フォレスト・ガンプ 一期一会

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劇場公開日:

フォレスト・ガンプ 一期一会

解説

頭は少し弱いが、誰にも負けない俊足と清らかな心をもった男フォレスト・ガンプの数奇な人生を、アメリカ現代史と重ねて描き出していくヒューマンドラマ。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。主演にトム・ハンクス。知能指数が人よりも劣っていたが、母親に普通の子どもと同じように育てられたフォレスト・ガンプは、小学校で優しく美しい少女ジェニーと運命的な出会いを果たす。俊足を買われてアメフト選手として入学した大学ではスター選手として活躍。卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争で仲間を救って勲章をもらい、除隊後はエビ漁を始めて大成功を収める。しかし、幼い頃から思い続けているジェニーとは再会と別れを繰り返し……。第67回アカデミー賞で作品賞ほか6部門を受賞。ハンクスは前年の「フィラデルフィア」に続き2年連続で主演男優賞を受賞した。2022年3月、4Kリマスター版でリバイバル公開。

1994年製作/142分/PG12/アメリカ
原題または英題:Forrest Gump
配給:シンカ
劇場公開日:2022年3月18日

その他の公開日:1995年3月11日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第19回 日本アカデミー賞(1996年)

ノミネート

外国作品賞  

第67回 アカデミー賞(1995年)

受賞

作品賞  
監督賞 ロバート・ゼメキス
主演男優賞 トム・ハンクス
脚色賞 エリック・ロス
編集賞 アーサー・シュミット
視覚効果賞  

ノミネート

助演男優賞 ゲイリー・シニーズ
撮影賞 ドン・バージェス
作曲賞 アラン・シルベストリ
美術賞  
音響賞  
音響効果編集賞  
メイクアップ賞  

第52回 ゴールデングローブ賞(1995年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) トム・ハンクス
最優秀監督賞 ロバート・ゼメキス

ノミネート

最優秀助演男優賞 ゲイリー・シニーズ
最優秀助演女優賞 ロビン・ライト
最優秀脚本賞 エリック・ロス
最優秀作曲賞 アラン・シルベストリ
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映画レビュー

4.0どこまでも真っ直ぐであるが故に。

2023年3月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 3件)
すっかん

4.527年前の作品なのに色褪せぬ、これぞ不朽の名作

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波

ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスがタッグを組んだヒューマンドラマ。知能指数が平均よりも劣るが、誰にも負けない俊足と清らかな心をもった男フォレスト・ガンプの数奇な人生を、アメリカ現代史と重ねながら描いている点が秀逸。もう何度観た事だろう……。高校卒業後、初めて劇場で観た作品だと記憶。初恋の人・ジェニーとは再会と別れを繰り返すが、個人的には俊足を買われてアメリカンフットボール選手として入学した大学で、スター選手として活躍するあたりは、妙に記憶に焼き付いている。アカデミー賞では6部門を制したが、これぞ記憶にも記録にも残る代表的な名作と言って良いだろう。

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共感した! 11件)
大塚史貴

5.0これを超える作品にまだ出逢えていない

2024年11月5日
スマートフォンから投稿

この映画の素晴らしさを超える作品に、まだ出会ったことがない。

本当に美しい映画。

彼の語りで始まる物語。
コメディとして軽く端折られた表現は、彼の悲しみや悲壮を、根底に想いながらも強い苦痛を与えない。

卓球の超絶ラリーの部分などは秀逸に面白い。

今にして思えば、その「語りの軽さ」は彼の中に「恨み」が存在しないからなのだ。と、気付く。

いじめから逃げるための足、誰も隣を空けてくれなかったバスで隣を空けてくれた人との縁、恩を怨で返して来た人がもたらした果物!!!

トントン拍子に極端なのはコメディだからこそであるが、
結果全てうまく行ったのか?と言うとそうではない。サクセスストーリーではないのだ。

ラストのフォレスト・ガンプのセリフのように、人生ではいい事と悪い事が同時に起きることもあるということ。偶然なのか必然なのか、結局良いのか悪いのか、判別はつけ難いと言うこと。コメディタッチに楽しく見ながら、結局最後はラストを思い出すたびに涙ぐみ、人生の本質のようなものに想いを馳せている。

彼は何の教訓も語らない。悪いことが良いことに繋がった!と、苦労からの成功の希望や綺麗事を見せるわけでもない。だから、ずっと考えるのだ。
「不運」のように産まれ、「幸運」のようなものに巡り合わせがあり、また「不運」のようなものがあり。
ストーリーの中で、何が良かったのかとか、何が悪かった、こうしていれば、を評価させない。後悔もさせない。
ただずっとフォレスト・ガンプは彼そのもので在ったということ。
誰かのためにこうしないと、とか、誰かのせいでこうなった、と言う思いでヒネ曲がらず、まっすぐに優しく善良で愛情深く在ったということ。
今あるものを大事に、想いに正直でいると言うこと。

その「美しさ」は、他に類を見ず、他に形容することが出来ないのである。

彼は監督が語ったように、「光」である。
人が何かしらの闇や孤独に覆われ、だからこそ、彼の光としての「在り方」は人に何かを与え、救う。
ジェニーにしても、普通にいろいろ考えるならば「ヤバい女」なのであろう。でも彼の中にそういった「評価」は無い。子供の頃に優しくしてくれた、自分をいじめなかった美しく優しい愛する人でしかない。自分を薄汚く落ちぶれた人間だと思っていたであろうジェニーにとって、彼の中の永遠に美しく優しいジェニーである自分に、どれだけ救われたことだろう。薄汚い男を見続けて来た彼女に、どれだけ彼は美しく見えただろう。

人の闇を存在そのままとして照らす(いじめっ子や冷たい人たちも照らされ、その闇を浮かばせる存在として)フォレスト・ガンプ。

彼と親しみ、愛した人は、闇を照らされながらも、己が光を持っていることにも気付かされた人たちであり、それは幸せであったと、ラストの2人の後ろ姿を思い浮かべて今日も涙しながら、そう思う。

1988年のレインマン。1990年のレナードの朝、2006年のアルジャーノンに花束を…名優が演じ、「何が幸せなのか?」を視聴者に問う作品はどれも名作だが、この作品は、特に想いが残り、しみじみといつまでも続く静かな感動を、一生忘れない作品である。

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うめ太郎

5.0人生の"意味"についての知見を得られる作品

2024年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

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frep