バック・トゥ・ザ・フューチャーのレビュー・感想・評価
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ニューシネマの終焉を告げる作品
映画史の流れを変えた作品のひとつ。
簡単に言ってしまえば、いかにもありがちなテーマだが、このスタッフ陣の手にかかれば神がかり的に面白い作品になってしまう。 適材適所で作品にテンポを与えている音楽、最後までワクワク感を失わせない演出は素晴らしかった。
そして、何よりこの作品が84年に作られたと言うこと。
人間の可能性をユーモラスに描いたニューシネマの終焉を告げる代表作の1つだ。
非の打ち所がない不朽の娯楽作!
最高です!
USJにも何回も行ってたのに何で今まで見てこなかったんだろうと自分のアンテナを恨んだくらいです。w
私が生まれる前の作品なのですが「いいモノ」はこんなにも色褪せないものなのかと震撼しました。決して大袈裟な表現でなく。
映画内容の素晴らしさだけに留まらずこの映画を見る前と見た後では大きく価値観が変わりました。
こてこてのSFやファンタジーがちょっと苦手で、だから敬遠してた部分があったのですが、
見ないと本当にわからないということを痛感したので映画をジャンルやイメージで選り好みしなくなり視野が広がりました。
それに積極的に90年代以前のものを観るようにもなって、BTTFのお陰でいい映画との出会いをこれまで以上に楽しむようになりました。
そういった意味でも本当に特別な1本です。
エキサイティングという形容がよく似合うこの作品、最初から最後まで楽しくて、笑えて、興奮して、これでもかというくらいわくわくが詰まっています。
おもしろおかしい伏線の張り方回収のし方にはホントに完敗です。
ハードルが高いはずだったのに開始数分で物語に引き込まれてしまいました。
機械が全部やってくれる誰もいないお家に慣れた足取りでやってくる少年、
そして災難に見舞われた後の絶妙なやり取りの電話にBGMに乗せてスケボーでの登校。
導入からBTTFの魅力の1つであるテンポの良さが光って最高にわくわく。
最初家主と主人公はどんな関係?と疑問に思ってしまったのは私が日本人だからかもしれません。
あれだけ歳が離れててもシンプルに親友というマーティとドクの関係性がとっても素敵です。
(やたらクオリティの高い模型のシーンで2人の関係が上手くいく理由がわかる気がしますw)
55年のドクに最初に会いに行った時もドクは当時からドクで嬉しくなりました。
ドアを開けてからまた開けるまで(ドアの向こうで目を見開いて絆創膏に手を当ててるドクを想像するとたまらなく愛おしいw)の相当推敲したであろうセリフのテンポには唸りました。
そしてこの世界でも段々マーティを友達として見るようになるドクを見て2人の年齢も時代も関係ない友情にまたグッとくるのです。
タイムスリップ物なのにスケールを主人公のごくごく身近なものにしたのがまた本作の面白い設定で、
85年の一家団欒(これがまた面白い)の時の話と違う、綺麗で奔放な母、
ドクに養子じゃないかと言われるほど当時からなよなよした父(あの腰つき最高w)。
マーティが母親にロックオンされてしまったので、85年を元通りにする為にドタバタ頑張る様子が本当に楽しい!
そしてシリーズにかかせない存在のMr.ジャイアニズム、ビフ。
85年と55年のデジャブ「コンコン入ってますかー」からアクセル全開ですw
ジョーイとロレインのキスには本当にホッとして幸せな気持ちになったし、
クライマックスではハラハラドキドキ、成功した時には思わずやったーって言ってしまったほどw、感情移入してしまいました。
30年の時の流れを色んな角度から楽しませてくれるので(リアルタイムで見れた人が羨ましい!)本当に最後の最後まで飽きがこない。
雷やスケボーなど、ないものはないのであるもので工夫したり、
台詞では
「アンタは昔から檻の中が好きなんだな」
「アンタ市長になるよ!」
「日本製は最高さ」「信じられない…」
「重さは関係ない」が大好きw
それからこれは2以降で益々思うのですが1人何役も可能にする役者とメイクの凄さ!
面白い脚本も演出も演技力が伴ってこその作品において全員が絶妙なので感動しました。
キャスティングに紆余曲折があったからこその奇跡の産物であるマイケルJフォックスとクリストファーロイドの共演に出会えたことに感謝です。
マイケルは小柄なのにコミカルなだけでなく本当にかっこよかった。
そして1で完結する予定だったというラストも完っ璧。
「これからいく未来には道なんて必要ない」
ドク調でサラッと言うのがまたいい。
最後に1番わくわくさせられるなんて本当に凄い映画です。
スピルバーグ色
あの巨匠スピルバーグの弟子 ゼメキスもまたスピルバーグに似た作品を作った。
ハッピーエンドになる最後の最後までハプニングを持ってくるあたりがスピルバーグ色で染まってる感じ。
タイムマシーンということで特別すごい発想をしてるわけではないのにゼメキス&スピルバーグが手を挙げたとたん秀逸のタイムマシーン物語になってしまうのは素晴らしい。
それに加えてマイケルJフォックスの曲もよく、満足のいく作品だろう。
永遠のマスターピース
アクション・恋愛・友情を含むジャンルレスなSFコメディ。
初めて金曜ロードショーで見た時、主人公のマーティと同じくらい、ラストどうなるんだろう〜!!、って思ったっけ。
さりげなく伏線張りまくり、そして全部回収する奇跡の映画(一部、続編へ)。
この映画を作った監督に感謝しつつ、何十回見た今なお、もし無人島に持って行くなら、やっぱこの映画しかないな〜。
タイムスリップ物をドタバタコメディで味付けした良作
1985年の高校生マーティーが友人の科学者ドクが造ったタイムマシーン「デロリアン」に乗って30年前にタイムスリップしてしまうというSFコメディ映画です。
1955年の世界で、若き日の父と母に会うのは良かったんですが、あろうことか、母親が主人公に恋してしまい、自分の存在が消えそうになってしまうという。この展開が面白かったですね。
30年前から「未来に戻る」シーンは手に汗握ります。
1985年と1955年の時代のギャップも面白いです。
最初から最後まで、ドタバタコメディに徹したのは正解だったと思います。
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