反逆者(1957)
劇場公開日:1957年5月28日
解説
「地獄岬の復讐」の高岩肇のオリジナル・シナリオを「私は前科者である」の古川卓巳が監督、「「廓」より 無法一代」の横山実が撮影した、ヤクザ世界をめぐるアクション・ドラマ。主演は「肉体の反抗」の水島道太郎、「危険な関係(1957)」の長門裕之、「青春の抗議」の浅丘ルリ子。ほかに坪内美詠子、山根寿子、二本柳寛、二谷英明など。
1957年製作/92分/日本
配給:日活
劇場公開日:1957年5月28日
ストーリー
江戸川の親分の密命を受けたマシンの竜こと源三は、今しも乗込んだ河北組の賭場で、ここ半年ほど届かぬ売上金の督促を激しい調子でまくし立てていた。その姿をチンピラの健一が憧れの眼差しで見まもっていた。健一の父はヤクザで、十五年前、子供と母を捨てて家出、今は行方不明。その母はドライブ・クラブの主、内藤と再婚していた。が健一にも人並にキャバレーの切符売り、千恵子という純情な恋人がいた。彼女は健一にヤクザから足を洗うよういつも頼んでいた。ところで江戸川が源三を河北組に乗込ませたのは、最近、この地区で新築の劇場の縄張り争いをする河北組と山甚の間の紛争のドサクサに源三をバラそうという陰謀からだった。が、源三がここへ来たのには別の理由があった。ドライブ・クラブで十五年ぶりに会った、かつての妻つる代から息子健一のことを聞き、それが河北組のチンピラ健一であると知って、それとなく息子を真面目な生活に引戻そうとしたのである。しかし健一は、源三の情けにも「俺には親父なんてないんだ」と反撥した。そのうち山甚は河北組のスキに新築劇場を手中に収めた。開館の日、健一たち河北組は劇場の山甚に殴り込みをかけた。報せを聞いた源三も機関銃を抱え劇場に駈けつけた。そのとき、江戸川の回し者の射った一弾は源三の背中に命中した。源三は倒れながらも射ち返し彼らを倒した。が、彼は駈け寄った健一に「これがヤクザの最後だ、お前は惨めな一生を送るんではない」と息を引取った。
スタッフ・キャスト
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源三水島道太郎
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小島健一長門裕之
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母つる代坪内美詠子
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祖母さと田中筆子
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三原千恵子浅丘ルリ子
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吉沢茂雄小沢昭一
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坂口三郎市村博
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西田信江山根寿子
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内藤新吉松下達夫
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中野宇平野口一雄
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佐々木刑事浜村純
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塚本記者二谷英明
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江戸川芦田伸介
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河北達行二本柳寛
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達行の配下山下宍戸錠
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達行の配下金森木島一郎
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達行の配下須藤宮原徳平
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山県甚吉小林重四郎
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乾分政次南博之
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照美中原早苗
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渡辺西村晃
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黒眼鏡の男A天本英也
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黒眼鏡の男B長弘
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大友汐見洋
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水沼河野弘
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露木マリ多摩桂子
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トリスバーのバーテンダー山田禅二
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堀内近藤宏
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大村早苗葵真木子
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修理工沢井健二
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ムーンライトの女給A竹内洋子
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ムーンライトの女給B松原京子
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ムーンライトの女給C左京路子
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高校生A須藤孝
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高校生B穂高渓介
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高校生C関弘美
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高校生D加藤博司
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運転手柴田新
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病院の見舞客若原初江