ヴィデオドローム

劇場公開日:1997年1月

解説・あらすじ

「スキャナーズ」の鬼才デビッド・クローネンバーグが、殺人ビデオによって狂気の世界へと引きずりこまれていく男の姿を衝撃的な映像で描いたSFホラー。地方テレビ局の社長マックスは、拷問や殺人が繰り返される禁断のテレビ番組「ビデオドローム」の存在を知る。恋人と共にビデオドロームにのめりこんでいったマックスは、残虐な映像を見続けるうちに幻覚を見るようになり……。主演は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のジェームズ・ウッズ。カルトムービーとして、今なお熱狂的な支持を集めている。

1983年製作/87分/カナダ
原題または英題:Videodrome
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1997年1月

その他の公開日:1985年6月(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0 洋画版呪いのビデオ的な?

2026年7月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

痛さグロさ満載だけど最終的にはマーシャの言ってた通り1番怖いのは哲学だったのかも。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
オレ

4.5 私を動かしているのは誰なのか?

2026年6月3日
PCから投稿

デヴィッド・クローネンバーグ監督作品。今回4K UHDで再鑑賞しました。もともと映像の美しい作品という印象がありましたが、4Kではその魅力がさらに際立っていました。クローネンバーグというとグロテスクなボディホラーの印象が強い監督ですが、本作は画面そのものは非常に見やすく、明るく、構図も整理されており、映像作品としての完成度の高さを改めて感じました。

本作で有名なのは、テレビ画面が呼吸するように脈打つシーンや、テレビから手が伸びるシーン、ビデオテープが生き物のように動くシーン、人間の身体と拳銃やビデオテープが融合していくシーンでしょう。クローネンバーグ作品に共通する「肉体と物質の境界の崩壊」が、本作では最も分かりやすい形で描かれています。

しかし本作の魅力は、その奇怪な映像表現だけではありません。

一見すると、暴力と性を扱う謎の映像「ビデオドローム」を巡る陰謀劇のように見えます。しかし物語が進むにつれて、現実と幻覚の境界は曖昧になり、主人公マックスも観客も、自分が見ているものが現実なのか幻覚なのか分からなくなっていきます。

そして最終的に浮かび上がってくる問いは、

「私を動かしているのは誰なのか」

という問いです。

主人公は自分の欲望に従って行動しているつもりですが、その欲望自体が外部から植え付けられたものかもしれない。自分の判断だと思っていたものも、誰かの意志やメディアによって方向付けられているだけかもしれない。ビデオドローム側に利用されたかと思えば、今度はオブリビオン教授の娘側の思想に導かれていく。最後の選択さえ、本当に自由意志だったのかは分かりません。

だから本作は「テレビは危険だ」とか「ポルノは有害だ」といった単純な映画ではありません。

むしろ、

「あなたは本当に自分で決めているのですか?」

という問いを観客自身に突きつける映画です。

1983年当時はテレビやビデオ文化への不安が背景にあったのでしょう。しかしSNSや動画配信、AIによる情報生成が当たり前になった現代の方が、むしろこの作品の問いは切実に感じられるかもしれません。

クローネンバーグ作品はいつも足元を崩される感覚があります。現実だと思っていたものが揺らぎ、自分自身の輪郭まで曖昧になっていく。その感覚はどこかドラッグ体験の証言にも似ています。しかし本作が優れているのは、その不安定さを単なる幻覚として描くのではなく、自由意志や主体性という哲学的な問題へ結びつけているところでしょう。

映像表現のインパクトばかりが語られがちな作品ですが、その奥には非常に根源的な問いが隠されています。

「私を動かしているのは誰なのか。」

その問いこそが、『ビデオドローム』という映画の核心だったように思います。

40年以上前の作品でありながら、現代の方がむしろ恐ろしく感じる一本でした。

鑑賞方法: 4K UHD

評価: 90点

コメントする (0件)
共感した! 0件)
neonrg

1.0 カルト映画

2025年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

難しい

驚く

意味分からないし観るのやめようかと思うとショッキング映像が入るの繰り返しで結局最後まで観てしまった感じ

コメントする (0件)
共感した! 0件)
SFアクションホラー

3.5 タイトルなし(ネタバレ)

2025年7月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
なにわ