バーチュオシティ

劇場公開日:

解説

電脳空間から現実世界に逃亡した凶悪無比な人工生命体と、それを追う元刑事の戦いを描いたSFアクション。仮想体験、ナノ(超微小)テクノロジー、人工知能といった最先端技術を取り入れつつ、エンターテインメントに徹した作風が見どころ。監督は「バーチャル・ウォーズ」のブレット・レナード。脚本はエリック・バーント、製作はゲイリー・ルチェシ、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ウェインズ・ワールド」のハワード・W・コッチ・ジュニア、撮影は「エメラルド・フォレスト」のゲイル・タッターサル、音楽は「スピーシーズ 種の起源」のクリストファー・ヤング、美術は「スター・トレック」シリーズのニロ・ロディス、編集は「ジェイコブス・ラダー」のB・J・シアーズ、衣裳はフランシス・ジャミソン=タンチェク。視覚効果監修はジョン・タウンリーが務め、特殊視覚効果は監督の率いるSFX工房のL2コミュニケーションズが担当。主演は「クリムゾン・タイド」のデンゼル・ワシントン、「クイック&デッド」のラッセル・クロウ、「ヘブンズ・プリズナー」のケリー・リンチ。2度のトニー賞受賞経験を持つスティーヴン・スピネラ、「ブルー・スチール」のルイーズ・フレッチャー、「野獣教師」のウィリアム・フォーサイスらが助演。

1995年製作/106分/アメリカ
原題または英題:Virtuosity
配給:UIP
劇場公開日:1996年6月8日

ストーリー

ディーン所長(ルイーズ・フレッチャー)を責任者とする警察技術研究所における仮想体験の犯人追跡訓練用に、リンデンメイヤー博士(スティーヴン・スピネラ)が開発した人工生命シド6.7(ラッセル・クロウ)は、殺しは最高の快感とまで言い放つ、既に創造主さえもコトロールできない存在に進化していた。シドは所内の科学者のシリコン・アンドロイドの培養研究を利用し、電脳空間から現実空間に逃亡した。シドと互角に戦える男として、訓練で優秀な成績を残した囚人のパーカー(デンゼル・ワシントン)に白羽の矢が立った。彼は元警官で、妻と娘を殺した無差別爆弾テロリストのグライムズを殺した罪で服役中だった。体に発振器を埋め込まれた彼は、釈放を条件にシドの追跡を開始。美貌の女性犯罪心理分析官のカーター(ケリー・リンチ)が、彼に同行。2人はシドの正体に迫ろうとし、パーカーは彼の人格を形成する殺人者のリストの中にグライムズの名も発見する。一方、シドの凶行はエスカレートし、次々と犠牲者の数は増加。シドがディスコに人質を取って立てこもったとの報せに、パーカーは現場に急行するが、カーチェイスの果てに取り逃がした。パーカーはシドの中に確かに息づくグライムズの存在を感じていた。カーターによると、シドは着実に進化しているという。シドは次にアルティメット会場に現れ、パーカーは追跡したのちに人質の女性を誤射。またも警察に逮捕されるが、それはシドの策略だった。パーカーは護送中に逃亡し、単独でシドを追跡することを決意。だが、カーターは彼に、埋め込まれた発振器には毒入りカプセルが付いていることを知らせる。警察当局による衛星からの探知電波で、いつでもパーカーの死刑は執行されるのだ。ついにシドはTV局を乗っ取り、『死のTV』と題した画面には、なんとカーターの娘が人質となっている姿が映し出された。カーターはコクラン署長(ウィリアム・フォーサイス)に事情を打ち明け、署長は間一髪のところでカプセルを無効にした。パーカーはTV局に乗り込み、シドと最後の対決に挑む。だが、カーターの娘の居所が分からない。死闘の果てに、パーカーはシドのプログラムを抜き取って電脳空間に戻す。まだ現実空間にいると思ったシドは、二度と復元できないよう破壊され、カーターの娘も無事に救出された。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.090sムービー❗️

2022年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

バーチャルの解釈や描きたいけど技術が追いついてない感じが、いかにもこの時代らしい映像表現👏
この頃からすでに安定したデンゼル・ワシントンのカッコよさは言わずもがなだが、ラッセル・クロウのマックスベッドルームばりの怪演は、逆にこの時だけなんじゃないかという貴重な作品である👍

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ヒックス伍長

2.5同年代の作品と比べても安っぽいがアイデアはいい

2021年11月19日
PCから投稿

1995年の作品。4年後(1999)のマトリックスと比べるのは酷だが、同年代のアポロ13、ガタカ(1997)、などと比べると、B級っぽさが目立つ。
格調高いSFとは趣が異なる内容だとは思うが、それにしても「あえて」ディスコ調の音楽やスーツ姿など取り入れるなど、「ダサく」見せている感じも否めない。
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ(認知度が一気に上がったL.A.コンフィデンシャルはこの2年後だが)という2大スターの共演ながら、彼らの持ち味や凄みが消されてしまっており勿体ない。

ラッセル・クロウ演じるヒールも、アメコミの「ジョーカー」の二番煎じのよう。
歴史上の様々な悪人をシュミレーションさせて出来上がった人格、ナノマシンによる外殻形成など、アイデアはとても独創的だと思うのに、生かし切れておらず、ただのド派手なアクション映画に成り下がってしまった。
この作品こそリメイクしてほしい。

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REX

1.0今見てしまうと…

2021年8月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

2.5アンドロイド乗っ取り

2021年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

世紀の悪人のデータを集積した人工知能が、アンドロイド(ラッセル・クロウ)を乗っ取り、悪の限りを尽くし始める。
一方、妻子を殺した男に復讐し、服役中の元警官(デンゼル・ワシントン)に、このアンドロイドを始末してくれと依頼が来る。
今は二大スターの共演、だが当時は・・・。

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いやよセブン

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