ハロー・ドーリー!

劇場公開日:

解説

1964年1月以来現在まだ続演中のブロードウェイ・ミュージカル、「ハロー・ドーリー!」の映画化。脚色は「サウンド・オブ・ミュージック」のアーネスト・リーマンが、製作とともに担当。監督はジーン・ケリーで「プレイラブ48章」につぐ演出である。撮影は「マイ・フェア・レディ」のハリー・ストラドリング、作詞作曲は、ジェリー・ハーマン、音楽監督は、ライオネル・ニューマンである。美術デザインはジョン・デ・キュア、美術監督は、ハーマン・A・ブルメンタル、ジャック・マーティン・スミスが担当。編集はウィリアム・レイノルズ、ミュージカルには欠かせないダンス・ナンバーの振り付けは「スター!」のマイケル・キッド。ほかに「バージニア・ウルフなんかこわくない」でアカデミー賞を獲得したアイリーン・シャラフが衣裳を担当。出演は「ファニー・ガール」のバーブラ・ストライサンド、「おかしな二人」のウォルター・マッソー、ほかにマイケル・クロフォード、マリアン・マクアンドリュー、それにルイ・アームストロングなど。

1969年製作/アメリカ
原題または英題:Hello, Dolly!
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1969年12月19日

あらすじ

美しくまだ若いドーリー(バーブラ・ストライサンド)は、道行く人たちにカードを配る。「あなたとあの人の心を結びつけてさしあげます……」飼料工場製造主ホレス(ウォルター・マッソー)は、口やかましい中年男で、金を大切にするだけが生活のような人間。ホレスの姪のアーメンガード(ジョイス・エームス)と画家アンブロース(トミー・テューン)の恋にも大反対。しかし自分は帽子屋の美しいアイリーン(マリアン・マクアンドリュー)と結婚するつもりなのだった。アイリーンとホレスを紹介したのは、ドーリーだが、彼女には2人の仲がいいのが面白くない。一方、ホレスの雇人コーネリアス(マイケル・クロフォード)とバーナビー(ダニー・ロッキン)は、恋人もなく寂しい毎日だった。これを見たドーリーは2人にアイリーンと彼女の店の助手エミー(E・J・ピーカー)が、恋の相手にピッタリと勧めた。がアイリーンの店で、コーネリアスたちは、こともあろうに、ホレスとぶつかり大騒動となってしまった。が、その場は何とかドーリーの機転できりぬけ、皆、後で食事をしようと約して別れた。高級料理店で、食事したものの皆、金がなく、アイリーンたちは逃げ出してしまった。そんな騒ぎの後で、ホレスはドーリーを見直し、結婚を申し込んだ。ドーリーは、青空を渡るような風のように幸福だった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第42回 アカデミー賞(1970年)

受賞

ミュージカル作曲・編曲賞 レニー・ヘイトン ライオネル・ニューマン
美術賞  
音響賞  

ノミネート

作品賞  
撮影賞 ハリー・ストラドリング
編集賞 ウィリアム・レイノルズ
衣装デザイン賞 アイリーン・シャラフ

第27回 ゴールデングローブ賞(1970年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) バーブラ・ストライサンド
最優秀助演女優賞 マリアンヌ・マックアンドリュー
最優秀監督賞 ジーン・ケリー
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映画レビュー

3.5ミュージカル史に残る魅力的な掛け合いに酔う

2025年3月22日
スマートフォンから投稿

19世紀末のニューヨーク
ある未亡人の恋愛物語。

やっぱり9分間に及ぶ
ドーリーと給仕達の歌と踊り
続くサッチモとの掛け合い
ここだけで星20個は付けるが

146分は長い。

バーブラ・ストライサンドの
歌唱と表現力が救い。

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星組

4.0踊りとファッションが最高

2025年1月22日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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ジョニーデブ

3.0ジーン・ケリー

2018年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 バーナムとタッカーも面白いし、バンダゲルダー氏がおもろい。人間の9割はアホだ!と従業員に訓辞を述べる。そしてモロイさんと結婚するんだと意気込んでいるところへドリー登場。

 ドリーの計らいで皆ニューヨークのモロイ帽子店へと向うことになり、帽子店ではホレス・バンダゲルダーと従業員バーナムとタッカーが鉢合わせに・・・しかし、みんな上手く行く・・・突如寂しさを感じるドリーなのだった。

 バーブラの衣装デザインは『マイ・フェア・レディ』のパクリか?と思うほど。ストーリーは単純だけど、歌と踊り、特に公園やダンスホールでの踊りが圧巻。

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kossy

4.0あぁ、楽しかった

2016年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

萌える

観終わって、素朴に観て良かったと思える作品でしたね。無条件で楽しい映画でした。歌って踊って、その小気味の良さといったらないですね。やっぱりジーン・ケリー、ミュージカル映画をよく分かっていらっしゃる。

それにバーブラ・ストライサンド! たしかに整った顔ではないのかもしれないですけど、でも、文句なしに魅力的です! 指先まで、優雅な動きでビビりましたですね。

こうやって、当たり前に面白い映画が普通に存在している時代っていうのが、羨ましく感じましたね。なんていうか、現代では、もうこの雰囲気の映画は不可能なんだろうなって感じちゃってましたね。娯楽としての映画に素直っていうかね。

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チャーリー

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