評決のときのレビュー・感想・評価
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今こそあらためて鑑賞すべき、ヒューマン映画
人種差別がテーマの法廷ストーリー。
不屈の精神で立ち向かう、弁護士の生き様を演じる主役はマシュー。
リンカーン弁護士から知った為、鑑賞中の既視感が若かりしマシューと気づいた時は、嬉しい驚きでした。
相変わらずの演技もさることながら、惚れてしまうぐらいかっこいいし、所作が艶っぽい!
そして、出演している俳優陣が豪華!
サンドラブロック、サミュエルLジャクソン、ケビンスペイシー...など。
久々にケビンスペイシーが出演している映画を鑑賞したが、相変わらずポーカーフェイスの演技派。
特に本作では、違和感なく笑顔で様々な感情を表現されており、主役を引き立てる絶妙な役柄だった。
ただストーリーは、人種差別をベースに、事件発生と収束の繰り返しが淡々と展開していくので、展開の抑揚を俳優陣で賄っているように感じた。
若かりし俳優達を観る価値は大いにあると思うが、ストーリー展開がどこか物足りなく、2時間30分は少し長いと感じるかも。
原作はジョン・グリシャム
ミシシッピー州で黒人の少女が白人の若者二人にレイプされ、川に捨てられるという事件が起き、少女の父親(サミュエル・L・ジャクソン)が犯人を撃ち殺してしまう。
弁護を引き受けた主人公(マシュー・マコノヒー)はKKK団(キーファー・サザーランド)に脅され、妻(アシュレイ・ジャッド)子を実家に帰す。
助けてくれたのは優秀な大学生(サンドラ・ブロック)や恩師(ドナルド・サザーランド)、検事は野心家(ケヴィン・スペイシー)で押され気味。
法よりも・・・。
脇役のサンドラ・ブロック演じるエレンのキャラクターが良い。弁護士ジ...
作り話のドラマとしてなら良い
ちょっと時代錯誤かな
人種差別をテーマにした真面目なアメリカ映画の良心
考察がプロフェッショナル
良作ですね。
映画用に捻り出した法廷サスペンスとは一線を画す濃密度。原作のおかげか考察がプロフェッショナルでどこか詰め将棋のような、あらゆる可能性を探った上で最善のストーリーを紡いでいる。
罪は一つではない。人種差別か、レイプか、殺人か。弁護人は殺人を見過ごしているし、事実ではない精神疾患で被告を弁護している。もちろん、それらしいエンディングには至るが、その迷いを含む思考こそがこの作品の質。
あとは、層の厚いキャスティングが作品の完成度を押し上げている。
だいぶ、ほめたが一点。主人公の奥さん、いつもちょっと湿ってるのは何?あついのかしらんが、どのシーンも霧吹きしたみたいに無意味にしっとりしていて個人的にちょっとツボった笑
アメリカと言う国の話
ブラックライヴズマターが叫ばれている中、
24年前に作られたこの作品を観て
アメリカが何も変わってないと言うか、
根本的にはこう言う国で、
全く一つになっておらず分断されてるのだなと思いました。
今となってはケビンスペイシーが相手方と言うのも
憎たらしい。
マシューマコノヒーや撃たれた警察官が至極真っ当、
黒人も人間として接するのが当たり前のように
思えるのだけど、異物のように感じるのが怖い。
とにかく黒人に対する白人が基本的に酷く、
KKKなんかは悪魔のようである。
掲げられた「GOD IS WHITE」は白人の本質のように
思った。
父親の報復は気持ちは分かるし、
最終的には人種じゃなく、あなた自身ならどうするか?
と言う問いで、マシューマコノヒーの演説は胸を打つ
素晴らしいものだったけど、
それでもあの裁定はおかしい気がしました。
殺人を犯した黒人が被告人である裁判。 弁護するのも命懸けだ。 15...
夢中にならざるを得ない。
アメリカにおける黒人差別をテーマにした映画はいくつも存在する。そのどれもが衝撃的であるが、その中でもこの映画はストレートに残酷なシーンを訴えかける。
また裁判系の映画は「起」の部分で事件の内容を伝え、そこからは裁判メインになりがちだが、この作品はそんなに生ぬるくない。コンスタントに暴虐なシーンを映し出すため、終わりまで腹が煮え、夢中にならざるを得ない映画だ。
結末は、見て感銘を受けて欲しいのであえて何も言いません。
強いて言えばタイトル、原題の「A TIME TO KILL」のような直接的なタイトルにすべきだった。邦題は曖昧でこの映画には似合わない。
そして俳優超豪華。
マシューマコノヒー(インターステラー等)
サミュエルLジャクソン(ジャンゴ等)
サンドラブロック(ゼログラビティ等)
ケヴィンスペイシー(ユージュアルサスペクツ等)
キーファーサザーランド(24シリーズ等)
クリスクーパー(アメリカンビューティー等)
などまだまだ素晴らしい俳優陣が起用されている。
KKK
浅はかな脚本と監督
ごめんなさいこれは…
深い
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