バック・トゥ・ザ・フューチャーのレビュー・感想・評価
全229件中、221~229件目を表示
この時代にみても大満足の
何度観ても素晴らしい
1983年という制作年を考えると驚くべき映像表現の数々である。この時期は『スター・ウォーズ』が登場しているから革命的な映像ではなくなっているとはいえ、実世界に密接な世界観でのタイムスリップ物という夢のある話を映像化させたのはやっぱり凄い。何よりこういった話は観ている側もわくわくするよね。過去に飛んで未来の自分を見るとか、過去の偉人達を会うとか一度は空想してみるものだ。それを映画で観れるのだからこんな楽しいことはない。先ほど映像は革命的ではないと記述したが、音響は革命的に素晴らしい。特にデロリアンがタイムスリップする時のあの音は見事である。いかにもタイムスリップらしい、というかもはやこの音以外には想像できない。そういった模範的な音になってしまった感さえある。
また、全体の作りもそつが無い。各キャラクターの過去と未来できちんと差異が出ているし、未来が変わるかも知れないという危険性が設定にある事で訴えたいメッセージが希薄になる可能性を減らしている。未来の「スケボー」テクニックで過去を躍動する“カー“アクションも時間旅行らしい独自の見せ場で楽しめる。クライマックスも簡単にはいかない手に汗握る展開で単純に面白い。
ラストではデロリアンの燃料がプルトニウムからゴミに変わっているが、これも非常に良い。未来を扱っている映画として環境を気遣う姿勢が窺えて好感を持てる。ちなみにクライマックスは最初の段階では核爆発を利用する設定が予算の都合で変更されたらしい。予算が足りなくて本当に良かったと思う。核爆発はアメリカっぽいけど印象は良くない。今の設定で特に日本にうけているから制作陣も大満足だろう。マーティの登校シーンは、予定調和で少し変に見えなくもないけど中盤のアクションの伏線になっているし、そもそもオープニングで古きアメリカ映画って感じがして気にならない。最高に面白かった。
何回見ても面白い!
ニューシネマの終焉を告げる作品
非の打ち所がない不朽の娯楽作!
最高です!
USJにも何回も行ってたのに何で今まで見てこなかったんだろうと自分のアンテナを恨んだくらいです。w
私が生まれる前の作品なのですが「いいモノ」はこんなにも色褪せないものなのかと震撼しました。決して大袈裟な表現でなく。
映画内容の素晴らしさだけに留まらずこの映画を見る前と見た後では大きく価値観が変わりました。
こてこてのSFやファンタジーがちょっと苦手で、だから敬遠してた部分があったのですが、
見ないと本当にわからないということを痛感したので映画をジャンルやイメージで選り好みしなくなり視野が広がりました。
それに積極的に90年代以前のものを観るようにもなって、BTTFのお陰でいい映画との出会いをこれまで以上に楽しむようになりました。
そういった意味でも本当に特別な1本です。
エキサイティングという形容がよく似合うこの作品、最初から最後まで楽しくて、笑えて、興奮して、これでもかというくらいわくわくが詰まっています。
おもしろおかしい伏線の張り方回収のし方にはホントに完敗です。
ハードルが高いはずだったのに開始数分で物語に引き込まれてしまいました。
機械が全部やってくれる誰もいないお家に慣れた足取りでやってくる少年、
そして災難に見舞われた後の絶妙なやり取りの電話にBGMに乗せてスケボーでの登校。
導入からBTTFの魅力の1つであるテンポの良さが光って最高にわくわく。
最初家主と主人公はどんな関係?と疑問に思ってしまったのは私が日本人だからかもしれません。
あれだけ歳が離れててもシンプルに親友というマーティとドクの関係性がとっても素敵です。
(やたらクオリティの高い模型のシーンで2人の関係が上手くいく理由がわかる気がしますw)
55年のドクに最初に会いに行った時もドクは当時からドクで嬉しくなりました。
ドアを開けてからまた開けるまで(ドアの向こうで目を見開いて絆創膏に手を当ててるドクを想像するとたまらなく愛おしいw)の相当推敲したであろうセリフのテンポには唸りました。
そしてこの世界でも段々マーティを友達として見るようになるドクを見て2人の年齢も時代も関係ない友情にまたグッとくるのです。
タイムスリップ物なのにスケールを主人公のごくごく身近なものにしたのがまた本作の面白い設定で、
85年の一家団欒(これがまた面白い)の時の話と違う、綺麗で奔放な母、
ドクに養子じゃないかと言われるほど当時からなよなよした父(あの腰つき最高w)。
マーティが母親にロックオンされてしまったので、85年を元通りにする為にドタバタ頑張る様子が本当に楽しい!
そしてシリーズにかかせない存在のMr.ジャイアニズム、ビフ。
85年と55年のデジャブ「コンコン入ってますかー」からアクセル全開ですw
ジョーイとロレインのキスには本当にホッとして幸せな気持ちになったし、
クライマックスではハラハラドキドキ、成功した時には思わずやったーって言ってしまったほどw、感情移入してしまいました。
30年の時の流れを色んな角度から楽しませてくれるので(リアルタイムで見れた人が羨ましい!)本当に最後の最後まで飽きがこない。
雷やスケボーなど、ないものはないのであるもので工夫したり、
台詞では
「アンタは昔から檻の中が好きなんだな」
「アンタ市長になるよ!」
「日本製は最高さ」「信じられない…」
「重さは関係ない」が大好きw
それからこれは2以降で益々思うのですが1人何役も可能にする役者とメイクの凄さ!
面白い脚本も演出も演技力が伴ってこその作品において全員が絶妙なので感動しました。
キャスティングに紆余曲折があったからこその奇跡の産物であるマイケルJフォックスとクリストファーロイドの共演に出会えたことに感謝です。
マイケルは小柄なのにコミカルなだけでなく本当にかっこよかった。
そして1で完結する予定だったというラストも完っ璧。
「これからいく未来には道なんて必要ない」
ドク調でサラッと言うのがまたいい。
最後に1番わくわくさせられるなんて本当に凄い映画です。
スピルバーグ色
永遠のマスターピース
タイムスリップ物をドタバタコメディで味付けした良作
1985年の高校生マーティーが友人の科学者ドクが造ったタイムマシーン「デロリアン」に乗って30年前にタイムスリップしてしまうというSFコメディ映画です。
1955年の世界で、若き日の父と母に会うのは良かったんですが、あろうことか、母親が主人公に恋してしまい、自分の存在が消えそうになってしまうという。この展開が面白かったですね。
30年前から「未来に戻る」シーンは手に汗握ります。
1985年と1955年の時代のギャップも面白いです。
最初から最後まで、ドタバタコメディに徹したのは正解だったと思います。
全229件中、221~229件目を表示