「美味しい料理で人は笑顔になる」バベットの晩餐会 yu1111さんの映画レビュー(感想・評価)
美味しい料理で人は笑顔になる
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寒々しい漁村で年老いた姉妹が貧しい村人へ毎日奉仕を欠かさない日々。過去では姉妹の父は神父で昔らしい潔癖、質素、勤勉な人で子供をその精神で抑圧してきたようにみえる。質素、無欲、神への祈りが全てという何とも暗い描写が続く。
そんな姉妹のもとへバベットが住込み、召使いとして働く。そんなバベットは元はパリで一流の料理人だった。。バベットが来てから物語は姉妹や村人を巻き込み明るい方向へ。
物語の最終はバベットから村人らを招待して高級フレンチを振る舞う。最初は疑心暗鬼な顔をしていた村人達も美味しい料理に舌鼓、お酒を飲みいい気分になり会話も弾む。バベットも満足気。
姉妹の心も抑圧されてきた精神も和んでいる。
高級とか贅沢とか高カロリーとかいうより美味しいものは美味しい。そんな気持ちにさせてくれる映画でした。
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