ビッグ・ガンのレビュー・感想・評価
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アラン・ドロン35歳
☆☆
アラン・ドロン35歳の時の映画
渋すぎる。
フランス映画
見た事ないアルファロメオがかっこよい。
ボンネットの中の
アクセルワイヤーが引かれる。
排気音が鳴り響く
良いシーンでした。
マフィアが女性に対しての暴力は迫力ありました。
Tony Arzenta という名の男、殺し屋
銃のサイズは普通
鬼気迫るドロンの殺し屋像
アラン・ドロンがイタリア出張して撮ったノワール作品で、なかなか面白かったです。足を洗おうとした殺し屋が、誤って爆殺された妻子の復讐をすると言うよくあるお話しですが、ドロン演じる殺し屋がまさにハマり役で彼のキャラでもっている映画でした。妻子が殺されても表情に出さずに、スーツとコートをきちんと着こなして、淡々と復讐をこなしていく姿は、端正なマスクなだけに凄みがあり、ドロンならではの殺し屋像です。一方で、自分を助けてくれたやくざの情婦をかばったり、故郷の両親を気遣うなど人間らしい一面もあるのがいいところです。香港ノワールの雄、ジョン・ウー作品の殺し屋のキャラクター造形に通じるものがありますね。役者では、文字通り看板役者のドロンがダントツで、彼のノワール作品の『サムライ』も観たくなりました。
面白かった
以前にBSで見ていたのを午後のロードショーでまた見た。ずいぶん前に見たのですっかり忘れていて新鮮な気持ちで楽しかった。アラン・ドロンのイケメンぶりが凄まじかった。殺人がえぐくてよかった。親分連中の間で意見が分かれていたのに結局全員殺されてしまった。
女性に対する暴力がひどくてちょっと引いた。見るからにろくでもない女なのだが、かわいそうだった。
哀愁
組織から足を洗おうと決意する殺し屋。
手違いで組織に妻子を殺され、報復のため組織の幹部を一人ずつ追いかけ仕留めて行きます。
原題が指すのは、その大物幹部達のことでしょうか。Alain Delon演じる殺し屋の処遇について方針が分かれます。
英題は、"No Way Out"。
倫理観より常に自分の利益を優先する人もいれば、命懸けで友人を守る人もいる…。信じたら負けなのか。組織の人間模様を時にスタイリッシュに、時に哀愁たっぷりに描いていました。
カーチェイスのロケシーンは時間や場所を選んでいるのでしょうが、ヨーロッパの各地がとても空いて見えました。どんよりと淋しい街並みが、作品に似合っていました。
銃やナイフではあっけなく即死するものの、無抵抗の女性に暴力を振るうシーンが多々ありました。
アランドロンいいね! 哀愁と言うのが似合いすぎる。殺し屋である主人...
アラン・ドロンらしい映画
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 65
音楽: 65
とてもアラン・ドロンらしい典型的な映画である。ハリウッドの派手なすっきりするアクションというよりは、刹那的な映画という意味でフランスというかイタリアらしい映画である。
カー・アクションはとても多い。古い映画だしアメリカと異なり小型の車が多く、ちょっとぶつかっただけで簡単にペチャンコになってしまう。映画の進化というよりも車の安全性の進化に気がつかされる。スタントマンも大変だったろう。
ギャングどもは容赦なく暴力を振るう。相手が女でも目的遂行のためには遠慮しない。銃で撃ってあっさりと命を奪うハリウッド物よりも生々しい。もちろん演技だからかなり手加減しているのは画面からはっきりわかるのだが、演出上そのようなきつい場面が多いのも刹那的。そんな彼の映画が好きな人は楽しめると思います。
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