バッド・ガールズ

劇場公開日:

解説

4人の美人女優の華麗なる競演で、荒野を馬で駆け、見事なガンさばきで男たちを相手に戦う女たちの雄姿を描いた西部劇。ベテランのスタント・コーディネーター、ウォルター・スコットの指導の下で3週間のキャンプを張った女優陣のスポーティかつセクシーなアクションと、ジョン・ウェイン監督・主演作「アラモ」のものを流用したオープン・セットが見もの。「ジョニー・ハンサム」のケン・フリードマンと「愛にふるえて」のヨランデ・フィンチの脚本を、「告発の行方」「不法侵入」のジョナサン・カプランが監督。製作は「キャノンボール 新しき挑戦者たち」などのコンビ、アルバート・S・ラディとアンドレ・E・モーガン、そしてヨランデの実子チャールズ・フィンチ。エグゼクティヴ・プロデューサーは「めぐり逢えたら」のリンダ・オスト。撮影は「告発の行方」のラルフ・ボード、音楽は「ルディ 涙のウイニング・ラン」のジェリー・ゴールドスミス。編集は「ビートルジュース」のジェーン・カーソン、衣装は「ジャック・ルビー」のスージー・デ・サントと、女性スタッフが多く参加している。主演は「ショート・カッツ」のマデリーン・ストウ、「妹の恋人」のメアリー・スチュアート・マスターソン、「グリーン・カード」のアンディ・マクドウェル、「ガンクレイジー」のドリュー・バリモア。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Bad Girls
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1994年11月12日

ストーリー

1890年代、西部のエコーシティ。サロンを経営するマダムのコーディ(マデリーン・ストウ)は、娼婦に嫌がらせをする軍人を射殺したため、縛り首の刑を宣告される。処刑寸前の彼女を、それぞれ不幸な境遇から娼婦となったアニータ(メアリー・スチュアート・マスターソン)、アイリーン(アンディ・マクドウェル)、リリー(ドリュー・バリモア)が救った。4人は、アニータの亡夫が残したオレゴンの土地の権利書とコーディの貯金を元手に、製材所を始めることにした。テキサスの銀行に向かう途中、ジョシュ(ダーモット・マルロニー)という若者と出会い、殺された大佐の雇った探偵が追っていることを告げられる。銀行でコーディが金を受け取ろうとした時、強盗のキッド(ジェームズ・ルッソ)一味が現われ、彼女の金も奪って逃げた。キッドはコーディの昔の愛人だった。混乱の中、アイリーンが捕らえられる。彼女を助ける協力を求め、金を取り戻そうとキッドの元を訪れたコーディは、彼に暴行され傷だらけで夜道に捨てられる。瀕死の彼女を救ったのはジョシュで、彼は両親を殺したキッドに復讐する機会を狙っていた。いつしか彼女は彼を愛するようになる。一方、アイリーンは脱獄に成功するが、投獄中に農民上がりの保安官助手タッカー(ジェームズ・ル・グロス)に恋し、彼の牧場で暮らし始める。キッドが軍用列車を襲撃する計画を掴んだ女たちは、ジョシュの協力で一味と激しく銃ち合う。新型ガトリング銃を奪いキッドの父親フランク(ロバート・ロッジア)を人質にしたが、リリーを一味にさらわれた。コーディは人質を交換するつもりだったが、フランクの挑発に乗ったジョシュは、彼を殺してしまう。責任を感じたジョシュは単身、一味のアジトへ乗り込みリリーを救出するが、逆に捕らえられる。コーディはガトリング銃とジョシュを交換しようと敵地に赴くが、キッドは彼女の眼前でジョシュを殺す。3人の女も駆けつけ、行き詰まる緊張の中、激しい銃撃戦が展開。コーディはキッドと1対1の決闘に追い込み、見事倒した。アイリーンはタッカーと残ることになり、別れを告げた3人は馬に乗って荒野を目指した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0スタントはかっこいい

2024年11月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

途中から誰かが捕まっては助けに行って、それでまた誰かが捕まっては…の繰り返しとなり、もう少し考えて行動しなされとツッコミたい気持ちにも少々なる。
が、野放図で汚くてクズの男どもをやり込めるのは痛快で、気合の入ったスタントはかっこいいの一言。後手に縛られた状態で馬を全速力で走らせるのだからしびれる。
女性が社会的に地位をほぼ持ってない時代。作中の虐げられ方も吐き気がでそうだが、だからこそ肩を寄せ合って助け合う彼女達を応援したくなるというもの。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
こまめぞう

3.0未亡人には土地の権利書も役に立たない。

2019年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 オレゴン州では男尊女卑なのか、アメリカ全土がそうだったのかわからない19世紀末。夫を亡くすと娼婦に身を落とすしかないという職業差別も感じられる。などとできるだけ社会派メッセージを探そうとしたけど、やっぱり女ガンマン4人組という異色西部劇の一言なんだな~

 ドリュー・バリモア演ずるリリーだけは過去を語らなかったようだけど、綺麗なブロンド娘なので一番目立ってしまいます。脱いでるのも彼女だけ。マデリーン・ストーよりも存在感があった。それでも愛に飢えていたのはアンディ・マクダウェル。4人の中でもずっと無難な位置だった。保安官に捕まっても、きっちり愛をもって接しているし。

 マクダウェルが演ずるコーディがリーダーで、彼女の元愛人の悪玉キッドが4人の夢をぶち壊そうとする。なんやかんやで誰かが逃げ遅れて捕まり、人質交換という展開。この繰り返されるプロットが少々飽きさせる原因だったけど、ドリューの思いっきりの良さと幸せなラストに加点してしまった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kossy

3.5最低ラインはクリア

2017年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

萌える

こういった単純でオーソドックスで面白いものは簡単なようで実は一番難しいかもしれません。これは彼女の指を弄びながらホームシアターで楽しむ分には申し分ないと思います。期待しちゃァいけませんがね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
タンバラライ

3.0女の西部劇

2016年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

娼婦の4人組がピンカートン探偵社から逃げながら、自立の道を探っている。
リーダーはマデリーン・ストウ、お色気担当はドリュー・バリモア、そしてメアリー・スチュアート・マスターソンとアンディ・マクダウェル、髪の色が赤、プラチナ、金、黒と見事に分かれている。
正統派ハリウッド西部劇で作りも立派。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン