フォレスト・ガンプ 一期一会のレビュー・感想・評価
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生きる道を示してくれる、だけじゃない
こんなにも人の心を動かせたのはフォレストだからこそなのか。彼は特別で、他の人とは違っているのか?そうではないだろう。母親が言っていた「お前は皆と同じ。何も違ってない」というのは、我々にも向けられた言葉なのではないか。彼の頭が単純だからではない、誰でもフォレスト・ガンプになる資格はあるのだと。
とは言え、誰もがフォレストになれという映画ではないだろう。上記で母親の言葉を借りたところだが、映画の中ではフォレストは普通ではない。逸脱した考えを持っているからこそ人を動かす。実際の生活でも、我々が常識としている範疇を逸脱して行動する人はいる。
本作にはその人に対してどのように接するべきなのかというメッセージも込められていると考える。母親やダン小隊長、ババ、ジェニーは皆フォレストのことが好きだった。真っ直ぐな思いを持った人は真っ直ぐ好きになればいいのだ。これはきれいごとではない、真理だと思う。
また、フォレストが些細な動機から人々を動かすに至ったということを逆に捉えると、「大衆を動かす大事件でも本質は些細なことだ」というテーゼも見えてくる。作中随所に、暗殺事件や戦争、汚職など歴史的事件が挟み込まれていたが、そのようなものも元を辿れば全て些細なことに行き着くのではないかと思う。
それにしてもこの手の作品はずるい。ツッコミどころがあっても、「余計なことは考えず真っ直ぐ信じれば上手くいくんだよ」となだめられる気分がする。
運命とは
それぞれ生まれ持った時の才能がある
それを最大限活かせるのが最高の人生の歩み方なのではないのだろうかと思う。
フォレストは確かにIQが他人と比べて低かったが、だからこそ邪念なく目の前のことに一生懸命取り組めたのではないだろうか。これは、才能の1つだったのではないか。
もしも、IQが高くて、いろいろ考えていたらエビの漁師になるなんて選択普通は捨ててしまうだろう。
お前はバカかと言われるような
普通ならやらない選択肢を迷わずやれる
フォレストガンプはすごい才能を与えられた人だったのだろう。
フォレストガンプの低いIQは一方で
後先考えず真っ直ぐに、本能的に人生の選択ができるという大きな長所になっていた。
まあまあのIQで学校を普通に出た人は
計画通りの人生、普通の人生
を歩み、逆に実は自分の中の可能性を潰してしまっていたり、制限しまっているのではないか。
フォレストガンプは自分の得意な事がわかり、
その1つに固執せず、
どんどん自分の得意なことを見つけて行って
結果的にすごい人生のストーリーを持っているのではないか。
この映画を観て
人生の選択に慎重になりすぎている自分と
直感と運命に身を任せているあフォレストガンプが対比され
もう少し、考えずに行動したら、
予測不可能な出会い、運命によって、
どこかわからないところに導かれていくのかなと
思う節があった。
ジェニーが死ぬ前に
フォレストに、ベトナムにいくのは怖かったかと聞いた。
フォレストが、死ぬ事がどういうことか、フォレストにもわかるように説明する一貫だったのだろう。
フォレストにとってのベトナムの解説が、単純で純粋で、まるで星の王子様のような感性をしていた。
この物語は
まっすぐ、素直なフォレストが、
周りを巻き込んで、運命を切り開いていく。現代版星の王子様のような物語だ。
愚直なほど素直な主人公。 友との約束を守り、上司を救い、 母を大切...
