持てた。だから彼女の死は悲しかった。どんなに辛くても泣かなかった主人公がジェニーの墓の前で半泣きになるのも気持ちがこもっていた。
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