美女と野獣(1946)

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劇場公開日

解説

詩人・劇作家・映画監督など多彩な活動で知られた芸術家ジャン・コクトーが、マリー・ルプランス・ド・ボーモンによる名作童話を原作に、幻想的な映像美で描いた恋愛ファンタジー。美しく心優しい娘ベルは2人の姉に虐げられながら暮らしていた。ある日、姉妹の父は森の奥へと迷い込み、不思議な古城にたどり着く。父がベルへの土産にしようと庭に咲いていた1輪のバラを摘み取ると野獣が現れ、バラを盗んだ代償として、命と引換えに娘を1人差し出すよう脅す。父を助けるため自ら城へ行くことを望んだベルは、野獣の恐ろしい姿に怯えるが、次第にその純粋さに心惹かれていく。後に「ローマの休日」「ベルリン・天使の詩」などを手がけるアンリ・アルカンが撮影監督を務め、名作曲家ジョルジュ・オーリックが音楽を担当。

1946年製作/96分/フランス
原題:La belle et la bete

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映画レビュー

3.5鏡に映る野獣の苦悩と壊れた鏡が示す野獣の危篤

Kazu Annさん
2021年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

お城、食卓、ベッド、鏡、ドレスと造形が何とも魅力的、話の流れも飽きさせない。そう、鏡の中の顔や動物、割れた鏡、屋根から見える財宝、ベッドの上の寝具等が話の展開に結びつき、印象に残る。

ただ、流石に70年以上前ということで、野獣顔はちゃちい感じで、個人的好みかもしれないが美女があまり綺麗に思えない。

野獣が財宝に目が眩んで射抜かれたジャンマレーの顔になるのは、驚くべき展開だが、すっきりしない展開。射抜かれたジャンマレーが野獣になり、まるで入れ替わった様。外見の美と心の美が合わさってめでたしめでたしということなのか。ただ、見てる方はこの顔はチンピラと印象づけられてるので、複雑な気持ちになってしまう。

とは言え、こんな細部の造形にこだわり、個性的でユニークな映画を作るジャンコクトー監督には、大いなる魅力を感じた。

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Kazu Ann

4.0鑑賞後の映像美・豪華さのイメージが21世紀に入ってからのリメイク作品群と変わらないのが凄い!

2020年8月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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もーさん

4.5幻想的ロマンティシズムの美しさを極めた詩人ジャン・コクトーの映像の魔術

Gustavさん
2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

詩人ジャン・コクトーを初めて知ったのは、17歳の時に偶然鑑賞することが出来た「オルフェ」だった。詩人が映画を撮るとイマジネーション豊かな映像の世界が繰り広げられて、凡人には想像できない表現があるのかと度肝を抜かれ、大変なショックを受けた。それからコクトーの詩集を一冊買って読んでみたら、ほとんど理解できずに読み終わってしまった。これは無理と想い、映画監督のコクトーだけにしようと決めたのだが、作品数は少なくその機会も限られて疎遠になる。
ただ、「オルフェ」とこの「美女と野獣」の二作品だけでも、ジャン・コクトーの偉大さは私にも理解できるのが、負け惜しみ含めて嬉しい。
童話の物語を大人の為の映画にした、この作品の幻想的ロマンティシズムを何と表現しよう。計算尽くされた照明、凝った配置の調度品などの舞台装置の完璧さ、そして撮影技術を駆使した映像美の拘りと、すべてが美しさのために創造されている。こんな映画を作れるのは、過去にも現在にもいない。詩人コクトーが映画を監督してくれたことに、ただただ感謝するしかない。
  1986年 7月18日

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Gustav

3.5Adieu, La Belle. 芸術の総合デパートや!

アキ爺さん
2020年2月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

もともとは1740年に書かれた物語の「美女と野獣」。これまでに何度も映画化されているのですが、今回は1946年のジャン・コクトー版を観てみました。流石「芸術のデパート」と称されたジャン・コクトーだけあって、ベルが初めて野獣の屋敷に来るシーン等見せ方が美しいです。白黒なのに惹き付けられる物があります。スゴいな、コクトー。

ベルを演じたジョゼット・デイ。美女という割にはちょっと歳いってるかなっと思って検索してみると公開当時27歳。うーん、ギリギリでしょうか?もうちょい過ぎたら「美魔女と野獣」になっちゃいそうです。っと思って2017年版でベルを演じたエマ・ワトソンを検索するとこちらも公開当時27歳!未だに自分の中でハーマイオニーだったので意外な年齢にビックリ。そりゃ、自分も歳取るわけだ。

野獣さん、ディズニー版と比べるとモフモフ感が足りないですね。1週間ベルに会えないと死んじゃうって、怖い見た目と違ってウザギメンタルでした。可愛い所あるやん。

屋敷のアームキャンドルとか自動ドアとか、壁の人とか当時は色々と頭を捻りながら作ったんだろうなぁってのが伝わってきます。昔の映画のいかにも「演じてます」風な話し方はちょっと苦手なのですが(なので個人的にはどうしても昔の映画の評価は低くなり勝ちなのですが)、本作は所々いい感じの絵を撮っていたのに感心しました。芸術のデパートは伊達じゃなかったです!

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アキ爺
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