ハンター(1980)
劇場公開日:1980年12月13日
解説
過去30年間に5000人以上もの仮釈放中の逃亡者を牢に送り込んだと言われた実在の賞金稼ぎ、ラルフ・ソーソンの危険に満ちた半生を描くアクション映画。製作はモート・エンゲルバーグ、監督は「愛のメダリスト」のバズ・クリーク。クリストファー・キーンの原案を基にテッド・レイトンとピーター・ハイアムズが脚色。撮影はフレッド・コーネカンプ、音楽はミシェル・ルグラン、編集はロバート・L・ウォルフ、製作デサインはロン・ホッブスが各各担当。出演はスティーブ・マックィーン、イーライ・ウォラック、キャスリン・ハロルド、レヴァー・バートン、ベン・ジョンソン、リチャード・ヴェンチャーなど。
1980年製作/アメリカ
原題または英題:The Hunter
配給:パラマウント映画=CIC
劇場公開日:1980年12月13日
ストーリー
時代は現代。ラルフ・ソーソン(スティーヴ・マックィーン)は、賞金稼ぎだ。通称パパと呼ばれる彼は、今、南西部の地方都市で、逃亡者卜ミー・プライス(レヴァー・バートン)を追っている。警察の手におえないプライスのような犯罪者をも、彼は独力で捕えるのだ。ブライスをロス警察に引き渡す前に、彼は、別件のおたずね者も捕えようとしていた。パパは地元の保安官ジョン(ベン・ジョンソン)に協力を求めるが、悪い事にジョンはそのおたずね者の伯父に当り、逆にパパは45口径のコルトで脅され街を出て行くように言い渡される。しかし、執念に燃えるパパは、結局独力でこのおたずね者を捕え、1度に2人もロス警察に引き渡した。パパには、8年前から同棲しているドティー(キャスリン・ハロルド)という恋人がいる。学校の教師を勤める彼女は、目下妊娠中で、当然産むつもりでいたが、パパは職業柄、自分が親になる自信がなかった。翌日、例の2人を捕えた件の賞金の支払いを受けとりに、保釈金保証人のリッチー(イーライ・ウォラック)を訪ねたパパは、計算高いリッチーに、難題をたたきつけられる。その結果、金を受け取る前にもう一仕事するはめになったパパの元にロッコという男から電話が入った。刑期を終え出所した彼は、かつて自分を捕えたパパに、復讐するというのだ。その夜から、パパは追われる身になった。約束の仕事を終えてロスの家に戻った翌日、ドティーが荷物をまとめて家を出て行った。子供の誕生を喜ばないような男とは暮らせないというのだ。彼は引きとめなかった。シカゴでの大仕事を終えた彼は、その夜自宅が荒らされているのに驚く。ロッコの仕業だ。何とロッコはドティーを誘拐し、学校にたてこもったのである。必死の思いでロッコを倒すと、パパは陣痛のはじまったドティーを車に乗せ病院へと向かうのだった。彼の頭の中には、愛するドティーと生まれてくる子供のことしかなかった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- バズ・キューリック
- 脚本
- テッド・レイトン
- ピーター・ハイアムズ
- 原案
- クリストファー・キーン
- 製作
- モート・エンゲルバーグ
- 撮影
- フレッド・コーネカンプ
- 美術
- ロン・ホッブス
- 音楽
- ミシェル・ルグラン
- 編集
- ロバート・L・ウォルフ
- 字幕
- 金田文夫