パパってなに?のレビュー・感想・評価
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新しい父親をどうしてもパパと呼べないサーニャ。カーチャとトーリャ...
新しい父親をどうしてもパパと呼べないサーニャ。カーチャとトーリャが愛を交歓している愛だは外で遊ぶが、よそ者であるといじめられる。「こんなところ嫌だ!おじさん」と泣きついてしまうのだ。ケンカの仕方も教えてくれるが、刺青を見せて「スターリンは親父だ」などと教えられる。ある日、近所の人たちをサーカスに連れていくが、そのすきに泥棒を・・・ 家族3人での逃避行。戦後混乱期に乗じて泥棒を繰り返し、軍服を盾にしてやりたい邦題だったが、列車に乗り込む際のミスでトーニャは逮捕され7年の刑。母も病気で亡くなり孤児となってしまったサーニャであった。 再会した父は新たな女を作っていた。憎悪に燃えるサーニャ。別れ際にもらった銃を取り出して・・・刑務所に入るときに初めて「パパ」と泣き叫んだサーニャが数年のうちにずいぶん荒んだ心になっていた。 時折出てくる実父の亡霊のような姿。罪の意識と忠誠心が単純な構造の中に見えてくる。
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