ハンドラ
劇場公開日:1985年6月1日
解説
一族を滅ぼされその復讐に燃える女戦士ハンドラの部族再興までの闘いの物語。製作はジョン・ガッファリとホセ・トルシャド、エグゼキュティヴ・プロデューサーはホセ・トルシャドとエリック・ブルックナー、監督はマット・シンバー。シンバーの原案を基にジョン・ゴフとシンバーが脚色。撮影はジョン・カブレラ、編集はクラウディオ・カトリーが担当。出演はローレン・ランドン、ラミロ・オリヴェロスなど。テクノビジョン。
1984年製作/スペイン・イギリス合作
原題または英題:Hundra
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1985年6月1日
ストーリー
ローマ時代のイギリス。都を離れた北部の荒野に、勇ましい女だけの部族が自由な生活を営んでいた。この女だけの武装軍団を率いているのは、ブロンドの美しい女戦士ハンドラ(ローレン・ランドン)。彼女の弓矢と短刀、剣の腕は見事だった。そんなある日、猟からひとり村に戻ったハンドラは、男部族の襲撃をうけ、一族が全滅しているのを目の当たりにしてショックを受ける。母(ベッチナ・グレニア)や妹サンドロン(クリスティーナ・トレース)、そして仲間すべてを失ったハンドラは、復讐を誓った。ハンドラは男たちに勝ち、復讐は終った。山奥に住む女長老クリスラ(タマラ)を訪ねた彼女は、部族の再興の命を受け、雄牛の町へと旅に出た。その町についた彼女は、町の光景を見て驚いた。暴力の限りをつくす男たちと奴隷のような女たち。ひょんなことから青年医師バトレイ(ラミロ・オリヴェロス)と知り合ったハンドラは、この男こそ子孫をつくるにふさわしい男だと直感した。それは今まで彼女が感じたことのない甘い愛の予感だった。しかし、「女らしい女を望んでいる」とバトレイに言われたハンドラは、女戦士の志を捨て、町の有力者ネパキン(ジョン・ガッファリ)の支配する寺院に行き、若い女トラキマ(マリア・カザル)から女らしくなるための教育を受けた。磨きあげられたハンドラは、最も美しい女となった。しかし、トラキマがネパキンにおどされていることを知ったハンドラは、ネパキンへの反乱の機会をうかがっていた。そんなある夜、ハンドラはそっとバトレイの家に行き、彼に愛を告白した。美しくなったハンドラを抱くバトレイ。10カ月後、ハンドラは、バトレイの家で女の子を出産した。しかし、ネパキンの邪悪な手が迫ってきた。赤ん坊を捕えられ、ハンドラにも危険が迫った。その時、バトレイが投げた正義の剣が空を舞いハンドラの手許にとどいた。ハンドラのパワーが炸裂し、ネパキンらは滅んだ。町は平和になった。が、ハンドラはバトレイらの制止もきかず、娘を抱いて大地を目ざして馬を走らせるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マット・シンバー
- 脚色
- ジョン・ゴフ
- マット・シンバー
- 原案
- マット・シンバー
- 製作総指揮
- ホセ・トゥルーチャド
- エリック・ブルックナー
- 製作
- ジョン・ガファリ
- ホセ・トゥルーチャド
- 撮影
- ジョン・カブレラ
- 音楽
- エンニオ・モリコーネ
- 編集
- クラウディオ・カトリー
- スタント・コーディネーター
- Javier Ingles
- 字幕
- 菊地浩司