ビューティフル・ピープル ゆかいな仲間(1974)

劇場公開日:

解説

大自然の中に生きる動物たちのコミカルな側面をとらえたドキュメンタリー・製作・監督・編集・音楽・解説はジャミー・ユイス、製作総指揮はボート・トロスキーが担当。

1974年製作/アメリカ
原題または英題:Beautiful People
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1975年3月15日

ストーリー

ここは8万平方キロに及ぶアフリカのナミブ砂漠。世界で最も古い砂の海では、太古のむかしと少しもかわらず、厳しい環境の中でいろいろな生物が大自然に適応しながら自分たちの世界を守っている。サイドワインダー(毒ヘビ)の好物はヤモリ。すっぽり砂の中に体を沈め、尻尾を出していると草に似た尻尾にアリが集まり、アリを食いにきたヤモリをサイドワインダーが捕まえる。ハイエナは下半身が弱く、あまり速く走れないために、ライオンのえさのおあまりをいただく哀れな動物。自分より足の遅い子供の動物を狙い、腐肉をあさって生きる、性質も陰険な動物だ。“きばしがも”の母どりは実に巧みな演技でヒナをその劣悪なハイエナから守る。ハイエナが狙っていると気づくと、ヒナたちを水を越えて隠れ家へ行かせ、声をあげてハイエナの注意をひき自分におびき寄せるのだ。その間にヒナを渡らせ、渡り終わると自分もさっとハイエナの前から立ち去ってしまう。かぶと虫の一種で、羽根の一部をたたいては相手をさがすのはたたきかぶと虫。しりうちかぶと虫は、襲われると尻から強い酸性の液を発射して外敵にたち向かう。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5動物の生態を見事に捉えたジャーミー・ユイスのドキュメンタリーの佳作

2020年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

動物ドキュメンタリー映画の佳作。砂漠の坂を回転しながら転げ落ちて遊ぶ猿が、マルーラという果実を食べ過ぎて、翌日二日酔いになり人間と同じ姿を晒す可笑しさ。チーターに襲われて離れ離れになるイボイノシシの母子が、紆余曲折あって再会するドラマ小劇場。オスが卵を守る女尊男卑のダチョウの世界。干ばつの砂漠で育児放棄するしかないコウノトリにみる大自然の厳しさ。アフリカ大陸を4年の歳月を費やし、製作から解説まで全てを一人で成し遂げたジャーミー・ユイスの力作。昆虫から肉食動物まで色んな動物の生態を知ることが出来る。クラシック音楽のBGMが映像と同調するドラマ性と砂漠の変化に重点を置いた視点がいい。

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Gustav

5.0アースより面白い

2008年9月12日

泣ける

笑える

知的

世界の環境問題が日々悪化し、「アース」で、世界に危機を、訴えてましたが、 35年前にこの映画で、既に発信されてました。 動物の面白い行動は、とても楽しく見れますが、最後の雛鳥のシーンは、 いろいろ考えさせられます。

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rizu