愚直なほど素直な主人公。
友との約束を守り、上司を救い、
母を大切にし、彼女を想い続ける。
頭は良くないけど、変だと思われているけど、
自分に、他人に素直に、大事なものを大切にする
主人公の姿はとてもかっこよかったです。
心温まる、感動の映画でした。
工夫された演出が上手い
総合90点 ( ストーリー:85点|キャスト:90点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
1人の男の語る波乱万丈の話に惹きつけられる。バス停でバスを待つ人々が聞く話という形を取っているのが捻りが効いていて面白さに一役かっている。最初は知恵遅れの男が勝手に信じている妄想かとも思ったが、劇中の雑誌に掲載されているので本当のことだという設定なんだろう。
それにしても色々と悲しい話が多い。知恵遅れの主人公の主観から描かれているために悲しさと辛さは中和されているが、本人にもジェニーにも戦友にも本来はかなり厳しい出来事が起きている。彼の周囲は悲しみで満ち溢れている。それでも過去を吹っ切って常に前に向けて走り続ける主人公の逞しさが、全ての悲しみを吹き飛ばす。どんなに辛くても愛情を示し常に前向きでへこたれず前進する母親にも好感が持てた。だから彼女の死は悲しかった。どんなに辛くても泣かなかった主人公がジェニーの墓の前で半泣きになるのも気持ちがこもっていた。
人生最高傑作の1つです
この映画は、今の現代日本社会に最も必要とされている映画ではないでしょうか
主人公フォレストガンプは、頭が少し弱い人間です。それ故に社会の流れに流されず、自分の人生を生きることができました
しかし彼の愛するジェニーは頭がしっかりしていたが故に社会に流されてしまいます
この映画において2人を比べた時どちらが幸せと言えるでしょうか
そう、フォレストガンプです
社会に流されず自分のやりたい、進みたい人生を歩めというメッセージなのだと思います
と同時に、この映画にはもう一つの人生も描かれています。ダン小隊長です
彼はベトナム戦争の時に部下と共に死にたかったのにも関わらず、主人公に助けられてしまい彼のことを恨みます
初めは自暴自棄になっていた彼ですが、主人公の強い生き方を見るうちに生きる元気をもらいます
最終的に、彼は更生して幸せを掴みとりました
ダン小隊長は、落ちぶれた人間が幸せになるまでの一例なのです
どんなに辛いことがあって死にたくなっても死んではいけない
誰だって幸せになるためのチャンスはあるのだから
そんなメッセージもこの映画には含まれてるのではと思います
自殺者増加や不景気などの暗いニュースが流れるこのご時世にこそ、こういう映画が求められているのではないでしょうか
辛くてもうどうにもできなくなった時、この映画を観れば自分のやりたいようにやればいいんだという勇気をもらえます
ましてや死ぬなんていう愚かなことは決してしなくなるはずです
「やりたいことをやってもどうせ失敗するに決まってる」
いいえ、そうじゃない
“人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身は分からない”のだから
一歩踏み出す勇気をもらえる
映画によって人生に希望をもらえる
そんな映画の真骨頂が感じられる作品であるように思います
前向きになれる映画
子供の頃にTVで見た記憶があるけど、どんな内容だったか
すっかり忘れてしまったので改めて観賞しました。
知的障害がある男性の人生を振り返るヒューマンドラマです。
彼の人生は出来過ぎで実際にこのようになるのは、なかなかあり得ないことの連発ですけど、
人生を見つめ直す機会を与えてくれた映画だと思います。
コメディ要素もあって笑えるし、感動します。
そしてなによりフォレストの純粋さが心に響きます。
ジェニーに対して批判的な方も多いと思うけど
幼少の頃受けた虐待から心が病んでいるんじゃないかな・・と思いました。
最後にフォレストの所へ戻ってきてくれて良かったと思いました。
そこに真実の愛があったのか・・分かりませんが。。
真っ直ぐな男
フォレスト ガンプ。
中学生の頃、クラスの帰国子女の友達がオススメしていた記憶がある。
本を斜め読みしたことがあったが、いまいちきちんとチェック出来ていなかった作品。
1人の男の生き様を、時代背景と共に描いている。
ありきたりのようで、そうでない。
幼少期から、彼は友達や先輩からの助言を素直に聞き入れ実行してきた。
しかし、それは誰にでも出来ることではない。
他人の言うことを信じる勇気が必要だからだ。
今の私には無い純粋さと、人を信じる勇気を教えてくれた映画である。
噂に違わぬ名作だった
知能指数が低いことをマイナス要素として決して描いていない。
フォレストがまるで神様に導かれるようなサクセスストーリーを進んで行けば、逆に最愛のジェニーはどんどんと堕ちていく。
開けてみるまで中身はわからないという言葉の意味を自分なりに、とりあえずやってみなきゃ。という風に解釈しました。
フォレストもとりあえず3年も走ったり、とりあえず言われるがままに軍隊に入ったり、ラグビーをやったり、卓球やったり、挙げ句の果てには親友との約束だからと、とりあえず漁師を始めちゃいました。
こんな波乱万丈な人生なんてお腹いっぱいだ。
自分の人生を見つめ直させてくれる作品。登場人物それぞれに違った人生...
自分の人生を見つめ直させてくれる作品。登場人物それぞれに違った人生、生き方があり、なにが正しいのか間違ってるのかは人それぞれその人の捉え方によるものなんだなと感じた。私はとりあえずフォレストのようにまっすぐ突っ走っていきたいと思う。
女ってやつは…
正直なんでフォレストはジェニーに固執するのかわからなかった。ジェニーは典型的な遊び人で、安心より刺激を求め続け、自分が寂しくなったら都合よくフォレストに身を寄せる。彼女に良心は感じられず、故に愛をフォレストに問うている時、彼女自身はそれを知らないんだろうな、と思った。
フォレストの母が言っているように運命は自分で見つけていくべきだと自分も思った。フォレストのように迷いなく受け入れていけたらなぁ。
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